生活+フランス語*1の話ー。
「俺は持てるけど、みんなは~?」的なマッチョなタイトルではありません。
片手でサクッと食べられる軽食「カナッペ(canapé)」と、
それの由来らしいフランス語「canapé(カナッペ)/ソファ、長いす」の話を。
※執筆の都合上、「canapé」の発音は簡略化しています。詳細は追記で。
前置き。
筆者が調べ物をしていると
「カナッペ」周りが面白かったので、その話を。
※
まず「カナッペ(フランス語:canapé)」とは軽食(けいしょく)の一種ですね。
パンやクラッカーなどに、チーズとか色々な物を乗せて食べる感じです。
カナッペは軽く、片手(かたて)でも簡単に持てて食べやすいからか、
よく洋風の立食パーティや、バイキング・ビュッフェ等に並べられているイメージもありますね。
そんな「カナッペ」、今まであまり気にしてこなかったのですが、
調べてみると名前の意味がなかなか面白いようです。
というのも、「ソファ」とか「長いす(長椅子)」の意味を持つらしいからですね。
まず筆者の手元の国語辞典では、「カナッペ」の欄に「canapé=長いす」と書かれていまして。
次にWikipediaも確認してみると、
「カナッペ(canapé)」の名称は、フランス語で「背もたれのある長いす、ソファー」を意味する、と書いてありました。
また手元の外国語辞典で確認してみても、「ソファ」のフランス語訳が「canapé」となっておりました。
なのでフランス語の「canapé」という言葉も、普通に「ソファ」の意味で使うようですね。
そう考えると上で書いた、
「(食べ物の)『カナッペ(canapé)』を片手で持てる」というのは、
ちょっと「『ソファ(canapé)』を片手で持てる!」という風にも見えてきますね。
…なんかすごい超人っぽいですね。
※
ちなみに「カナッペ(canapé)」が「ソファ」の意味だとすると、
食べ物のカナッペの上の食材は、「ソファに座っている」っぽくて可愛いですね。
そして食材が多少たっぷりでも、カナッペは十分片手で食べられそうです。
なので。今度どこかで「カナッペ(canapé)」を食べることがあれば。
持ち上げて口に運ぶ時に、
「ぎっしり食材の座った『ソファ(canapé)』を!今、片手で持ち上げたァァー!」
…なんて脳内アナウンスをしてみても、ちょっと面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにフランス語「canapé」の発音ですが、
ネットで聞いた感じでは「カナッペ」というより「カナペ」や「カナペイ」というようにも聞こえました。
ただ日本ではカタカナの「カナッペ」が有名なので、本文の表記もそれに合わせてみました。
追記2
ちなみにWikipediaによれば、「カナッペ」の下の部分は、
「一口大に切った食パンや 薄く切ったフランスパン、クラッカーなど」と書いてありました。
なので「カナッペ」といっても、材料はまるで違う…ということもありそうですね。
その意味では「料理」というよりは、「食事形式」という感じもあるかもです。
◆用語集
・カナッペ(canapé)【食べ物】:
関連用語:「菓子(かし)」*2、「カリカリ(かりかり)」*3
関連記事:『菓子を表す外国語セブン』
・canapé【フランス語・一般】:
・クラッカー【食べ物】:
関連用語:「クラッカー」*4【パーティ道具等】
*1:「フランス語」や「フランス」については 10/22 生活:「青いチョコレート」の話! ~フランスの町「アンジェ」のチョコレート紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「菓子(かし)」や記事『菓子を表す外国語セブン』については 2/26 生+諸外:「お菓子(おかし)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「カリカリ(かりかり)」については 1/25 生+英他:(ローストポークの)「カリカリ」を英語で言えますか? ~「crisp(クリスプ)」や「crunch(クランチ)」、「crackling(クラックリング)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「パーティなどで使う、音が出る「クラッカー」については 1/24 社+理他:「爆竹(ばくちく)」は「妖怪(ようかい)」への「対策(たいさく)」ですか? ~「爆竹」と、妖怪「山魈(さんしょう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。