理科+英語+社会+美術の話ー。
「金粉なんて価値がねえんだよ!」という話ではありません。
粉(こな)*1状の金「金粉(きんぷん)/gold dust(ゴールド・ダスト)」と、
「ちり」や「ゴミ」のイメージも強い英語「dust(ダスト)」の話を。
前置き。
まず「金粉(きんぷん)」とは、粉(こな)状の金のことですね。
かたまりや「延べ棒(のべぼう)」ではなく、細かく分かれた状態を指します。
(または「金に見える物」も含むようですが)
「金粉」は金色の絵や美術品などに使われていることもあれば、
ケーキなどのお菓子に、少しだけかけてあったりすることもあります。
なので、見かけることは意外と多いかもですね。
趣味にもよるかもですが、金色に輝いて綺麗な感じもします。
そんな金粉ですが、和英辞典で調べてみると
「gold dust(ゴールド・ダスト)」という英語が載っていました。
英語の「dust(ダスト)」は「ちり(塵)」や「ほこり(埃)」、「ゴミ」という意味もあるので、
「金粉」の綺麗なイメージとは、ちょっと離れている感じもしますね。
なので今後は英和辞典を調べてみると、
「dust(ダスト)」には「ちり」や「ほこり」の他に、
「粉末(ふんまつ)」や「粉(こな)」等の意味があるようです。
なので「金(dolg)の粉(dust)」→「金粉(gold dust)」って感じですかね。
…ですが「dust(ダスト)」という語は
日本でも「ダストシュート」、ごみ箱の「ダストボックス」など、
「ゴミ」関係の意味で使われることも多い印象です。
なのでその流れで「金粉(gold dust)」を見ると、
「『金粉』は『金(gold)のゴミ(dust)』ですか!?」…って風にも見えますね。
…ゴミなのにゴージャスな感じですね。
※
まあ今の世界で「金」は貴重ですし、
金粉も「ゴミ」として扱われることは少ないかと思いますが。
しかし一方で、金だろうと金粉だろうと、
他の物とごっちゃにしてしまうと、あまり価値のない「ごみ」になる可能性もあるかもです。
例えば携帯電話やスマホも、時に中の金は回収されないまま捨てられたりもするようですし。
(なので「都市鉱山」という言葉があったりする訳ですが)
そのため「金粉」や他の金を含む物を、うっかり「ゴミ(dust)」として捨ててしまう…なんてことはあるかもしれません。
なので「金粉(gold dust)」やその他貴重な物を、
ごちゃごちゃの「金のゴミ(gold dust)」(ゴミ扱いの金)にしてしまわぬよう。
「ゴミ(dust)」捨ての時は、分別(ぶんべつ)やリサイクルに気をつけるのがいいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにネットで「金粉」を調べると、
「gold powder(ゴールド・パウダー)」などの訳もありました。
なので「gold dust」訳は今の主流ではないかもしれないので、ご注意を。
*1:「粉(こな)」については 5/7 生+国:「きなこ」を漢字で書けますか? ~「黄粉」、「黄な粉」、「黄なる粉」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。