のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

2/16 理+国:「姉妹(しまい)」が増えると「鳥(とり)」になる? ~鳥の「ジュウシマツ(十姉妹)」と「十姉妹(じゅうしまい)」の話~

 理科+国語の話ー。
 ダークなファンタジーとかではなく、ジョークの話です。
 

 たくさん飼ってもケンカしないらしい、鳥*1「ジュウシマツ(十姉妹)」と、
 その昔の呼び名っぽい、「十姉妹(じゅうしまい)」などの話を。
 英訳の一つ、「society finchソサエティ・フィンチ)」にも着目しつつ。


 前置き。
 先週金曜日は「兄弟(きょうだい)」*2について調べたので、
 明日の金曜日は「姉妹(しまい)」*3を調べようか…などと思っていると。
 ふと「十姉妹(じゅうしまつ)」という語を思い出したので、その話を。


 まず「ジュウシマツ(十姉妹)」とは、鳥(とり)の一種ですね。
 Wikipediaによればスズメ目カエデチョウ科らしいので、
 ざっくりいうとスズメの仲間と言えそうです。


 で、「ジュウシマツ(十姉妹)」は「十(じゅう)/10」という数字が名前に入ってますが。
 Wikipediaによればジュウシマツは「多頭飼い(たとうがい)」…、つまり一度にたくさん飼っても喧嘩(けんか)せず、仲良くしているかららしいです。
 なので「仲の良い十人の姉妹」に見えたって感じですかね(兄弟でもいいかもですが)。


 さて、このジュウシマツの「十姉妹」という漢字表記、
 そのままだと「十姉妹(じゅうしまい)」…十人の姉妹に見えるので、
 いわゆる人間とかの「三姉妹(さんしまい)/三人の姉妹」とかに似てますが。
 でも、発音(はつおん)は「~シマツ(ジュウシマツ)」と「~シマイ(じゅうしまい)」で、わずかに違います。


 なので筆者は最初、「発音で(鳥と人の)違いが表現されているのかな?」と思っていたのですが。
 でも、調べてみると意外とそうでもないようです。
 というのも、「ジュウシマツ」も昔は「じゅうしまい」と呼ばれていたっぽいからですね。


 まず国語辞典には、「ジュウシマツ(十姉妹)」は、
 正音「ジフシマイ」の誤読(ごどく)に基づく、と書いてありまして。
 また漢和辞典によれば「十姉妹」の読みで、
 「ジフシマイ」、また「十姉妹(じゅうしまい)」という物が載っていました」。


 そのため「ジュウシマツ(十姉妹)」は、
 昔は「十姉妹(じふしまい)」や、「十姉妹(じゅうしまい)」と呼ばれていた可能性が高そうですね。
 …後者だと、人間の「十姉妹(じゅうしまい)/十人姉妹」と区別できないですね。


 なので、例えば人間の姉妹の数が増えて、
 名前が、三姉妹、四姉妹、五姉妹…とかになっていった時。
 その過程で十人になり、「十姉妹(じゅうしまい)」になると、
 ちょっと「『姉妹』が増えて『鳥(十姉妹)』になった…!?」みたいな感じで面白いですね。


 まあ、上のことは単なるジョークですが。
 ともあれジュウシマツの由来でもある、
 たくさん集まってもケンカしない(らしい)…というのは羨ましい気もしますね。


 ちなみに和英辞典によれば「ジュウシマツ」は「society finchソサエティ・フィンチ)」と載っていました。、
 英和辞典によれば「society(ソサエティ)」は「社会(しゃかい)」、
 finch(フィンチ)」は鳥のフィンチ…、アトリ科の小鳥を表すようです。
 意訳すれば、ジュウシマツは「社会的なフィンチ(society finch)」となるでしょうか。


 近頃は人間の世界でゴタゴタやもめ事も多いので、
 「ジュウシマツ(十姉妹)」「仲の良い十姉妹」に見えるにしろ、
 あるいは「社会(society)」を作れるほど、賢く穏やかに見えるにしろ。
 人間もちょっとその性質を見習う…なんてのも、いいかもですね。



 まあそんな感じで~。



◆用語集
・ジュウシマツ(十姉妹):
 関連記事:『鳥を表す外国語セブン』*4



benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com