のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/1 音+スペ他:「フラメンコ」は「フラミンゴ」の「ダンス」ですか? ~「フラメンコ(flamenco)」と「フラミンゴ(flamingo)」の話~

 音楽+スペイン語*1+社会+英語の話ー。
 「人間のフラメンコは、しょせんフラミンゴのマネ…!」的な話ではないです。


 スペインのダンス*2・芸能の「フラメンコ(flamenco)」と、
 その由来という説もある鳥*3「フラミンゴ(flamingo)」*4の話を。


 前置き。
 昨日「スペインでは『フラメンコ』が有名」といった事を書きましたが。
 そこからふと「名前の由来は知らないな…」と思い、
 スペインの踊り、フラメンコを調べてみました。



 
 まず「フラメンコ(flamenco)」は、スペインのダンス・芸能(げいのう)の一種ですね。
 Wikipediaによれば、スペイン南部の「アンダルシア地方」等に伝わる物のようです。
 女性が裾(すそ)の長いドレスで踊る姿や、
 ギターの演奏、堅めの靴(くつ)でカッカッと踏みならす音などが特徴的です。


 で、Wikipediaを見てみると、
 フラメンコの由来はスペイン語「flamenco/フランドルの~」という形容詞らしい、という説が載っていました。
 その場合、場所としてのフランドル地方*5や「フランドル人」といった用語が関係していそうです。


 上記の説も「なるほど~」という感じで説得力があるのですが、 
 でも実は、他にも面白い説があったりもします。
 と言うのも、鳥(とり)の「フラミンゴ(英語:flamingo)」が由来では、という説もあるからですね。
 (歌い手や踊り手の姿がフラミンゴに見えるからでは、とのこと。)
 

 確かにフラメンコにおける、女性のドレスは真っ赤で装飾が多く、
 真っ赤で羽が美しい鳥の「フラミンゴ」っぽくもありますね。
 そもそも上記スペイン語「flamenco」も、「フラミンゴ」を表す意味があるようですし*6
 

 まあ諸説あり、という感じらしいので断定は出来ないのですが、
 結構「『フラメンコ(flamenco)』は『フラミンゴ(flamingo)』のダンス!」と言えるのかもしれません。
 …名前が似ているだけに、なんかギャグっぽくもありますね。


 ちなみにWikipediaには、
 フラメンコの由来はスペイン語「flama(フラマ)/炎」、という説も載っていました。
 そのため「『フラメンコ』は『炎(flama)』のダンス!」と言えるかもですね。
 なんかファンタジーやゲームっぽくもあり、カッコいい感じです。


 まあ、日本では直接「フラメンコ」を目にする機会は少なそうですが。
 でももうすぐサッカーW杯でスペインと戦うようなので、
 せっかくなら、相手の国の文化に触れてみるのもいいかもですね。


 なので動物が好きな方は「フラミンゴ(flamingo)」を、
 ゲームなどが好きな方は「炎(flama)」をイメージしつつ、
 スペインの「フラメンコ(flamenco)」動画を見てみてるのもいいかも?




 まあそんな感じで~。




追記 
 過去記事でも書いたのですが、
 そもそも鳥の「フラミンゴ」の由来は、ラテン語「flamma(フランマ)/炎(ほのお)」らしいです。
 なので間接的な物も含めれば、「炎」が「フラメンコ」の由来に関わっている確率は高そうですね。




◆用語集
・フラメンコ(スペイン語:Flamenco、flamenco)【芸能・ダンス】:
 関連用語:「カスタネット*7、「民族音楽(みんぞくおんがく)」*8、「歌(うた)」、「blaze(ブレイズ)/炎」*9、「タンゴ」*10、「タップ」*11、「タップダンス」、「サルサ*12
 関連記事:『音楽関係の英語セブン』


・flama(フラマ、フラーマ)【スペイン語
 「炎(ほのお)」などを表すスペイン語
 関連記事:『炎を表す外国語セブン』*13


・アンダルシア地方:


・フランドル/フランドル地方
 Wikipediaによれば中世に毛織物業、金属細工業や商業(しょうぎょう)を中心に経済(けいざい)が発達し、ヨーロッパの先進的地域となって繁栄(はんえい)した地域(ちいき)、とのこと。
 日本では英語由来の「フランダース」と呼ばれることが多く、アニメにもなった作品『フランダースの犬』はこの地方を舞台とした話らしい。
 この地では「フランドル絵画」といった物も発展したようだ。
 またこの地方の出身者には、地理の「メルカトル図法」でも知られる「ゲラルドゥス・メルカトル」氏もいるらしい。


・フランドル絵画:
 Wikipediaによれば、これに連なる画家には「ヤン・ファン・エイク」、「ハンス・メムリンク」、「ヒエロニムス・ボス」、「ピーテル・ブリューゲル」、「ピーテル・パウルルーベンス」などの人物がいるようだ。
 筆者も美術には詳しくないが、作品を見ると知っていたりする人物だったりした。


・「ピーテル・ブリューゲル」(1525-1530頃~1569):
 Wikipediaによれば、16世紀のブラバント公国(現在のオランダ)の画家。
 筆者個人的には「バベルの塔*14の絵画の印象が強い。
 ちなみに息子達は描いた絵から「地獄のブリューゲル」とか「花のブリューゲル」などと呼ばれたりしたらしい。ファンタジーやゲームの二つ名っぽくて面白い。


・『フランダースの犬』:
 Wikipediaによれば、イギリスの作家「ウィーダ」氏が19世紀に書いた児童文学。
 日本ではアニメ化された物の印象が強いと思われる。



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*1:スペイン語」や「スペイン」については 6/30 英+スぺ:英語とスペイン語ちょいメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「ダンス」や「踊り(おどり)」については 8/25 歴史:ザ・ダンサーズ ~アメノウズメ、出雲阿国(いずものおくに)、そして巫女~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「鳥(とり)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「フラミンゴ」や、ラテン語の「flamma(フランマ)」については 3/20 英+生:フランス料理と武器の関係!? ~「フランベ」と「フランベルジュ」の関係~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:今で言うフランスとかオランダ・ベルギーの辺りらしいです。

*6:ネットで「フラミンゴ スペイン語」を検索したら「flamenco」が出てきました。

*7:フラメンコで使ったりもする楽器「カスタネット」については 4/22 音+家:「カスタネット」と「カスタード」の話! ~あいだに「栗(くり)」を添えて~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:民族音楽(みんぞくおんがく)」や「歌(うた)」、記事『音楽関係の英語セブン』については 6/22 英+音:「音楽(おんがく)」関係の英単語7つ! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:炎という意味もある英語「blaze(ブレイズ)」については 3/18 生+英:「ブレザー」は「燃える」服ですか? ~「blazer(ブレザー)」と「blaze(ブレイズ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:スペインのイベリア半島がルーツともされる舞踏曲「タンゴ」については 12/16 音+国:「タンゴ」と「端午(たんご)」と「単語(たんご)」の話! ~色んな「たんご」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「タップ」や「タップダンス」については 8/10 英+体:「スマホ」も「ダンス」も「タップ(tap)」しますか? ~「タップ」と「タップダンス」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:サルサ」については 5/4 音+スペ他:「音楽(おんがく)」で「ダンス」で「ソース」なものは? ~スペインの「サルサ(salsa)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:記事『炎を表す外国語セブン』については 12/2 理+諸外他:「炎(ほのお)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:旧約聖書に出てくる建造物「バベルの塔」については 12/29 歴史:歴史関係で気になった言葉メモ(※かなり自分用) - のっぽさんの勉強メモ を参照。