音楽+英語+こころ+社会の話―。
「楽しくて覚えやすい」という意味のある英語、「catchy(キャッチー)」と。
その他の意味、「(問題などが)間違(まちが)いやすい」などの話を。
前置き。
まず「キャッチー」というと、みんなに人気(にんき)…的なイメージの語ですね。
例えば音楽関連で、「キャッチーな曲」や「キャッチーなフレーズ」的な表現を聞いた覚えがあります。
あと「インパクトがある」、「頭に残る」みたいなイメージもありますね。
ちなみに「もしや和製英語(わせいえいご)?」とも思って調べてみたのですが。
でも英和辞典にも「catchy(キャッチー)」は載っており、
「(曲などが)楽しくて覚(おぼ)えやすい」という意味がありました。
なので「楽しくて覚えやすい」→上記の「みんなに人気&頭に残る」イメージみたいな感じですかね。
で、そんな楽しげな「キャッチー」なのですが。
しかし元の英語だと、意外と楽しげでない意味もあるようです。
というのも、「間違(まちが)いやすい」という意味もあるらしいからですね。
英和辞典によれば、「catchy(キャッチー)」には、
「(問題などが)間違いやすい」とか「ぺてんの」という意味がありまして。
「ぺてん/ペテン」とは、「騙す(だます)こと」や「詐欺(さぎ)」等を指すので、なかなかの意味ですね…。
何故これらの意味があるのかは、不明ですが。
ただ関連語らしき「catch(キャッチ)」には、「(問題などの)落とし穴(おとしあな)」や、「わな(罠)」という意味があるようです。
なので仮説ですが、同じ「catchy(キャッチー)」でも、
A:「(曲を聞いた)人の心をぐっとつかむ(catch)ような(y)」→「catchy/楽しくて覚えやすい」
B:「相手をわなにかける(catch)ような(y)」→「catchy/間違いやすい、ぺてんの」
…みたいな違いがあるのかもですね。
(※あくまで筆者の仮説なので注意です)
まあ「キャッチーな曲」といっても、
「ぺてん」…人をだますような曲はなかなかなさそうですが。
でも「間違いやすい曲」くらいなら、あるかもですね。
その意味では、「catchy」の色んな意味を先に知った人が、
「キャッチーな曲」という単語を聞いたら。
「『キャッチー』な『曲』は、『間違いやすい(catchy)』の…?」
なんて思ったりするかもですね。
※
まあ「catchy(キャッチー)/(曲などが)楽しくて覚えやすい」意味を考えると、
むしろ「キャッチーな曲は間違いにくい」ということさえあるかもですが。
…ただ「最近、色々な所で聞く有名な曲」というのは、
「自分でも歌えるだろ…」と思ってたら、意外と歌えないこともあったりしますね。
歌詞(かし)とかメロディーがうろ覚えだったり。
まあ、色々間違えても大丈夫かと思いますが。
ただ色々完璧(かんぺき)にやりたい人には、
それが「わな(catch)」のように思えるかもなので。
「キャッチー(catchy)」な曲にも、注意しておくと良いかも?
まあそんな感じで~。