のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

4/20 国+こころ他:「ケンカ」は「やかましい」ものですか?  ~「喧嘩(けんか)」と「喧しい(やかましい)」等の話~

 国語+こころ+社会+音楽(音量)の話―。
 「ケンカになると、BGMが大音量で流れ始めるんだ!」的な話ではありません。


 人とモメて悪口を言い合ったり、手が出たりする「ケンカ(喧嘩)」と、
 「うるさい」等の意味を持つ、「喧しい(やかましい)」「喧(けん)」の話を。


 前置き。

 まず「ケンカ(けんか)」とは、誰かが誰かと争(あらそ)ったりすることですね。
 例えば、①「悪口(わるぐち)を言い合う」こともあれば、
 ②「暴力(ぼうりょく)…相手を叩く(たたく)・殴る(なぐる)」等のことが、されることもあります。


 で、ケンカのやり方、状態にも色々種類があると思いますが、
 漢字にすると、どれも「やかましい」「うるさい」物に見えるかもしれません。
 何故なら「喧嘩(けんか)」には、「やかましい(喧しい)」という字が入っているからですね。


 まず国語辞典によれば「やかましい(喧しい)」とは、
 好ましくない音(おと)・声(こえ)がしてうるさい…、みたいな感じのようです。


 そして漢和辞典によれば、「喧(けん)」の字自体が、
 「やかましい(喧しい)」とか「うるさい」といった意味を持っているようですね。
 (そして「嘩(か)」は、騒(さわ)がしい物音を表す、とのことでした)


 ちなみに漢和辞典では「喧嘩(けんか)」について、
 ①「やかましくさわぐ」とか「言い争い(いいあらそい)」と載っている一方、
 特に②「暴力、相手を叩く」などの行為については載っていませんでした。


 なのでもしかすると、元々の「喧嘩」の意味は②「暴力」はあまり関係無く、
 ①「うるさい言い争い」の方がメインだったのかもですね。
 (※ただ、あくまで筆者の仮説なのでご注意を)


 まあ由来はともかく(「喧嘩」の)文字的には、
 「『ケンカ(喧嘩)』は『やかましい(喧しい)』もの!」と言えるかもですが。


 …しかし一方でケンカには、「殴り合い」とか「にらみ合い」等もありますね。
 それらは割と静かにできるかもしれないので、
 その意味では「『ケンカ(喧嘩)』なのに『やかましく(喧しく)ない』!」ということがあるかもです。ちょっと矛盾っぽいですね。


 ちなみに、ケンカで「手が出てしまう」(暴力を振るってしまう)と、
 その後の相手との仲直り(なかなおり)が、とても難しくなってしまいそうです。
 (もちろん、悪口ならいくらでも言っていい訳ではないのですが)


 そもそも「喧しい(やかましい)」ことや「ケンカ」自体が望ましくない、
 と思われる方は多いかもですが。


 でも、もしそれでも「ケンカ」してしまうことがあれば。
 手が出る「ケンカ(②暴力)」はできるだけ避けて、
 まだ本来の意味っぽい、「喧嘩(①言い争い)」に留めておけたらいいかも?
 そして悪口や攻撃より、自分の意見を伝えることに集中できたら、なお良いかもですね。




 まあそんな感じで~。




◆用語集
・ケンカ(けんか、喧嘩):
 関連用語:「修羅場(しゅらば)」*1、「視線(しせん)」*2、「怒り(いかり)」*3
 関連ゲーム:『喧嘩番長(けんかばんちょう)』
 関連記事:『怒りを表す外国語セブン』


・喧(けん)【漢字】


・やかましい(喧しい):
 関連用語:「ミュート」*4、「弱音器(じゃくおんき)」


・嘩(か)【漢字】



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