ゲーム+国語+体育の話―。
相手を殺さずに倒す技、というイメージの「峰打ち(みねうち)」と、
それが思ったより威力(いりょく)があって危険(きけん)かも…という話です。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「峰打ち(みねうち)」とは、刀(かたな)の技的な物の一つですね。
刀(日本刀など)の刃(は)がついていない(裏の)方を「峰(みね)」ともいいますが、
そちらの「峰」で斬る…というか「打つ(うつ)」ので、「峰打ち」という感じです。
ちなみに時代劇やマンガで「峰打ち」は、
「相手を殺さずに勝つ技」として描かれることも多い印象ですね。
なので例えば、相手を刀で斬った!…と見せた後に、
「峰打ちだから安心(あんしん)しろ」(刃がない峰で打ったので、斬ってないし死んでないよ)的なセリフもよくあるイメージです。
…ただ、この「峰打ち」、思っていたより安全(あんぜん)でもないようです。
というのも、かなりの威力(いりょく)があったりするからようですね。
Wikipediaによれば「峰打ち」は
普通に骨折(こっせつ)とかがありえて、当たり所によっては死んだりもするようです。
また解説には「棒状の鋼(はがね)で打撃(だげき)」という言葉もありました。
…言われてみるとその通りですね。かなり威力がありそうです。
確かによくよく考えてみると、
他の「棒状の鋼」…例えば「金属バット」や「ゴルフクラブ」とかで打たれたら、
「刃がついてないから安心!」という感じはしないですね。
(これらは推理小説その他でも、普通に殺人に使われたりしていますし)
そう考えると時代劇やマンガはともかく、
現実では「『峰打ち』だから『安心』…でもない!」と考えた方がいいかもですね。
※
さて、人によるかもしれませんが、
テレビやゲームの技は、しばしば実際に真似(まね)したくなることもあります。
作品内で明らかに「危険!」とされている技は真似しなくても、
「安全」で「安心」とされている技ならいいだろ…と、
「峰打ちを人に試してしまう」ことは、かなりありえるかもですね。
ゲーム内における「峰打ち」は
相手のHPを1だけ残すとか、それこそ「敵を倒さない安心の技」だったりしますが。
現実では「そんなに『峰打ち』は安心じゃないらしいぜ!」ということを、
ちょっと注意しておいた方がいいかもですね。
まあそんな感じで~。