のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

3/15 社+英他:「武士(ぶし)」は「スカート」を履きますか? ~「袴(はかま)」と「skirt(スカート)」の話~

 社会+英語+国語+生活の話ー。
 スカート*1を履いていたといえるかは、英訳と、個人の趣味にもよります。


 日本の服(ふく)*2の一種である「袴(はかま)」と、
 その英訳に関係する「skirt(スカート)」の話です。


 前置き。
 和英辞典で調べものをしていたら、
 「袴(はかま)」の英訳が面白かったので、その話を。

 まず「袴(はかま)」というと、日本の昔の服っぽいイメージですね。
 今でいうと、ダボっとしたズボンっぽいかもしれません。
 色んな服がこう呼ばれている感じもしますが、
 江戸時代(えどじだい)*3などの「武士(ぶし)」*4や「侍」(さむらい)がよく履いている感じもして、何となくカッコイイですね。
 「羽織袴(はおりはかま)」という言葉もありますし。


 そんな「袴」ですが、手元の和英辞典では、
 英語では「hakama(ハカマ)」という呼び方とともに、「( Japanese ) skirt for formal wear(ジャパニーズ・スカート・フォー・フォーマル・ウェア)」という呼び方がありました。
 ざっくり訳すと、「ちゃんとした格好(formal wear)のためのスカート」って感じですね。
 つまりこの理解だと「昔の武士は袴を履いていた!」という言葉が、
 「昔の武士はスカート(袴)を履いていた!」と変換できてしまい、「!?」ってなるかもしれません。


 ちなみに今回改めて「skirt(スカート)」という言葉を調べてみると、
 服の「スカート」の他に、「服の裾(すそ)」とか、「郊外(こうがい)」、「縁(へり)」、「縁(ふち)」という意味もありました。端(はじ)の方にある物を結構表すようですね。
 なので「袴の裾(すそ)の長さは特徴的である」と考えると、
 そちらの方でも「袴」は「スカート/裾が特徴的な服」と言えるかもしれません。


 またそもそも、Wikipediaなどによれば、女性用の服もよく「袴」と呼ばれたりするようです。
 例えば「巫女(みこ)」*5さんの下の服も「袴」と呼ばれたりするようですね。
 なので、別に「袴=男性用」というわけでもないようです。
 (※女性用の服で「裳(も)」というものもあり、「袴」と対照されることもありますが、その上で女性用の服も「袴」と呼ばれたりもしているようです)


 まあスコットランドの「キルト」*6など、男性でスカートを履く文化もありますし。
 「袴」が「スカート」でもいい気もしますが。


 でも「武士」やその服は「男性らしさ」を表し、
 逆に「スカート」は「女性らしさ」を表すとされることもあります。
 そんな中で、武士の服でもある「袴」と、「スカート」がつながるのは、ちょっと面白いですね。


 もちろん「イメージが違う!」とか「誤訳だ!」と思ってもよいのですが、
 これをきっかけに性別とか身分とかについて、
 「『らしさ』って何だろう?」と考えてみるのも、面白いかもしれません。



 まあそんな感じで~。



追記
 ちなみに辞書には、「skirt」の元々の意味は「短いもの」とも書いてありました。
 「袴」は長いものも多いので、その意味ではこの「skirt」っぽくないかもですね。
 …まあそもそも「ロングスカート」とかもあるんですが。長いやら短いやら
 そういう意味では「ミニスカート」はすごいですね。短いものをさらに「ミニ(mini)/小さい」サイズに…と考えると、とたんに限界に挑戦している感じがしてしまいます。


◆用語集
・袴(はかま):
 Wikipediaによれば、日本で下半身(かはんしん)に着用(ちゃくよう)する伝統的な衣類(いるい)の一つ、とのこと。
 なので、男女どちら用というわけでもない。
 今回は筆者は「武士の袴」というイメージから入ったため、このような記事構成になった。
 Wikipediaによれば、腰に巻いていた「裳(も、まとう意)」から発達して、穿(は)くようになった「はくも」というのが語源らしい。
 なのでこの説によれば「裳→袴」という順番のようだ。
 ちなみに一口に「袴」と言っても、色々な種類があるようだ。例えば「もんぺ」も袴の一種らしい。
 また「緋袴(ひばかま)」や「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」などもある。
 また大正時代(たいしょうじだい)*7の女学生などもよく袴を履いていたようだ。
 ちなみに「藤袴(ふじばかま)」という植物もある。
 関連用語:「ちょんまげ」*8、「刀(かたな)」*9、「振袖(ふりそで)」*10、「浴衣(ゆかた)」*11、「法被(はっぴ)」*12、「襲の色目(かさねのいろめ)」*13、「スラックス」、「成人式(せいじんしき)」*14、「縮緬(ちりめん)」*15


・緋袴(ひばかま/ひのはかま):
 Wikipediaによれば、腰(こし)から下に着用する和服(わふく)の一種。
 今日でも、巫女が身に着けている赤い袴として見られる。


・紋付羽織袴(もんつきはおりはかま):
 Wikipediaによれば、(日本での)男性の第一礼装または正装とされる和服。
 紋付(もんつき)の長着に袴をはき、紋付の羽織(はおり)を着けるらしい。


・紋付(もんつき):
 Wikipediaによれば、家紋(かもん)*16の入った着物のこと。
 紋服(もんぷく)ともいうらしい。
 関連用語:「たすき(襷)」*17


benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「スカート」については 5/18 生活:色んな女性用ファッション用語のメモ(『ヒルナンデス!』を参考に) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「服(ふく)」については 4/19 家+社:色んな「服(ふく)」と「重さ」の話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「江戸時代(えどじだい)」については 12/7 英語:「I am」でたらめ翻訳(ほんやく)のお遊び - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「武士(ぶし)」については 12/27 社会/騎士(きし)と馬(うま)の話(ざっくり) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「巫女(みこ)」については 12/10 英語:medium/巫女さんとステーキ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「キルト」や「スラックス」については 2/13 社+家:「男装(だんそう)」していた(っぽい)歴史上の女性の話! ~英勝院、デオン、川島芳子~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「大正時代(たいしょうじだい)」については 5/7 歴史:こんな飲みニケーションもあるよ! ~ただし酒とは限らない~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「ちょんまげ」については 2/1 国+歴:「ちょんまげ」は「ちょんまげ(丁髷)」じゃない!? ~「丁髷(ちょんまげ)」と「銀杏髷(ぎんなんまげ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「刀(かたな)」については 12/19 社会:お姫様(おひめさま)と一狩り行こうぜ! ~姫(ひめ)のイメージと実際~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「振袖(ふりそで)」については 9/26 国語:「振替(ふりかえ)」休日の「振り(ふり)」って何? ~割り当て、振動(しんどう)、あと色んな「ふり」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「浴衣(ゆかた)」については 3/12 国+生他:「浴衣(ゆかた)」はお風呂で着るものです!? ~「浴衣」と「湯帷子(ゆかたびら)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「法被(はっぴ)」については 7/30 歴史:夏と「法被(はっぴ)」と「イギリス王」!? ~約100年前の「コスプレ」画像!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「襲の色目(かさねのいろめ)」については 3/4 国+歴他:平安コーディネートは命がけ!? ~「襲の色目」(かさねのいろめ)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「成人式(せいじんしき)」については 1/15 こころの話:大人(おとな)ってなんだろね? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:素材の一種「縮緬(ちりめん)」については 3/7 国+英:「ちりめん(縮緬)」は「クレープ」ですか? ~織物(おりもの)と「crepe」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「家紋(かもん)」については 11/13 英語:冷蔵庫の中の「コンパートメント」! ~区画(くかく)、仕切りの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「たすき(襷)」については 1/3 体+英:「駅伝(えきでん)」に関わる英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。