理科+英語+国語の話―。
トンボ(蜻蛉)*1の幼虫(ようちゅう)「ヤゴ(水蠆)」と、
その英訳の一つ「a larva of a dragonfly(ア・ラルヴァ・オブ・ア・ドラゴンフライ)」の話を。
なんか強そうな響きの「larva(ラルヴァ)/幼虫」などの話を添えて。
前置き。
今日は8月5日…8(や)・5(ご)の日ということで、
虫の「ヤゴ」を連想したので、調べてみました。
※
まず「ヤゴ(やご、水蠆)」とは、トンボの幼虫(ようちゅう)ですね。
Wikipediaによれば「ヤゴ」は通称(つうしょう)・俗称(ぞくしょう)であり、
語源は成虫であるトンボを表す「ヤンマの子」を略して「ヤゴ」ということらしいいです。
(ちなみに「ヤンマ(蜻)」はトンボの一種「オニヤンマ」などで聞く語ですね)
で、「ヤゴ」はトンボの「幼虫」なので、
ざっくり「子どもと大人」みたいに考えると、
まあ「ヤゴ」より「トンボ」の方が強いのかな?とも思えるのですが。
しかし英語では、「ヤゴ」の方が強そうに思えるかもしれません。
というのも和英辞典によれば、
「ヤゴ」は「a larva of a dragonfly(ア・ラルヴァ・オブ・ア・ドラゴンフライ)」ともいうらしいからですね。
(複数形の場合は「larvae(ラーヴィー) of~」)
ちなみに英和辞典によれば、
「larva(ラルヴァ)」は「幼虫(ようちゅう)」や「幼生(ようせい)」、
「dragonfly(ドラゴンフライ)」は「トンボ」などを表す英語のようです。
なので「a larva of a dragonfly」も、結局「トンボ(a dragonfly)の(of)幼虫(a larva)」ということなのですが。
…しかし「larva(ラルヴァ)/幼虫」という響きがとても強そうなので、
英名からだと「『ヤゴ(a larva~)』は『トンボ(dragonfly)』より強そう!」とも思いそうですね。
トンボが「dragonfly(ドラゴンフライ)」でもう強そうなのに、さらに…という感じです。
※
まあ英語の名前と実際の「強さ」は別かと思いますが。
でももし、あなたが強そうな英語・カタカナ語が好きで、
どこかで「ヤゴ(a larva of a dragonfly)」を見ることがあれば。
「おっ、『ア・ラルヴァ・オブ・ア・ドラゴンフライ』(ヤゴ)じゃん…」なんて思ってみても、
ちょっと楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「larva(ラルヴァ)」は、日本のゲーム等でもカタカナ語で見る印象です。
例えば「ラルヴァ」の他にも「ラーヴァ」、「ラーバ」などの表記があったりしますね。
◆用語集
・ヤゴ(やご、水蠆)【虫】:
トンボの幼虫。
関連記事:『池を表す外国語セブン』*2
・幼虫(ようちゅう):
関連用語:「アリジゴク」*3、「カゲロウ(蜉蝣)」*4、「ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)」
・larva(ラルヴァ)【英語】:
似てる語:「larva(ラルヴァ)/幽霊」*5【ラテン語】
・成虫(せいちゅう):
*1:虫の一種「トンボ(蜻蛉)」については 12/27 国+英他:「トンボ(蜻蛉)」は「お正月」の「ドラゴン」ですか? ~「羽根つき」と「ドラゴンフライ」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:記事『池を表す外国語セブン』については 10/4 理+諸外:「池(いけ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:ウスバカゲロウの幼虫「アリジゴク」については 11/21 理+社:「アリジゴク」と「アリクイ」と「イヌイット」!? ~「食べるもの」と「名前」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「カゲロウ(蜉蝣)」や「ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)」については 7/12 英語:「本(ほん)」に関わる英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:幽霊などを表すラテン語「larva(ラルヴァ)」については 10/30 諸外+ゲーム:「幽霊(ゆうれい)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。