11/23 理＋英他：「滑車（かっしゃ）」の「パワー」は求（もと）められますか？　～「仕事率（しごとりつ）／power（パワー）」の話～

　理科＋英語＋生活＋ゲームの話―。
　「今の世には、滑車のパワーが必要なんだ…」的な話ではありません。

　学校だと、理科の滑車（かっしゃ）*1の問題などでよく目にする、　
　ある物が時間当たりにする仕事の量、「仕事率（しごとりつ）」と、
　それに対応する英語「power（パワー）」*2の話を。

　遅くなってしまったので簡単に。

　前置き。

　今日は「勤労感謝の日（きんろうかんしゃ）」*3の日ということで。
　「仕事（しごと）」関係を調べていると、
　「仕事率（しごとりつ）」という語が面白かったので、その話を。

※

　まず「仕事率（しごとりつ）」とは、ある物が時間当たりにする仕事（しごと）の大きさですね。
　ざっくり言うと「（ある時間内での）仕事の効率（こうりつ）*4」って感じです。
　まあ人間の仕事というより、「機械や動物などの性能（せいのう）」を表す時に使う印象で、
　主に学校の理科（りか）や物理（ぶつり）、電気（でんき）関係で聞く印象ですね。

　ちなみに「仕事率」というと難しそうですが、
　その単位には「ワット（Ｗ）」等もあるので、割とお馴染みの感もあるかもです。
　（日常で使う照明や機械系でも、「ワット（Ｗ）」という単位は見ますしね）
　また他にも「馬力（ばりき）」*5などが乗り物・機械系で使われるので、好きな方はそちらで知っておられるかもです。

　さて、「仕事率」は日本語だと「仕事＋率」という感じなので、
　英語でもいくつかの単語の組み合わせで表されそうですが。

　しかし調べてみると、思ったよりシンプル（簡単）でした。
　というのも「仕事率」は、英語で「power（パワー）」というらしいからですね。
　…わずか１単語で済んでますね。

　「power（パワー）」という英語は「力（ちから）」としての意味も有名ですが、
　英和辞典やWikipediaによれば、他にも「仕事率」という意味も持っているようです。

　…でも「仕事率」というと真面目な（勉強系の）語っぽいのに、
　「パワー（power）」というと、バトル系のマンガやゲームっぽい感じもしますね。

　なので例えば理科のテストで、滑車（かっしゃ）の仕事率を求める時。
　「この『滑車』の『仕事率（パワー）』を求めなさい」という問いは、
　「この『滑車』の『パワー（仕事率）』を求めなさい」と言い換えられるかもですが。
　なんか一気に「この滑車の『強さ（パワー）』を計算するの…？」とか、
　「滑車に求めれば…俺に『パワー』をくれるのか？」って感じもしてきますね。

※

　さて、冒頭で「仕事率」はあまり人間には使わない印象…と書きましたが。
　しかし理科でも色んな物に「仕事率」はあるので、
　もしかしたら「人間にもそれぞれの『仕事率』がある」と言えるかもですね。

　それは言い換えると「人間にもそれぞれの『パワー』がある」となるので、
　なんかちょっと「それぞれの良さがある…」みたいな感じで、
　ポジティブに見える気もします。

　まあそれらは言葉の言い換えや、印象だけの話かもですが。
　でも仕事や勉強で、「周りに比べて上手くいかない…」と思った時は。

　もちろん「私には『力（パワー）』が無い」と思ってもいいのですが、
　あるいは「私には私なりの『パワー（仕事率）』がある！」とか、
　「『無い』んじゃなくて『足りない』だけだ。自分の『パワー（仕事率）』を高めていこう」
　…なんて思ってみると、ちょっとだけ楽しくなれるかもですね。

　まあそんな感じで～。

◆用語集
・仕事率（しごとりつ）：
　関連用語：「エネルギー」*6、「位置エネルギー」、「重さ（おもさ）」、「効果（こうか）」、「コスト」、「コストパフォーマンス」*7、「燃費（ねんぴ）」*8、「ＤＰＳ（ディーピーエス）／Damage Per Second」*9、「人力（じんりき）」*10、「仕事算（しごとざん）」*11、「ろくろ（轆轤）」*12、「負荷（ふか）」*13、「負担（ふたん）」