理科+英語+体育の話ー。
車輪(しゃりん)とロープ等を組み合わせた装置「滑車(かっしゃ)」と、
それに対応する英語の一つ「tackle(タックル)」、
そしてスポーツ等での体当たり「タックル(tackle)」の話を。
今日は8月6日…広島に原爆が落とされた日ではありますが、
体調がイマイチなので、簡単に別の話題を。
前置き。
まず「滑車(かっしゃ)」とは、仕組み・装置の一つですね。
回転する車輪(しゃりん)に、ロープなどをかませ、滑(すべ)らせる感じの装置です。
種類にもよりますが、これを使うとより少ない力で重い物を持ち上げられたりします。
(その分、引っ張る距離は伸びたりしますが)
「滑車」は身近な所では「エレベーター」に使われていますし、
また理科・物理の教科書でもよく見る印象ですね。
昔は井戸(いど)に使われていたようですが、そちらは今の町中ではあまり見ませんね。
で、そんな「滑車」に対応する英語は、和英辞典では「pulley(プーリー)」となっていましたが、
Wikipediaによれば他にも複数の英語があるらしく。
中には「tackle(タックル)」という語があるようです。
確かに手元の英和辞典を見てみても、
「tackle(タックル)」には「滑車装置」という意味が載ってましたが。
…「タックル」というと、スポーツや格闘技の「体当たり」みたいなイメージもあるので、ちょっと意外ですね。
(調べた感じでは、タックルはアメフト・ラグビーが語源のようでした)
何故「滑車」と「体当たり」が「タックル」と呼ばれるのかは不明ですが、
「tackle」には動詞で「組み付く」、「つかまえる」という意味があるようです。
なので「ロープ」などに組み付いて仕事をするのが「滑車(タックル)」、
「人」などにしっかり組み付くのが「タックル(体当たりなど)」って感じかもしれません。
(※あくまで筆者の仮説なので注意です)
ともあれ、もし「滑車」を「tackle(タックル)」と呼べるのならば。
理科などで「今度のテストに『滑車(タックル)』(の問題)が出てくる」というのを、
「今度のテストに『タックル(滑車)』が出てくる!」と言えるかもですね。
…何か「体育のテストかな?」って感じもしますね。
※
まあ上記のように、滑車には「pulley(プーリー)」という英語があるので、
英語圏の国の理科テストでも、「tackle(滑車)」はあまり出てこないかもですが。
でもスポーツなどの「タックル(体当たり)」は、勢いがあって格好良かったりもするので、
「今度の理科のテスト、『滑車』の問題も完璧にしたい!」という時は、
「『滑車(tackle)』を『タックル(tackle)』でぶっ倒してやるぜ!」なんて思ってみると、
ちょっと面白くて、勇ましい気持ちになれるかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに釣り道具一式を「タックル」と呼んだりもするようです。
◆用語集
・タックル【体当たりなど】:
関連用語:「ファウル(foul)」*1
・tackle(タックル)【英語】:
・滑車(かっしゃ):
関連用語:「仕事率(しごとりつ)」*2
*1:「ファウル(foul)」については 8/17 体+英他:「ファウル」は「邪悪(じゃあく)な」ものですか? ~「ファウル」と「foul(ファウル)/邪悪な」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「仕事率(しごとりつ)」については 11/23 理+英他:「滑車(かっしゃ)」の「パワー」は求(もと)められますか? ~「仕事率(しごとりつ)/power(パワー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。