数学の話ー。
何となく「数列(すうれつ)」の話です。
「数列(すうれつ)」とは読んで字のごとく「数字*1の列」のことです。
学校とかで習うのは、並び方に何らかの規則がある場合ですね。
例えば「2、4、6、8、10……」という数列なら「偶数(ぐうすう)を集めた列」、
「1、3、5、7、9……」という数列なら「奇数(きすう)を集めた列」という感じです。
中でも「等差数列(とうさすうれつ)」「等比数列(とうひすうれつ)」というものを習うことがあるかも知れません。
それぞれこんな感じです。
・「等差数列(とうさすうれつ)」……いつも同じだけ「増える(+)」数列(マイナスの場合もあるが)
例:「3、7、11、15、19……」は3からスタートして4ずつ増えている列。
増え方に足し算が使われる列。
・「等比数列(とうひすうれつ)」……いつも同じ数が「かかる(×)」数列
例:「3,6、12、24、48……」は3からスタートして毎回「×2」している列。
増え方にかけ算が使われる列。
複数の数列を作って組み合わせる方法もあります。ここら辺は高校で習うかも。
例えば「1、2、4、7、11、16……」という数列はちょっとルールが見えませんが
「毎回いくら増加しているか」に目を向けてみると、
実は「1、2、3、4、5、……」だったりします。
なので1つの列にすると
1(+1)→2(+2)→4(3)→7(+4)→11(+5)→16
みたいな感じです。
あるいは
①メインの列:1、2、4、7、11、16……
②増加値の列:1、2、3、4、5……
と捉えてもいいかもしれません。
ここら辺は高校の「物理」で「加速度」とか習う時に役立つかも。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・数列(すうれつ):数字の列。
英語で言うと「numerical sequence(ニューメリカル・シークエンス)」。
「numerical」というのは「数の」という意味。「sequence」は「順序」。
詳しくは知らないが「数」が「number」なので「num」と言う単語に何かあるのかもしれない。
→ネット検索で「「Number」なのに「No.」と略される理由は?」というページを発見。
興味がある方は見てみるといいかも。
ちなみに体育の点呼の時「番号!1!2!3!」と数えるが、
あれは1ずつ増えていく等差数列と言える。まあ人数数える時は大体そうなるが。
扱う数字の桁(けた)が大きいと書くのが大変になる。
等差数列はまだましなのだが、等比数列の場合だと大変。
2でも「1、2、4、8、16、32、64、128、356……」と、7番目の数字(128)でもう3桁に突入する。
2でさえこうなるので、9だと
「1、9、81、729、6561……」と、5番目でもはや4ケタに突入してしまう。
*1:「数字(すうじ)」については 1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモ を参照。