数学の話ー。
自作ゲーム*1「等式*2遊び」(とうしきあそび)の話です。
「数学」や「計算」というものは基本的に答えを出すためのものだと思います。
過去記事「数学は答えを出すとは限らない!?」で書いたのは「全部の答えを出すとは限らない」ということであって、 答えを目指していないわけではありませんでした。
でもよく考えたら別に数を使って遊んでもいいかなーと。
そこでは答えを出すのではなく、「なんとなく数をいじる」ことが目的になります。
数学というよりは
「楽しむ」と書いて「数楽(すうがく)」、あるいは「数遊(すうゆう)」と言った方がいいのかもしれません。
多分どこかにすでにある言葉でしょうが。
というわけで今回は「=(イコール)」を使った「等式遊び」を考えてみました。
等式というのはざっくり言うと「=」を使う式のことですね。
(以前「数学回路」*3でも「=」を使って遊びましたが)
ルールは
・ある式の右と左を、それぞれ合計が同じになるようにいじる
みたいな感じです。
例えば
100+5=105
というふうに
等式の右と左は釣り合っていなくてはなりませんが、
逆に言えば「釣り合っていればOK」ともいえます。
なので100を分解して
100+5=50+50+5
ということもできます。
計算問題ならもう「105」という答えを出して終わりなので、普段はわざわざ分解する必要はないのですが、まあ今回は遊ぶのが目的なので。
同じようにして延々と遊ぶこともできます。
例えば
100+5=50+50+5=25+25+25+25+5
とか。
そして足し算*4だけでなく他の引き算とか、かけ算とか(「加減乗除(かげんじょうじょ)」)を混ぜることもできます。
例えば
【引き算】100+5=200-95
【かけ算】100+5=(20×5)+5
【割り算】100+5=(1000÷10)+5
って感じですね。
(詳しくは「移項(いこう)」とか「因数分解」*5の考え方を参考)
まじめなことを言うと、この「他のものに置き換える」という考え方は結構重要だったりします。
例えば「100」をいうものを「崩せない、まとまった数字*6」とみるのではなく、
「10が10個だ」と考えてみると、計算に役立つことは多いかと。
あとお釣りの両替とかに役立ちそうですし。
でもそんなことは構わず、数をいじっているだけでも結構楽しかったりします。
普段はやらないでしょうが、「1000」という数字をひたすら「1+1+…」で表してもいいわけで。
「なんとなく7の数字が好き」というなら、「777+223」みたいにしたら「777」が作れます。
以前やった「数学回路」みたいにして、ちょっとデザイン性を持たせてもいいかもしれません。
「数学は難しい」と思っても、なんとなく使える「数字」はあなたの手元にあるわけで。
それを使ってニヤニヤしてみるのも、たまには楽しいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
*1:「ゲーム」や「ルール」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「等式(とうしき)」や「移項(いこう)」については 1/6 数学:等式(とうしき)/つり合いをとるゲーム! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「数学回路(すうがくかいろ)」については 6/23 数学:お遊び/「数学回路(すうがくかいろ)」 ~パズルっぽい問題~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「足し算」や「加減乗除(かげんじょうじょ)」については 6/23 数学:「加減乗除(かげんじょうじょ)」 ~+-×÷って何なのさ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「因数分解(いんすうぶんかい)」については 5/31 数学:因数分解の話メモ ~推理ゲームにして格闘ゲーム!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「数字(すうじ)」については 1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモ を参照。