のっぽさんの勉強メモ

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9/11 歴史:「奇術(イリュージョン)」は「現実世界(リアル)」を変えますか? ~「メリエス」、そして二人の「マスケリン」の話~

 歴史の話ー。
 「奇術(きじゅつ)」と書いてイリュージョンと読んでるのはカッコつけです。すみません。

 特撮(とくさつ)*1映画*2の最初期の人物「ジョルジュ・メリエス」と、
 彼に影響を与えたとされる「ジョン・ネヴィル・マスケリン」、
 そして彼の孫で戦争を変えた「ジャスパー・マスケリン」についての話を。

(※本記事中、人名敬称略)


 前置き。
 昨日の記事で発明王エジソン*3に関わる人物として
 「ジョルジュ・メリエス」という人物の名前を書きましたが、
 そこから調べると色々面白かったのでそこら辺をメモ。
 ちょっと複雑ですがご容赦を。


 まず「ジョルジュ・メリエス」(1861年 - 1938年、以下「メリエス」)という人物は、フランスの映画製作者で、
 Wikipediaによれば「SFX(エスエフエックス)」、つまりいわゆる「特撮(とくさつ)」映画の創始者とも言われています。
 (特撮というのは今でいう『ゴジラ」とか『仮面ライダー」とか『スター・ウォーズ』とかですね)

 まあ「SFX」のページを見ると、他の人物が創始者になってるっぽいので難しいですが、
 とりあえずメリエスが最初期の人物というのは言えそうです。
 彼は作家「ジュール・ヴェルヌ」の小説『月世界旅行』をもとに、映画『月世界旅行』という作品を作ったりしています。
 ジュール・ヴェルヌもSFの父と呼ばれている人物なので、ここら辺は色々と最初期ですね。


 で、そんなメリエスなのですが、Wikipediaによれば
 小さいころに奇術師ジョン・ネヴィル・マスケリン」のイリュージョン…つまり舞台でやるような大がかりなマジック、手品(てじな)とか奇術(きじゅつ)を見たそうで。
 彼自身もしばらくそういう舞台マジック、「ステージ・マジック」に熱中したそうです。
 自分でも色々マジックを考えたりしたらしいですね。
 その後、「SFX」を使って映画を作る時も、色々仕掛けを利用したらしいので、
 多分「イリュージョン」とか「ステージ・マジック」の経験が生きたのかなと思います。


 で、この「ジョン・ネヴィル・マスケリン」というイギリスの奇術師なのですが。
 孫に「ジャスパー・マスケリン」(以下「ジャスパー」)という人がいまして。
 このジャスパーも奇術師なんですが、それだけではありません。
 第2次世界大戦中に無敵といわれたドイツの将軍を破るきっかけになった人物でもあります。

 ざっくり言うと

 ①第2次世界大戦中に、イギリスのジャスパーは自分の技術を使えると考え、軍隊の工兵隊に参加
 ②認められ、その当時無敵といわれたドイツの「ロンメル将軍」と戦う作戦に挑むことに。でも敵からはめっちゃ見張られている。
 ③そこでイリュージョンの技術を使って「カモフラージュ」し、こっそり味方の戦車とかを運ぶことに。これが成功し、有利な形で戦争を始めることができた
 ④その後の(あるいはそれを含む)「エル・アラメインの戦い」で、ロンメル将軍を破ることに成功。これは第2次世界大戦の転換点(てんかんてん)の一つといわれている

 みたいな感じです。
 ジャスパーがイリュージョン使ってなかったら、第2次世界大戦の結果が変わってた可能性もあると考えると、かなりすごいことですね。


 ちなみに映画制作者の「メリエス」の話に戻りますが、
 「SFX」に連なる映画としては有名作『2001年宇宙の旅』や、『スター・ウォーズ』シリーズなどがあります。
 これらの誕生にメリエスのおかげがあったとすると、
 そのメリエスに影響を与えた「ジョン・ネヴィル・マスケリン」のおかげもあるかもしれず。
 しかも「ジョン・ネヴィル・マスケリン」の孫のジャスパーは上記のように戦争に影響を及ぼしているという。
 (本当はジョン自身についてももっと書きたかったのですが、Wikipediaにページがありませんでした。残念)



 なので、「ジョン・ネヴィル・マスケリン」が奇術(イリュージョン)をやっていなかったとしたら、
 それだけで世界は今とはずいぶん違うものになっていたかもしれない、といえるのかもです。おじいちゃんすごい


 奇術や手品は「本物(リアル)じゃない」とか「偽物」みたいなイメージもありますが。
 実は案外それに、今の現実世界(リアル)も影響を受けていたのかも…?
 なんてことが、言えるかもしれませんね。


 まあそんな感じで~。


◆用語集
・「ジョルジュ・メリエス(Georges Méliès)」: 1861年 - 1938年。
 フランスの映画製作者。
 彼の作品で特に有名なのが映画『月世界旅行』と1904年の映画『不可能を通る旅』らしい。Wikipediaによれば映画『月世界旅行』の方は、公開前にエジソンに違法コピーされて勝手に売られたとのこと。
 また「ジャンヌ・ダルク」の映画を作ったりしている。
 そして歴史的な事件「ドレフュス事件」(ユダヤ人の軍人が冤罪で逮捕された事件)を映画化し、そこではドレフュス派の立場を取っていたようだ。
 ちなみにゲーム『Fate/Grand Order』においては…?

ドレフュス事件
 1894年にフランスで起きた、冤罪逮捕事件。
 当時、軍の中にスパイがいるとして、フランス陸軍の参謀本部(さんぼうほんぶ)に勤めていたユダヤ人の大尉(たいい)「アルフレド・ドレフュス」が逮捕された。
 ドレフュスは無実を訴え、そうこうしているうちに、別の人物「エステルアジ少佐」が真犯人として捕まった。
 だが、軍はもみ消しを計り、ドレフュスを有罪とした。
 このことに一部の人々が怒り、また一方では軍の立場に立つ人々がおり…と、フランスは大きく2分されたようだ。
 (背景には当時のフランスなどに広まっていた「反ユダヤ主義」があるらしい)
 ちなみにドレフュス側に立った人物として、作家の「エミール・ゾラ」がいる。

・「エミール・ゾラ」(Émile François Zola):1840年 - 1902年。
 フランスの小説家。「自然主義文学(しぜんしゅぎぶんがく)」というものを定義した人であるらしい。
 作品は『ジェルミナール(芽月)』、『居酒屋』、『ナナ』など。
 Wikipediaによれば上記の「ドレフュス事件」では大統領に質問状を送ったり、軍部を批判したりした。その後名誉棄損で訴えられ、一時イギリスに亡命するほどであったという。
 小説家として国語の資料集にも載っている人物であり、世界史の用語集では上記の「ドレフュス事件」に関する人物としても出てくる。
 また、画家の「ポール・セザンヌ」とは小さいころから友達で、一時同居もしていたらしい(ある時に絶交してしまったらしいが)。

・SFX(エスエフエックス):
 特殊撮影技術(とくしゅさつえいぎじゅつ)を意味する言葉。日本でいう「特撮(とくさつ)」。
 英語の「special effects(スペシャル・エフェクツ)」(特殊効果)の略らしい。

・「ジョン・ネヴィル・マスケリン」:
 彼自身は奇術師。
 彼も多分自分のイリュージョンを見た人物(メリエス)がSFX映画を作ったり、彼の孫(ジャスパー)が戦場でイリュージョン使ったりするとは思わなかったであろう。

・「ジャスパー・マスケリン」:1902年 - 1973年。
 イギリスの奇術師。由緒ある奇術師の家系だったらしい。
 戦場でイリュージョンを使って貢献したというすごい人物。
 本文でも紹介したロンメル将軍相手の「バートラム作戦」以外にも、ドイツの爆撃機(ばくげきき)*4を欺いて違うところを爆撃させる、というすごいことをやっている。
 ちなみに彼の所属していた部隊の名前は「マジックギャング」だったという。かなりファンキーな名前である。
 バートラム作戦では当時のイギリスの首相「ウィンストン・チャーチル」にも褒められたそうな。
 だが作戦が終わり、部隊解散後は、ジャスパーはあまりうまくいかなかったようだ。哀しい話である。
 ちなみに彼については『ニコニコ動画』の動画『【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人解説【ジャスパーマスケリン】』もわかりやすくて面白い。
 ちなみに本記事は、しばらく前にこの動画を見て、今回メリエスを調べてたらたまたまマスケリン(祖父)という名前を見つけ、調べたらジャスパー・マスケリンにつながっていたという喜びと興奮の下に書かれている。
 ジャスパーについては主にWikipediaを見つつ書いたが、内容的にも動画で紹介しておられたネタとだいぶ重複してしまっているかもしれない。その点は申し訳ない。

・「エルヴィン・ロンメル」:1891年 - 1944年。
 ドイツの陸軍軍人。めっちゃ強かったらしい、
 Wikipediaによれば、敵対する側のイギリス首相「チャーチル」に「ナポレオン以来の戦術家」と言われたそうだ。
 砂漠が多いアフリカで戦っていたため、「砂漠の狐」という異名もついた。
 
・「ジュール・ヴェルヌ」:1828年 - 1905年。
 フランスの小説家。
 「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」と共にSF(サイエンス・フィクション)の開祖であるとされ、「SFの父」とも呼ばれる。
 生まれはフランスの「ナント」。
 作品には『月世界旅行』『海底二万里』などが有名。
 Wikipediaによれば彼にちなんで命名された小惑星「ヴェルヌ」というものがあるらしい。

・「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」: 1866年 - 1946年。
 イギリスの著作家。「H.G.ウェルズ」とも。
 上記の「ジュール・ヴェルヌ」とともに「SFの父」として知られる。
 作品は色々あるが、『タイム・マシン』、『透明人間』、『宇宙戦争』などがとくに有名。

・タイムマシン:
 SFなど出てくる、時間を移動できる機械。
 英語のスペルでは「time machine(マイム・マシン)」。「時(について)の機械」ということである。
 Wikipediaによれば、これが初めて小説にでたのはスペインの作家「エンリケガスパール・イ・リンバウ」の作品であり、その次にも「マーク・トウェイン」が書いているのだが、それらはあまり有名にならなかったらしい。
 有名になったのは上記の「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」:の『タイムマシン』以後とのこと。
 ちなみにこの機械はマンガ・アニメ『ドラえもん*5、にも出てくる。
 「タイムスリップ」*6と似た言葉であるが、「タイムスリップ」の方は自分の思い通りにはならない「現象(げんしょう)」という感じ。自由にできるならば「タイムトラベル(時間旅行)」と呼ばれる感じ。
 


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