国語+英語+歴史+生活の話ー。
タイトルはかなりネタバレしていますが
「柿(かき)」についての話です。
遅くなってしまったので簡単に。
(本文中、人名敬称略)
前置き。
秋の果物の一つと言えば「柿(かき)」。
正岡子規(まさおか・しき)*1の俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」が有名なこともあって、なにか日本的な感じのする果物っぽいですが、
調べる途中で途中でなかなか面白いことが見つかりました。
なんと柿は、アメリカの「先住民(ネイティブアメリカン*2)」の人々と関係があるようです。
柿は英語で「persimmon(パーシモン)」というのですが、
Wikipediaによればこれはアメリカ先住民(ネイティブアメリカン)の人々が
「ペッサミン」(干し果物)という言葉を使っていたようで。
彼らが現地の「アメリカガキ」にそれを作っていたことが、上記の「persimmon(パーシモン)」の由来みたいです。
日本で食べているものは「カキノキ」の品種であり、ちょっと種類は違うようなのですが。
日本の法隆寺で柿を食べている一方で、
アメリカの大地でも柿を食べていた…というとなかなか面白いものです。
他にも、日本的だと思っているものが、意外と外国でも食べられていたり、
意外な調理や使われ方をしているかも?。
また調べてみると、面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・柿(かき):
果物の一種。
英語では「perssimmon(パーシモン)」。
柿の渋みなどは「タンニン」によるものとされているが、Wikipediaによればこれは「味覚」とはまた少し違ったもののようだ。
関連用語:「栗(くり)」*3、「渋(しぶ)」*4、「唐柿(とうがき)/トマト」*5、「西紅柿(シーホンシー)/トマト」【中国語】
・タンニン:
物質の一種。口に入れると渋みを感じさせる。
英語のスペルでは「tannin(タンニン)」。
Wikipediaによれば、本来は「革(かわ)*6を鞣(なめ)す」、つまり動物の皮を加工する時に使える物質を指す「tan」という言葉が、由来だったようだ。
タンニンは口に入れると渋みを感じさせるが、これは「収れん作用」ともいうらしい。味覚よりは痛みなどに近いようだ。
関連用語:「レザーアーマー」*7
・tan(タン):
動詞では「皮をなめす」、名詞では「黄褐色(おうかっしょく)」、「(日焼け*8した皮膚の)小麦色」などの意味を持つ英語。
関連用語:「suntan(サンタン)/日焼け」
*1:「正岡子規(まさおか・しき)」については 3/6 国+理:1年を「72」分割!? ~「二十四節気(にじゅうしせっき)」や「七十二候(しちじゅうにこう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ネイティブアメリカン」については 5/20 国語:「平塚らいてう」さんと「サンダーバード」!? ~「雷鳥」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「栗(くり)」については 11/6 英+国他:「栗(くり)」は英語で「マロン」じゃない話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「渋(しぶ)」については 4/2 生+英他:「渋(しぶ)」も「ジュース」の一種ですか? ~「渋/astringent juice(アストリンジェンド・ジュース)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「唐柿(とうがき)/トマト」や中国語「西紅柿(シーホンシー)/トマト」については 9/20 生+中他:「トマト」といえば「柿(かき)」ですか? ~「唐柿(とうがき)」や「西紅柿(シーホンシー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「革(かわ)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「レザーアーマー」については 4/3 社+ゲーム他:「ゲーム」を使って「社会科見学(しゃかいかけんがく)」!? ~例えば「タンニン」と「レザーアーマー/革の鎧」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「日焼け(ひやけ)」や「suntan(サンタン)/日焼け」については 7/31 生+英他:「日焼け(ひやけ)」と「日焼け」は違いますか? ~「suntan(サンタン)」と「sunburn(サンバーン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。