のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/21 国+英他:「メンチ」は「ミンチ」で「ミンス(mince)」ですか!? ~「メンチカツ」についての話~

 国語+英語+家庭科(生活)の話ー。
 何やら大混乱で取っ散らかったタイトルですがご容赦を。


 料理の「メンチカツ」とか、「ミンチ」に関する話です。




 前置き。
 昨日の記事の中で『喧嘩番長*1というゲームの「メンチビーム」というものをちょっと紹介しました。
 で、そこから連想して、料理の「メンチカツ」について考えたのですが、
 そもそも「メンチカツ」の「メンチ」とは何なのか?
 …というのが気になったので調べてみました。


 まず、日常のイメージの「メンチカツ」とは、肉を揚(あ)げた料理の一つですね。
 いわゆる「ミンチ肉」を揚げたものって感じがします。
 あと「ミンチカツ」という呼び名もあります(特に関西の方でこの名を使うようです)
 …もうこの時点で「メンチ」だか「ミンチ」だか怪しくなってきましたが。


 とりあえず、国語の辞書で「メンチカツ」について調べてみると、
 「メンチカツ」というのは和製英語であり、
 その近くに載っていた「メンチ」という言葉の説明は「ミンチ肉」ってしっかり書いてありました。
 しかも「mince(ミンス)」という言葉が変化した、という注釈もついてました。


 そして、この「mince(ミンス)」という言葉を英和辞書で調べてみると、
 名刺では「ミンチ肉」とか「こま切れ肉」、
 動詞としての「mince」は「(肉や野菜を)細かく刻む」という意味でした。


 つまりミンス≒ミンチ≒メンチ」みたいな感じですね。なかなかややこしいです。
 (そして実はまだややこしくなったりします)


 今度はWikipediaで調べてみると、「メンチカツ」は、
 明治時代*2に東京・浅草(あさくさ)の洋食店が、「ミンスミートカツレツ(minced meat cutlet)」として販売したのが起源、という感じのようです。
 ここから「メンチカツ」という名前になったのでは…ともされていますが、
 ただこれも、あくまで説の一つみたいで、詳細は不明です。。


 まだ、ここでちょっと注意が必要なのが、
 「minced meat(ミンスミート)」という言葉自体は、今でいう普通の「ミンチ」ではない、ということです。

 調べてみると「ミンスパイ(mince pie)」という、ドライフルーツを詰めたパイがあるらしいのですが、
 その中に詰める果物と肉の合わせものを「ミンスミート(minced meat)」というらしいです。
 上に書いたように「mince」というのが「細かく刻む」という意味なので、
 「肉と果物を細かく刻んで(mince)一緒にした」→「ミンスミート」、ということなのでしょう。

 多分、上記の、日本で売ってた「ミンスミートカツレツ(minced meat cutlet)」は果物は使ってなかったと思われますが、
 このままの名前で海外に出すと、「果物が入っている」と思われる可能性もありますね。


 …とまあ、「メンチカツ」という言葉一つに、色んなややこしさが絡んでおりました。
 食卓や食堂ではおなじみのイメージなのに、思わぬミステリーが潜んでいるものです。
 でも言葉がくるくる変化する様子は、ややこしくもちょっと面白いですね。


 他の聞きなれた言葉にも、まだ知らない物語が潜んでいるかも?
 気になったら、調べてみるのも面白いかもしれませんね。


 まあそんな感じで~。




◆用語集
・メンチカツ:
 関連用語:「ハンバーグ」*3、「ソース」、「ウスターソース


ミンスパイ(mince pie) :
 Wikipediaによれば、ドライフルーツから作った「ミンスミート」を詰めたパイである。
 クリスマス*4に食べる菓子として知られる。
 キリスト教聖書に書かれている、「東方の三博士」がイエス・キリストの誕生を祝うために捧げた「没薬(もつやく)」が、ミンスパイの起源、ということらしい。
 昔は肉も一緒に入れていたらしいが、だんだん果物系だけになっていったらしい。
 というか、「清教徒革命(せいきょうとかくめい)」の際には偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)にあたるとしてミンスパイの製造が禁止されるが、ほどなくして解除され、その後に中身から「肉」が消えたようだ。
 関連用語:「シュトーレン*5


・東方の三博士(とうほうのさんはかせ)
 イエス・キリストが誕生したときにやってきて、拝んだとされる人物たち。
 星に導かれたとか、あるいは彼らが占星術師(せんせいじゅつし)であったという話もあるようだ。
 彼らは乳香(にゅうこう)、没薬(もつやく)、黄金(おうごん)を贈り物としてささげたとのこと。
 ちなみにWikipediaによればフランスで食べる菓子「ガレット・デ・ロワ」は「諸王(三博士のこと)のガレット」という意味らしい。
 またドイツの「ケルン大聖堂」には、三博士のものとされる遺骨(いこつ)を納めた「黄金の棺」が安置されているらしい。
 また彼ら(または「博士」という言葉自体)は「マギ(magi)」と呼ばれることもあり、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン*6の「MAGIシステム」などはそれに関係していたりするようだ。


・乳香(にゅうこう):
 Wikipediaによればムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌(ぶんぴつ)される樹脂(じゅし)*7のこと。
 すごいざっくり言うと「木からとれるいい匂いのするやーつ」みたいな。
 英語では「frankincense(フランキンセンス)」。
 昔からこれを焚いてお香*8にしたり、また香水の原料に使ったりしていたらしい。
 また中医薬・漢方薬に使ったりもしていたようだ。


・没薬(もつやく):
 Wikipediaによれば「ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)(英語版)の各種樹木から分泌される、赤褐色の植物性ゴム樹脂」のこと。
 「ミルラ」と呼ばれたりもするらしい。
 英語では「myrrh(ミルラ、ミラ)」。
 上記の「ミンスパイ」の起源とされる。
 香として焚いたり、あと 殺菌作用を持ってたり、鎮静薬((ちんせいやく)、鎮痛薬(ちんつうやく)に使えたりしたらしい。
 また「ミイラ」*9づくりの時には防腐処理のために使われていたそうな。ミイラという名前は没薬の「ミルラ」から来たという説もあるようだ。
 筆者は植物に詳しくないが、上の乳香・没薬ともに「ムクロジ目カンラン科」なので、この種類がいい匂いがしやすい植物なのかもしれない。


benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:ゲーム『喧嘩番長(けんかばんちょう)』については 5/20 理+生他:赤ちゃんのための絵本(えほん)、『もいもい』の話!(テレビからの紹介記事) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「明治時代(めいじじだい)」や「ソース」や「ウスターソース」については 6/27 英語:ニュースソースとウスターソース! ~二つのソース~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「ハンバーグ」については 1/6 歴+家:「タルタルステーキ」と「地獄(じごく)」の関係!? ~「タタール人」と「タルタロス」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「クリスマス」については 11/20 英+歴:クリスマス/「Christmas」と「Xmas」の話 ~イエスと十字架~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:ミンスパイと同様にクリスマスに食べる菓子「シュトーレン」については 12/6 家+歴:「12月」を楽しくするパン? ~「シュトーレン」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』については 6/26 社会:ロシア出身の声優さん! ~「ジェーニャ」さんの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「樹脂(じゅし)」については 6/10 国+英他:「タバコ」の「ヤニ」は「脂」ですか? ~「ヤニ(脂)」と「ニコチン」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「お香」については 9/4 国+英:お香は「バーナー」で燃やすもの!? ~「香炉(こうろ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「ミイラ」については 5/13 国+生他:絹織物(きぬおりもの)と保健室の関係!? ~「紗(しゃ)」と「ガーゼ(gauze)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。