理科+国語+英語の話ー。
今日は8月4日…8(は)・4(し)の日ということで
動物の「カモノハシ(鴨嘴)」についての話を。
暑いので簡単に。
前置き。
まず「カモノハシ」というと、哺乳類(ほにゅうるい)の一種の動物ですね。
茶色くて長いですが、どこか丸っこい感じもします。
名前は漢字で書くと「鴨嘴(かものはし)」。
これはカモノハシの「クチバシ(嘴)」(口の先の部分)が「鴨(かも)の嘴(くちばし)」に似ているからですね。
で、手元の国語辞書によれば。
そもそも「カモノハシ」という名前も英語の「duckbill(ダックビル)/カモノハシ」の訳語らしいです。
この「duck(ダック)」「アヒル*1は「鴨(かも)」や「アヒル(家鴨)」、
そしてこの場合の「bill(ビル)」は「クチバシ(嘴)」のことなので、
まさに「duckbill(ダックビル)」=「カモノハシ」という感じですね。
…人間にはわかりやすいですが、他の動物の部位名で呼ばれるのも、微妙な感じもしますね。
例えば人間が「毛のないサル」と説明されても嬉しくないでしょうし。
ちなみにWikipediaによれば、カモノハシの英語の一般名は「platypus(プラティパス)」というらしいです。
何やらカッコいい響きですが、意味としては「平たい足」という感じのようで。
他の動物に例えられたり、足が平たいと言われたり、
カモノハシもなかなかな名づけのされかたをしている、と言えるかもしれません。
※
そんなカモノハシですが、オスは強い毒を持っているようです。
Wikipediaによれば、人間が無力になるほどの痛みを引き起こすそうで。
もし将来、カモノハシが知能と力を持って、人間と接することがあれば。
「名前はカモノハシとかplatypus(平たい足)でいいだろ…」と勝手に思っていると、
怒って毒で攻撃してくるかもしれません。
カモノハシの心や好みは分かりませんが、
その時には新しい名前を一緒に考えて、名付け直した方がいいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
関連用語:「アリジゴク」*2、「アリクイ」、「エスキモー」、「イヌイット」
関連記事:『色んな「はし」の話』*3
◆用語集
・カモノハシ:
Wikipediaによれば「哺乳綱単孔目カモノハシ科カモノハシ属」に分類されるらしい。
*1:「duck(ダック)」や、鳥の一種「アヒル(家鴨)」については 5/31 体+英他:「ボクシング」に「アヒル」は出てきますか? ~「ダッキング(ducking)」と2つの「duck(ダック)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「アリジゴク」や「アリクイ」、そして、昔「エスキモー」と呼ばれていた民族「イヌイット」については 11/21 理+社:「アリジゴク」と「アリクイ」と「イヌイット」!? ~「食べるもの」と「名前」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『色んな「はし」』の話)については 8/4 英語:色んな「はし」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。