体育+英語+理科の話ー。
「近くの池から、アヒルが試合に乱入して…!」的な話ではありません。
ボクシング*1の、頭を下げる防御動作「ダッキング(ducking)」と、
その由来っぽい英語の「duck(ダック)/頭をひょいっと引っ込める」、
そしてさらに関係ありそうな鳥、「アヒル(家鴨)/duck(ダック)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「ボクシング」とは拳(こぶし)で戦うスポーツですね。
拳にグローブをはめて戦い、相手を倒す競技です。
で、そんな「ボクシング」と、
羽(はね)はあっても拳は無い鳥(とり)「アヒル(家鴨)」は、
一見関係無さそうにも見えますが…。
しかし実のところは、少し関係しているかも知れません。
というのも、「ダッキング」という動作がボクシングにあるからですね。
Wikipedia等によれば、「ダッキング(Ducking、ducking)」とは、
身を沈めて、相手の攻撃(こうげき)を避ける防御(ぼうぎょ)動作のことのようです。
ちなみに英和辞典を調べてみますと、
「ducking(ダッキング)」には、上記の「(ボクシングの)ダッキング」や「水中(すいちゅう)*2に突っ込むこと」の意味があり、
また①「duck(ダック)」という語が、「ひょいとかがむ」とか「頭をひょいとひっこめる」、「頭を水(みず)に入れる」などの意味がありました。
なので動詞の「duck/頭をひっこめる」+「ing」→「ducking(ダッキング)/頭をひっこめて避ける」という感じですかね。
ところで、これと同スペル・同音で②「duck(ダック)」という語がありまして、
こちらは上記の鳥、「アヒル」のことを意味したりしています。
英和辞典には、①頭を引っこめる「duck」と、②アヒルの「duck」の関係は載っていなかったのですが。
しかし「アヒル」も頭を引っ込めて水に潜ったりしますし、
上記の①「duck」や「ducking」の意味にも「水」関係の物があることを考えると、
発生順としては…、
②アヒルの「duck(ダック)」
→①頭を引っ込める「duck(ダック)」
→ボクシングの「ダッキング(ducking)」
…という感じにも思えます。
(※ただし筆者の仮説なので注意です)
もしそうだとすれば、初めに「ダッキング(ducking)」の名前を名付けた人は、
頭をひょこっと沈めるような動きを見て、
「『ボクシング』で「『アヒル(duck)』(のような動き)が出てきた!」と思ったのかもですね。
字面がちょっと可愛い気もします。
※
まあ上のことは半分ジョークではありますが。
でもボクシングが好きな方や、
また鳥の「アヒル(duck)」が好きな方は。
今度ボクシングの「ダッキング(ducking)」に注目してみるのも、楽しいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集(※人名等、敬称略)
・ダッキング【ボクシング】:
・ducking(ダッキング)【英語一般】:
・duck(ダック)【英語】:
「頭をひょいっと引っ込める」などの意味を持つ英語。
・duck(ダック)【アヒルやカモ】:
アヒルやカモなどを表す英語。
関連用語:「カモノハシ/duckbill(ダックビル)」*3
・アヒル(家鴨):
英語では「duck(ダック)」。
関連用語:「ピータン」*4【食品】
関連人名等:「大空スバル」*5【バーチャル】
*1:「ボクシング」や「拳(こぶし)」については 5/22 体育:「拳(こぶし)」と「箱(はこ)」の関係!? ~ボクシングの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「水中(すいちゅう)」については 7/16 国+英:「水中(すいちゅう)」で「戦う(たたかう)」ことはできますか? ~①「水面下(すいめんか)/水面の下」と②「水面下/こっそり」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:英語では「duckbill(ダックビル)」という「カモノハシ」については 8/4 理+国他:「はし」は「はし」でも「カモノハシ」! ~「カモノハシ(鴨嘴)」と名付けの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「ピータン」については 5/26 生+英他:「100年後の卵」ってなーんだ? ~「ピ-タン(皮蛋)/century egg(センチュリー・エッグ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:ホロライブ所属のバーチャルYoutuber「大空スバル」さんについては 6/19 社+国他:「おじさん」と「おじさん」は違いますか? ~「伯父(おじ)」と「叔父(おじ)」と、あと「小父(おじ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。