中国語+国語+体育の話ー。
ダジャレネタかと思いきや、意外とそれだけでもなかったりします。
今日は9月2日…9(く)・2(ふ)の日ということで、
中国拳法に関わる言葉「功夫(カンフー、クンフー)」と、
日本語の「工夫(くふう)」の話を少し。
前置き。
まず「カンフー」や「クンフー」というと、中国拳法の用語というイメージですね。
なんとなく「カンフー映画」やマンガに出てきたりする印象です。
ただし筆者はちゃんと意味を理解できておりませんで。
例えば漫画で「奴はカンフー使いだ!」とか、「お前はまだクンフーが足りん!」というセリフは見たような気がするのですが、
個々の言葉がどう違うのか?というのは分かっていませんでした。
というわけで、今回ちょっと調べてみました。
まずWikipediaによれば「功夫(クンフー、カンフー)」とは、中国広東省などでの「中国拳法(ちゅうごくけんぽう)」の別名のようですね。
(※なのでカンフーもクンフーも実は同じ言葉のようです)
また他の地域では拳法以外に、練習や訓練(くんれん)の蓄積(ちくせき)、またそれにかけた時間や労力(ろうりょく)を指したりもするようです。
この場合の「功夫」は、日本語の「努力(どりょく)」等に近いかもしれませんね。
これらを調べながら筆者は、「功夫(クンフー)って響きは『工夫(くふう)』って言葉に似てるなあ…」などと思っていたのですが。
ネットで調べたところでは、しばしば中国語の「工夫」も「功夫」と同じ意味だったりするようです。ほぼダジャレのつもりだったのに
ただし中国語の「工夫」は日本語とは意味が少し違ったり、日本語の「工夫」に対応する中国語も多いようなので、注意が必要そうですが…。
でも響きが似ている言葉が似た意味を持つ、というのは興味深いですね。
日本語もよく中国に由来があったりするので当然かもですが、それでも面白いです。
※
ちなみに、中国では一般の方でも拳法をやっている人が多いようなので、
拳法としての「功夫(カンフー)」に関わる方も多そうですね。
日本では拳法をやっている方は少ないかもですが、
上記で調べた「功夫」の意味からすると、「何かを頑張った時間」、「何かを工夫したこと」は「功夫」と呼べるかもしれません。
その意味では「功夫」に関わっている人は多いのかも?
9月になって気候も変わり、(疲れやすくて)勉強なども面倒かもしれませんが。
そんな時は「勉強を頑張る・工夫(くふう)する」ということを、
「よし!今日も勉強の『功夫(クンフー)』を積んでいくか!」
なんて言い替えてみると、ちょっと楽しくなるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・功夫(カンフー、クンフー):
ちなみにWikipediaによればカンフー映画には「空手(からて)」*1や「テコンドー」を元にしたアクションも多くみられる、とのこと。なので映画中のアクション全てが「カンフー(中国拳法)」ではないかもしれないので注意。それはそうとして異種格闘技戦は燃えるものがあるけど
ちなみに『カンフー・パンダ』(原題: Kung Fu Panda)というアニメ映画作品もあったりする。
関連用語:「格闘技(かくとうぎ)」*2、「マーシャルアーツ」、「太極拳(たいきょくけん)」*3、「八極拳(はっきょくけん)」*4、「八卦掌(はっけしょう)」、「パンチ(punch)」*5
*1:格闘技の「空手(からて)」や「テコンドー」については 7/20 体育:韓国(かんこく)の格闘技、「テコンドー」! ~あと「空手(からて)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「格闘技(かくとうぎ)」や「マーシャルアーツ」については 11/3 英語:色んな「art」/芸術(げいじゅつ)、ゲーム、人工知能(じんこうちのう)!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「太極拳(たいきょくけん)」については 9/20 ゲーム:【TRPG】『ダブルクロス3rd』用「ちょっと変なヒロイン表」&「二つ名表」(※もちろん非公式、個人製作) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:中国武術の「八極拳(はっきょくけん)」、「八卦掌(はっけしょう)」については 4/29 体+地他:「八極拳(はっきょくけん)」を通じて「方角(ほうがく)」を学ぶ!? ~「八極(はっきょく)」と「八方(はっぽう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「パンチ(punch)」については 3/7 体+英他:「パンチ(punch)」は「パンチ」や「パンチ」じゃない!? ~「拳(こぶし)」、「穴開けパンチ」、「フルーツパンチ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。