のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

9/13 ゲーム+英他:「アフレコ」はつまり「dubbing(ダビング)」ですか? ~ドラマやアニメの録音(ろくおん)の話~

 ゲーム*1+英語+国語の話ー。


 ドラマやアニメ*2などで聞く言葉「アフレコ」と、
 その英訳「dubbing(ダビング)」についての話です。



 前置き。
 筆者が本*3を読んでいると、その中で「アフレコ」という言葉が出てきまして。
 「そういえばアフレコってどういう意味だっけ?」と思ったので調べてみました。

 まず Wikipediaによれば「アフレコ」とは、
 映画*4、・ドラマなどで俳優(はいゆう)*5の声*6などを、「後で録音(ろくおん)すること」ということのようです。
 あとはアニメなどで、動く絵(アニメーション)に合わせて声を録音することもいうようですね。
 名前は「アフター・レコーディング」の略の和製英語(わせいえいご)なのだとか。
 「after(アフター)/後(あと)」と「recording(レコーディング)/録音(ろくおん)」の組み合わせですね。


 では、どういう時にアフレコを行うのか?というと。
 ドラマ撮影などの場合は、現場でセリフも録音できるのですが、
 そこで「セリフがあんまり聴き取れない」などのトラブルがあった場合や、あと海外ドラマの「吹き替え」の場合などにアフレコの作業をするようです。海外の俳優さんの動きに、日本の人などが後から声を当てるわけですね。
 で、「アニメ」などの場合は動いている絵(まだ音のないアニメーション)が先にできていることが多いので、そこに声優(せいゆう)さんが声を当てるアフレコが多くなると思われます。


 そんな「アフレコ」は、上記にも記した通り「和製英語」であり、
 英語では「dubbing(ダビング)」等々(※他は後述)というようです。
 辞書によればこの「dubbing(ダビング)」は「吹き替え」や「合成録音(ごうせいろくおん)」という意味であり、
 元になっている「dub(ダブ)」は「追加録音する」、「吹き替えする」、「複製(ふくせい)する」という意味のようです。
 なので「dubbing(ダビング)/追加録音」→「後(アフター)から録音(レコーディング)」→「アフレコ」みたいな感じですかね。


 ちなみに「dubbing(ダビング)」というと、すでに録音・録画してあるものを他に複製、コピーしたりすることも指します。
 昔は日本でもカタカナ語で使われており、
 「ビデオテープ」*7の「ダビング」(つまり録画の複製)もありましたが…最近はあまり聞きませんね。
 (※主に「コピー」という言葉を使う印象です)


 さておき、筆者にはそんな記憶がありますので、
 「『アフレコ』が『dubbing(ダビング)』!」というのはちょっと面白いです。
 でも、どちらも後から「dub(ダブ)/録音し直す作業」をしているので、よく考えるとそこまで違いはないのかもしれません。


 ※

 まあ、日常で「アフレコ」をすることは中々なさそうですが、
 国語の授業の「朗読(ろうどく)」などは、ちょっと近いかもしれませんね。
 教科書の文を読むのは、台本のセリフを読む感じに少し似ているかも?


 なので「将来は声優・俳優になりたい!」という方、
 あるいは「アニメやゲームが好き!」という方は、
 「アフレコ」のつもりで「朗読」をしてみると、ちょっと楽しいかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみにアフレコの逆で、「プレレコ」や「プレスコ」というものもあるようです。
 「プレレコ」は「プレレコーディング」略)、「プレスコ」は「プレスコアリング (prescoring)」の略ですね。
 どちらもセリフなどを先に録音するようです。(呼び名はWikipediaでは「プレスコ」の方が主流のようでした)
 なので俳優さんがセリフに合わせて口を動かしたり、セリフに合わせてアニメの絵が描かれたりするようです。
 筆者は「アニメと言えばアフレコ」だと勝手に思っていたのですが、Wikipediaによれば欧米ではフルアニメーションが主流で、プレスコ形式の方が多いようです。思い込みは禁物ですね。


追記2
 ちなみに「ミリしら」というジャンルの遊びもあったりします。
 これは「その作品について1ミリも知らない人」が、勝手に作品の設定を考えたりセリフを合わせてみる遊びですね。
 アフレコなどは基本、その作品に合うようにセリフを言ったりしますが、
 「ミリしら」の場合はむしろ本来の作品とのズレや、または偶然に合った部分を楽しむものと思われます。



◆用語集
・アフレコ:
 まず手元の辞書によれば、英語では「dubbing(ダビング)」、「postrecording(ポストレコーディング)」、「postscoring(ポストスコアリング)」など。加えてWikipediaによれば「looping(ルーピング)」、「ADR/Automated Dialogue Replacement(オートメイテッド・ダイアローグ・リプレイスメント)/Additional Dialogue Recording(アディショナル・ダイアローグ・レコーディング)」、「post-synch(ポストシンク)」などと言われるらしい。
 ちなみに似た言葉で「リップシンク」というものもある。
 ちなみにアニメなどの曲だと途中にセリフなどが入るものもあり、カラオケ*8で歌うと途中からアフレコタイムみたいになったりもする。人前で歌う時は少し注意した方がいいかもしれない。
 関連用語:「テレビ」*9、「記録媒体(きろくばいたい)」*10、「ネットラジオ*11、「音(おと)」*12、「音楽(おんがく)」*13、「特撮(とくさつ)」*14、「スライド」*15、「映写機(えいしゃき)」、「マイク」*16、「オーディション」*17、「中継放送(ちゅうけいほうそう)」*18、「中継(ちゅうけい)」、「音楽アルバム」*19、「アルバム」
 関連記事:『声を表す外国語セブン』*20


リップシンク
 Wikipediaによれば、ある曲などを本当に歌っているように見せること(口パク)、あるいは映像に対して音声情報を合わせること、あるいはアニメなどで画像の動きと声優の演技があっていることをいうようだ。
 「lip(リップ)」とは「唇(くちびる)」のことなので、それと声などが合っているか、みたいな話である。
 ちなみにネットの通信などでも「ラグ(遅延)」や「音声と映像のズレ」は起こりうるので、普通に自分でしゃべっていても「リップシンクが合わない」みたいな感じになる可能性はある。


・dubbing(ダビング):
 関連用語:「カセットテープ」、「カセット」、「CD(シーディー)」*21、「レコード」*22


・dub(ダブ)【英単語・動詞】:
 関連用語:「dub(ダブ)」*23【音楽手法】、「ダブステップdubstep)」


・プレレコ:


プレスコ
 少し違うが、ネットや動画サイトには「描いてみた」シリーズの作品などもある。
 似てる用語:「フレスコ」*24


・「描いてみた」シリーズ/手描き○○シリーズ(※名称はざっくり):
 ある音声や番組、動画などについて、その一場面などを絵にしてみるシリーズ。
 ネットや『ニコニコ動画』などの動画サイトにあったりする。
 主にある番組や実況者に対する、ファンなどが製作したりする。
 絵や視覚情報のないラジオ番組などに対して行われるだけでなく、ゲーム実況などについても行われたりする。
 描き込み具合は人によるが、時々アニメーションのようなクオリティの作品もあったりする。
 使用されるのは平面のイラストだけとは限らず、関連するものに「3Dモデル」や「MMD」などを使うパターンなどもある。あと衣装などの自由度が高いゲームを使い、「このゲームで○○の場面を再現してみた」といったものなどもある。



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*1:「ゲーム」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「アニメ」や「アニメーション」、「声優(せいゆう)」については 1/22 英+歴+ゲーム:「声優(せいゆう)」さんの話 ~アニメ(anime)に、さらに命を吹き込む人~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「本(ほん)」については 7/12 英語:「本(ほん)」に関わる英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「映画(えいが)」については 10/27 英語:英語でお化けを道案内するゲーム! ~「ハロウィン・ゴーストガイド」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「俳優(はいゆう)」については 8/17 ゲーム+英:スマホゲーム「A3」についてのメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「声(こえ)」については 5/20 理科+こころ:すべての「声(こえ)」には「ズレ」がある!? ~「声(こえ)」と「音速(おんそく)」、伝わる時間~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「ビデオテープ」や「カセットテープ」、「カセット」については 9/5 歴+英他:「カセット(cassette)」は「小さな箱(はこ)」ですか? ~「カセット」や「カセットテープ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「カラオケ」については 3/4 こころの話?:4月の「出会い」に向けて何ができるか - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「テレビ」については 1/22 理科:すごいよ!太陽さん ~理科の教科書を貫く用語~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「記録媒体(きろくばいたい)」については 7/16 歴史:「粘土板(ねんどばん)」はパソコンですか? ~記録媒体の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:ネットラジオ」については 10/16 ゲーム:面白い「ネットラジオ」的な番組のメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「音(おと)」については 4/20 英語:語群翻訳(ごぐんほんやく) ~あなたが一番伝えたいこと~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「音楽(おんがく)」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「特撮(とくさつ)」については 5/8 社+生:本から仕事を考えてみる? ~職業とファンタジー、趣味とマンガ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「スライド」や「映写機(えいしゃき)」については 6/16 英+社他:「スライド(slide)」は「滑りこんで(slide)」ますか? ~「スライド写真」から「スライドショー」へ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「マイク」については 11/7 音+英他:「Mike」は「マイク」で「ミケ」ですか? ~「マイクロフォン(microphone)」と「mike(マイク)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「オーディション」については 2/1 音+英他:ちょっと「音楽(おんがく)」を「オーディション(試聴)」しますか? ~「試聴(しちょう)」と「audition(オーディション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:「中継放送(ちゅうけいほうそう)」、「中継(ちゅうけい)」については 4/12 体+英他:「リレー」は「中継(ちゅうけい)」の「競争(きょうそう)」ですか? ~「relay(リレー)」と「中継放送(ちゅうけいほうそう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「音楽アルバム」、「アルバム」については 9/7 音+英他:この「アルバム」は「年貢(ねんぐ)」の一種(いっしゅ)ですか? ~「トリビュート・アルバム」と「tribute(トリビュート)/年貢」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:記事『声を表す外国語セブン』については 6/19 英諸+音:「声(こえ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:「CD(シーディー)」については 6/21 音+英:「DJ(ディージェイ)」と「ディスク」と「レコード」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「レコード」については 6/24 音+英:音楽の「レーベル」と「レコード」の関係! ~再生される黒い円盤~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*23:音楽手法の「dub(ダブ)」や、音楽ジャンルの「ダブステップdubstep)」については 5/28 音楽:音楽ジャンル「EDM(イーディーエム)」と「ダブステップ」についてのメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*24:漆喰(しっくい)の上に絵を描く技法「フレスコ」については 9/14 美+イタ他:その「フレスコ」は「新鮮(しんせん)」ですか? ~フレスコと漆喰(しっくい)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。