のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/26 理+英他:「馬(うま)」も「靴(くつ)」を履きますか? ~「蹄鉄(ていてつ)/horseshoe、shoe」と「靴/shoe」の話~

 理科+英語+国語の話ー。
 「馬*1だって、足元からオシャレしたいよな!」みたいな話ではありません。


 馬が蹄(ひづめ)に付ける道具、「蹄鉄(ていてつ)」と、
 その英訳「horseshoe(ホースシュー)」や「shoe(シュー)/靴*2」の話を。


 ※過去記事の一部の延長なので、重複もあります。ご容赦を。


 前置き。
 まず「蹄鉄(ていてつ)」とは、主に馬の蹄(ひづめ)を保護(ほご)する道具のことですね。
 (「蹄(ひづめ)」は、馬や牛などの足についている固い部分で、爪(つめ)*3の一種です)
 蹄鉄の形は「Uの字」型になっている事が多く、
 「魔除け(まよけ)」として飾られたりもするらしいので、そちらで知っている方もおられるかもですね。


 で、何故この「蹄鉄」が必要なのか?というと。
 Wikipediaによれば家畜(かちく)…人に育てられている馬は、野生の馬より蹄(ひづめ)が弱くなってしまうそうで。
 何もなしだと、蹄が破損(はそん)や摩耗(まもう)…つまり壊れたり、すり減ったりしてしまうようです。
 それを防ぐために蹄鉄をつけて、蹄をカバーしておくわけですね。


 そんな蹄鉄を和英辞典で調べてみると、
 英語では「horseshoe(ホースシュー)」、または単に「shoe(シュー)」と言うようです。
 ちなみに「horse(ホース)」「馬(うま)」を指し、
 「shoe(シュー)」は、人間が履く「靴(くつ)」も指す言葉ですね。
 (普段は複数形の「shoes(シューズ)」で呼ばれることが多いですが) 


 なので「蹄鉄(horseshoe)」はまさに「馬(horse)の靴(shoe)」であり、
 「(時に)『馬(horse)』も『靴(horseshoe)』を履く!」と言えそうです。
 …まあ蹄鉄と人の靴は、だいぶ形が違うのですが。


 ちなみに人間も、それぞれ足や歩き方にクセがあったりするようです。
 そのため「市販の靴が足に合わない」場合もあるようですが、
 人に合わせて靴を選んでくれる、「シューフィッター」という職業もあるようです。


 なので「どの靴(shoe)もイマイチ足に合わない…」という方は、
 馬が「蹄鉄(horseshoe、shoe)」を整えるみたいに、
 専門の人に整えてもらってもいいかもですね。
 上手く行ったら、それこそ「馬(horse)」のように走れるようになるかも?




 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに、蹄に蹄鉄を付ける人を「装蹄師(そうていし)」と呼ぶようです。
 Wikipediaによれば、競走馬は足や蹄を悪くすることも多いようですが、
 腕のいい装蹄師のおかげでそれを回避できた例も、結構あるようですね。



◆用語集
・蹄鉄(ていてつ):
 ちなみに検索したら人間用でも「ネイルカバー」などの道具があったが、こちらは保護と言うよりオシャレ目的のようであった。
 関連用語:「馬具(ばぐ)」*4、「ハミ(馬銜)」、「カブトガニ/horseshoe crab」*5、「鉄(てつ)」*6、「競馬(けいば)」*7、「石畳(いしだたみ)」*8
 関連記事:『馬を表す外国語セブン』*9、『靴を表す外国語セブン』*10


・蹄(ひづめ):
 英語では「hoof(ホーフ)」。
 関連用語:「奇蹄目(きていもく)」*11、「偶蹄目(ぐうていもく)」


装蹄師(そうていし):
 関連馬名:「イクノディクタス*12、「タイキシャトル*13、「シンザン*14



benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

*1:「馬(うま)」については 12/27 社会/騎士(きし)と馬(うま)の話(ざっくり) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「靴(くつ)」については 9/30 英+生:どこから「タイツ」で「ストッキング」? ~服とか靴下の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「爪(つめ)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「馬具(ばぐ)」や「ハミ(馬銜)」については 10/13 国+生:「羽目を外す(はめをはずす)」って何ですか? ~「羽目(はめ)」と「馬銜(はみ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:英語では「horseshoe crab(ホースシュー・クラブ)」ともいう「カブトガニ」については 5/3 理科:その「古く青い血」が毒素(どくそ)を見破る!? ~「カブトガニ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:金属の一種「鉄(てつ)」については 5/17 学習:イメージ・ネットワーク ~色んな所にネタを探す~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「競馬(けいば)」については 4/28 国+英:知らない言葉を読む方法!? ~パーツにヒントを探す話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「石畳(いしだたみ)」については 2/14 国+英他:「石畳(いしだたみ)」と「石(いし)の畳(たたみ)」は違いますか? ~「石畳/stone pavement」と「畳/tatami」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:記事『馬を表す外国語セブン』については 5/21 理+諸外:「馬(うま)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:記事『靴を表す外国語セブン』については 7/2 生+諸外:「靴(くつ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「奇蹄目(きていもく)」、「偶蹄目(ぐうていもく)」については 8/15 理+英他:「サイ(犀)」の「サイ(太もも)」は太いですか? ~「太もも」と「thigh(サイ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:腕の良い装蹄師により故障を克服したらしい競走馬「イクノディクタス」については 5/11 理+国:「枝(えだ)」では「メジロ」が「目白押し(めじろおし)」ですか? ~鳥の「メジロ(目白)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:蹄がもろかったため特殊な技法で蹄鉄を付けていたらしい競走馬「タイキシャトル」については 6/10 生+英他:「シャトル」は「織物(おりもの)」に使うもの? ~色んな「シャトル」と「杼(ひ)/shuttle」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:装蹄師が蹄鉄を工夫したことにより、ケガする癖を克服したらしい競走馬「シンザン」については 6/26 音+理他:この「ビワ」は「ビワ」製ですか? ~楽器の「琵琶(びわ)」と植物の「ビワ(枇杷)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。