体育+社会+音楽の話ー。
スポーツ中の叫びではなく、スポーツ前の叫びの話です。
手足を打ち鳴らしたり叫んだりする力強い踊り(おどり)*1、
ニュージーランド・マオリ族の民族舞踊「ハカ(Haka)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
先日、「東京2020パラリンピック」に関するニュースで、
ニュージーランドの「車椅子ラグビー」チームが、
「ハカの雄叫び(おたけび)を披露(ひろう)」…という内容を見まして。
気になったので、「ハカ」というものについて調べてみました。
※
まずWikipediaによれば、
「ハカ」(マオリ語: Haka)は、ニュージーランドの「マオリ族」の民族舞踊(みんぞくぶよう)らしいですね。
つまりその民族(みんぞく)に伝えられてきた踊り、みたいな感じです。
(ちなみに「マオリ族」は昔からニュージーランドに住んでいた人々らしいです)
で、今回はスポーツ関係でその名を耳にしましたが、
「ハカ」は本来「戦い」の前に踊られていたようですね。
Wikipediaによれば、「マオリ族の戦士が、戦いの前に手を叩き足を踏み鳴らして自らの力を誇示(こじ)し、相手を煽(あお)る時にする舞踊」ということらしいです。
まあざっくり言うと「強さを見せつつ、相手を煽る踊り」みたいな感じです。
…「煽り」というと現代ではちょっとアレな印象もありますが、戦いの時だと格好いい気もしますね。
ちなみにWikipediaによれば「ハカ」は英語で「haka(ハカ)」らしいですが、
他にも「battle cry(バトル・クライ)」 または 「war cry(ウォー・クライ)」と呼ばれることもあるようです。
「battle(バトル)」は「戦い」、「戦闘(せんとう)」、
「war(ウォー)」は「戦争(せんそう)」、
「cry(クライ)」は「叫(さけ)び」と言う意味があるので、
まさに「戦闘(battle)の前の叫び(cry)」、「戦争(war)の前の叫び(cry)」という感じですね。
…特に「ウォークライ」はゲームでも見る単語なので、個人的にワクワクしますね。
ちなみにWikipediaによれば、ハカは式典など色んな場面でも舞うらしく、
普段のスポーツの試合でも舞ったりするようです。
またラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」も、国際試合前には「ハカ」を舞うそうで。
なのでニュージーランドの方にとっては、
結構「スポーツの前には『叫び(ハカ/war cry)』!」という感じかもですね。
※
まあこれはあくまで一部の事例なので、
「全てのスポーツの前にはハカやろうぜ!」という話ではないですが。
でも試合前、緊張して縮こまりそうな時には、
ハカのように大声を出して体を動かすと、緊張もほぐれるかもですね。
スポーツ選手は決まった動作(ルーティーン)で体を整えることもあるようですし。
「何か迫力(はくりょく)のあるルーティーン欲しいな…」という方は、
「ハカ」の力強さを参考にしてみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・ハカ:
関連人名等:「ジョー・力一(ジョー・りきいち)」*2【バーチャル】
*1:「踊り(おどり)」については 8/25 歴史:ザ・ダンサーズ ~アメノウズメ、出雲阿国(いずものおくに)、そして巫女~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:ハカを熱唱したこともある、にじさんじ所属のバーチャルライバー「ジョー・力一(ジョー・りきいち)」さんについては 3/11 英語:二つの「クラウン」の話! ~「王冠(crown)」と「道化師(clown)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。」