英語+社会+体育の話ー。
「また筆者がスペルを間違えてる…」という話ではありません。
スポーツなどでもよく聞く英語「shoot(シュート)」*1と、
ゴミ*2などを下に送る装置「chute(シュート)」などの話です。
前置き。
辞書で調べ物をしているときに見つけた、
「chute(シュート)」という語が面白かったので、その話を。
※
まず日本でよく聞く「シュート(shoot)」は、何かを「飛ばす」イメージですね。
例えばサッカーやバスケではボールを蹴る・投げる「シュート」がある感じです。
あと銃で「撃つ(うつ)」意味もあるので、ゲームをする方はこちらで聞くかもしれませんね。
(例えば「シューティングゲーム(shooting game)」などの語もありますし)
で、名前にシュートと付く物には「ダストシュート」という物もあります。
これは建物(たてもの)の上から、下にゴミを落とす装置(そうち)ですね。
筆者はこれについて勝手に、
「『ゴミ(ダスト/dust)』を下に『シュート(shoot)』するからかな?」と思っていたのですが。
調べてみると、これに関わる語は「shoot」ではなく「chute(シュート)」という語でした。
英和辞典によれば、「chute(シュート)」は、色んな物を下に送る装置を表すようです。
ゴミだけでなく、穀物(こくもつ)や郵便物(ゆうびんぶつ)を下に送る装置も、「chute」と呼ばれるようですね。
また「chute」だけで「ダストシュート」的な意味もあるようです。
(そしてWikipediaによれば「ダストシュート」は和製英語であり、英語では「Garbage chute(ガーベージ・シュート)」または「Rubbish chute(ラビッシュ・シュート)」というようです)
Wikipediaによれば、ダストシュートは今の日本であまり使わないようですが、
欧米ではまだ使ったりするようです。
なのでそちらを日常的に使う方々にとっては、
「『シュート』といえば『chute(ダストシュート)』!」という感じかもですね。
※
まあ「ダストシュート」については筆者が不勉強だった訳ですが、
でも「shoot」の意味がそれっぽかっただけに、誤解していた所はありますね…。
逆にちょっと面白い感じもします。
こういった例は、探してみると他にもあるかもですね。
なので、日常でふと何かが気になったりしたら。
「まあいいや」と疑問を「ダストシュート(chute)」に捨ててしまうのでなく、
その物に向けて「放ったり(shoot)」、少し調べてみるのもいいかもですね。
「価値がない疑問(dust)」と思っていた物から、意外な面白さも得られるかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「ウォーターシュート」というアトラクションもあります。
水が流れている滑り台を、上から滑っていく物ですね。
で、英和辞典によればこれは「water chute(ウォーター・シュート)」であるようです。
(※実際のアトラクションによってそれぞれの名前は違うかもです)
そもそも遊園地の滑り台自体を、「chute」と呼んだりするようですね。
また旅客機の緊急脱出装置(きんきゅうだっしゅつそうち)…
つまり「飛行機の事故の時に出てくるあの滑り台」も「chute」で表せるようです。
なので「自分は『chute』に関わったことないなあ」と思っている方も、
実は知らず知らずのうちに、どこかで関わっているかもですね。
追記2
ちなみに英和辞典によれば、
「shoot」には「(ゴミを)サッと入れる」とか「(ゴミを)ぼうり出す」という意味もあるようです。
なので「ダストシュートにゴミをサッと入れた」場合、
「ゴミを『シュート(chute)』に『シュート(shoot)』した!」と言えたりするかもしれません。」
ややこしいですが、ちょっと面白いですね。
◆用語集
・chute(シュート):
関連記事:『ゴミに関わる英語セブン』*3
*1:「shoot(シュート)」については 8/6 国+英:色んな「ート」で終わる言葉 ~アート、ゲート、ボート~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ゴミ」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『ゴミに関わる英語セブン』については 2/8 英+生他:「ごみ」に関わる英語7つ+α! ~「今週の英語セブン」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。