音楽などでよく聞く言葉の一つ「オクターブ(octave)」と、
その意味の一つでもあるらしい、フェンシングの「第8の構え/octave」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「オクターブ(オクターヴ)」は、音楽の印象が強い語ですね。
Wikipediaによれば「西洋音楽における8度音程」であるらしいです。
例えば、「ドレミファソラシド…」という音に対して、
上下の同じ「ド」の音などが、「1オクターブ」離れた音みたいなイメージですね。
オクターブが違ってても「同じ音」と感じるシステムは、なかなか興味深いです。
そんな音絡みのイメージ「オクターブ」ですが、
英和辞典にはまた違う意味も載っておりました。
というのも「octave(オクターブ、オクターヴ)」という語には、
フェンシングの「第8の構え(かまえ)」という意味もあるらしいです。
これについて、Wikipediaなどに由来は載っていませんでしたが、
「oct(オクト)」はラテン語などでは「8」を意味する語のようなので、その関連だと思われます。
(ちょうど10月を表す英語「October(オクトーバー)」も「8」に絡む意味ですが、由来となったローマ歴は今と2ヶ月ズレていたようです。またここでは略しますが、音楽のオクターブも「8」に関係していたりするようです)
ちなみに上記の「octave」には詩の「8行連句」という意味も載っていましたので、
「octave」は音楽専用の語でもない可能性もありますね。
なのでフェンシングをやっておられる方にとっては、
「『オクターブ(octave)』といえば『フェンシング』(の「第8の構え」)!」という感じかもですね。
…なんかいきなり強そうになりましたが。
※
まあ日常では出てくる「オクターブ」は、音楽関係の方が多いでしょうが、
同じ「オクターブ」という語が、音楽にも体育(スポーツ)にも絡んでいるのは面白いですね。
教科や分野が違うと「使っている言葉も違う」と思ってしまったりもしますが、
それらも意外と同じ言葉を使っていたり、根っこで関係していたりもします。
こういう語は他にもあるかもしれないので、探してみるのも面白いかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・オクターブ:
関連用語:「和音(わおん)」*2、「chord(コード)」
関連記事:『音を表す外国語セブン』*3
・フェンシング:
ちなみにフェンシングなどをテーマにしたボードゲーム作品『アンギャルド(En Garde)』というものもある。
関聯用語:「フルーレ」*4、「レイピア」*5、「近代五種(きんだいごしゅ)」*6
関連記事:『体育に関する英語セブン』
*1:「体育(たいいく)」については 10/5 英+体:「体育(たいいく)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「和音(わおん)」、「chord(コード)」については 11/27 数+音他:この「円(えん)」に「和音(わおん)」はついてますか? ~「弦(げん)/chord(コード)」と「和音/chord」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『音を表す外国語セブン』については 10/8 音+諸外:「音(おと)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:フェンシングで使う剣の一種「フルーレ」については 10/10 体+英他:「フェンシング」で「アルミホイル」は使えますか? ~「フルーレ/foil(フォイル)」と「箔(はく)/foil」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:フェンシングとも関係がある剣「レイピア」については 6/16 英語:broad/ブロードウェイ、ブロードソード、そして出刃包丁! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:フェンシングを含む競技「近代五種(きんだいごしゅ)」については 7/29 体+社他:「スポーツ」に「王様(おうさま)」はいますか? ~「近代五種(きんだいごしゅ)/キング・オブ・スポーツ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。