生活+英語+体育の話ー。
「応急手当しとけば、手術*1とかも要らないから!」という話ではありません。
ケガや病気(びょうき)に対し、急ぎで行う「応急手当(おうきゅうてあて)」と、
それに対応する英語「first aid(ファースト・エイド)」、
そして「first(ファースト)/一番(いちばん)の」などの話を。
前置き
今日は11月9日…「119の日」ということで。
電話の119番で「救急車(きゅうきゅうしゃ)」*2を呼ぶ時に重要そうな、
「応急手当(おうきゅうてあて)」について調べてみました。
※
まず「応急手当(おうきゅうてあて)」は、ケガや病気に対するとりあえずの手当/手当て(てあて)ですね。
(「応急(おうきゅう)」は急場の、間に合わせの、などの意味ですね)
本格的な治療(ちりょう)ではなく、事故(じこ)の現場等で急いで行う印象です。
救急車(きゅうきゅうしゃ)を呼んでもすぐ来るとは限らないので、放っておくと危なそうな人を助ける感じですね。
で、そんな「応急手当」を和英辞典で調べてみると
英語では「first aid(ファースト・エイド)/first-aid」となっておりました。
こちらも日本でよく聞く語で、ゲームなどでは回復スキル名になっていることもありますね。
ちなみに英和辞典でより詳しく調べてみると、
「first(ファースト)」は「第一(だいいち)の」とか「一番(いちばん)の」、
「aid(エイド)」は「助ける」とか「援助(えんじょ)」の意味があるようです。
それを知ってから「応急手当/first aid」の語を見ると、
「『応急手当』は『一番(first)』の『手当て(aid)』!」とも見えるかもですね。
何だか、よりすごそうに見える気もします。
※
まあ、一般人にできる応急手当は限られているので、
「医療的に『一番最高(first)』の手当て」なんて物は、中々できなさそうですが。
でも自分がケガや病気などで困っている時、
「『一番に(first)』助けてくれようとした人」というのは、印象に残りそうです。
なので、もし誰かが急なケガや病気で苦しんでいる時。
「医療の知識はないから、あんまりできることはないし…」と思うより、
まず自分にもできる「応急手当(first aid)」はないか、と考えてみるのもいいかもですね。
ケガ等で苦しむその人にとって、誰かが自分を助けてくれようとすることは、
それだけで精神的に、「一番の助け(first aid)」になるかも?
まあそんな感じで~。
関連記事:『医者を表す外国語セブン』*3
追記
ちなみに「first aid/応急手当」のイメージが強かったので、
筆者は「aid(エイド)」も「手当て」や「治療」的な意味かと思っていたのですが。
英和辞典を観ると、むしろ「援助(えんじょ)」、「援助者(えんじょしゃ)」、「救援物資(きゅうえんぶっし)」などの意味がありました。
なので医療的な治療・手当てより、援助や助けることがメインの意味なのかもしれません。
追記2
ちなみにWikipediaによれば、一般人が行うのが「応急手当」で
救急隊員が行うのが「応急処置(おうきゅうしょち)」というようです。
◆用語集
・応急手当(おうきゅうてあて):
関連用語:「松葉杖(まつばづえ)」*4、「三角巾(さんかくきん)」*5【包帯】
・応急処置(おうきゅうしょち)
*1:「手術(しゅじゅつ)」については 2/25 英語:手術(しゅじゅつ)に関する英語(を少し) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「救急車(きゅうきゅうしゃ)」については 9/9 英+国他:「ambulance/救急車」はどこから来るの? ~「ambulance(アンビュランス)」と「救急車(きゅうきゅうしゃ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『医者を表す外国語セブン』については 8/14 生+諸外:「医者(いしゃ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「松葉杖(まつばづえ)」については 11/2 生+国:「松葉杖(まつばづえ)」は「葉っぱ」でできてますか? ~「松葉杖」と「松葉(まつば)」の形(かたち)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:包帯の「三角巾(さんかくきん)」については 2/12 生+国他:「三角巾(さんかくきん)」と「三角巾」は違いますか? ~「頭(あたま)につける布」と「包帯(ほうたい)の一種」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。