英語+学習+こころの話ー。
ちょっとマニアックなタイトルでお送りしておりますが。
「できるようになる」等の意味の英語、「learn(ラーン)」と、
「学ぶ、調べる」等の意味の英語、「study(スタディ)」の話を。
前置き。
先日「master(マスター)」という語を紹介しましたが、
この「master」が持つ「習得(しゅうとく)」の意味から拡大して、
今回は「learn(ラーン)」という語の話を。
※
まず英和辞典によれば、「learn(ラーン)」は「習得(しゅうとく)する」、「学ぶ(まなぶ)」などの意味の英語のようです。
(「習得(しゅうとく)」とは、何かができるようになることですね)
後ろに「-ing」を付けた「learning(ラーニング)」の形でもよく聞く語で、
日本でも「eラーニング」(パソコンとかスマホとか、情報技術を使って行う学習)という語があり、またRPGなどのゲームに技として「ラーニング」の語が出てくることもあります(敵の使う技を学んだりする感じですね)。
で、筆者は今までこの「learn」について、
他の英語「study(スタディ)/学ぶ」と似た語だと思っていたのですが、
どうやら意味合いが少し違うようです。
というのも、英和辞典を見てみますと、
「study」があくまで「学ぶ」とか「調べる」意味なのに対し、
「learn」の方は「~できるようになる」という意味も含んでいるようですね。
なので比べると、「learn」の方が「身についている」感じもしますね。
何かを学んでも、それが必ず身につくとは限らない…と考えると、
その意味では「『learn(習得)』と『study(学び)』は違う(こともある)!」と言えるかもしれません。
※
さて、こう書くと「learn/習得」がえらくハードルが高くも見えますが、
調べてみると、意外と普段やっていることかもしれません。
例えば、英和辞典によれば「learn」は「単語を覚える」という意味もあるようです。
なので、何か1つ英単語を覚えれば、
それだけで「1つ『learn(習得)』した!」と言えるかもですね。
そう考えると、自分が何となく「学んで(study)」きた物の中でも、
自然と「身について(learn)」いるものはありそうです。
「自分は、何も身についてないかも…」と不安になったら、
ノートや単語帳などを見て、「習得(learn)」したものを数えてみたり、
あるいは新しい習得のために、何かを「調べて(study)」みたりしてもいいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・learn(ラーン)
・learning(ラーニング):
関連用語:「生涯学習(しょうがいがくしゅう)/lifelong learning(ライフロング・ラーニング)」*1
・study(スタディ):
関連用語:「生涯学習(しょうがいがくしゅう)/lifelong study(ライフロング・スタディ)」
*1:英語では「lifelong learning(ライフロング・ラーニング)」や「 lifelong study(ライフロング・スタディ)」ともいう「生涯学習(しょうがいがくしゅう)」については 7/25 国+学他:「生涯(しょうがい)」は「短く」て「長い」ですか? ~「涯(がい)/限り」と「生涯学習(しょうがいがくしゅう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。