国語+英語+生活の話ー。
何かを再び考えること、「再考(さいこう)」と、
それの英訳「reconsider(リコンシダー)」や「rethink(リシンク)」等の話を。
「リサイクル/再利用(さいりよう)」に絡めつつ。
前置き。
今日は3月15日…3(さ)・15(いこ)の日ということで、
「再考(さいこう)」という言葉を調べてみました。
※
まず「再考(さいこう)」とは、何かを考え直すこと、もう一度考えることですね。
自分が以前に考えたことや、他の人が決めたことを考え直す感じです。
例えば「進路(しんろ)を再考する」とか「校則(こうそく)の意味を再考する」とかですね。
ただこれ単体より「再考の余地(よち)がある/ない」という語としてよく聞くかもしれません。
そんな「再考」を和英辞典で調べてみると、
対応する英語として「reconsider(リコンシダー)」や「rethink(リシンク)」などが載っていました。
筆者はこれらをあまり見たことがなかったですが、
「consider(コンシダー)」が「よく考える」や「熟考(じゅっこう)する」、
「think(シンク)」が「考える」という意味なので、
それぞれに「再び」という意味の「re(リ)」を付けて表した感じですね。
例えば「re(再び)」+「consider(よく考える)」→「reconsider(再考する)」という感じです。
(ただ「rethink」の方は英和辞典に載っていなかったので、少し古い言葉かもです)
で、今回筆者は「think」や「consider」の方を知っていたので、
「頭に『re』を付けて、意味を広げられるのは便利だなー!」なんて思いました。
よく考えると、そもそもの「再考」という言葉も、「再」+「考」→「再考」って感じですね。
ある意味、物品を再利用(さいりよう)する「リサイクル」っぽいな、なんて思いました。
何か新しい物を言い表したい時、全く新しい言葉を用意するよりも、
「re」や「再」などを使って、今までの言葉を再利用(リサイクル)して使う…というのは手間が省けていいですね。
そう考えると「『再考』や『reconsider』(の成り立ち)は『リサイクル(再利用)』のお手本!」なんて考えられるかもです。
…まあ単純なリサイクルというより、「改造(かいぞう)」って感じもしますが。
※
まあ筆者が言うまでもなく、世の中には色んな言葉がありますし、
「リサイクルや再利用なんて当たり前じゃん?」と思われるかもですが。
しかし世の中を見てみると、
現代の我々は、古い物をリサイクル…再利用するよりは、
壊れた物を捨てて、新しい物を買って使う事も多い気がします。
「物」と「言葉」とでは事情は違いますが。
でも今回の「再+考→再考」や「re+consider→reconsider」みたいに、
「今ある物を、色々『再利用(リサイクル)』できるのかも」という考えは、
結構「お手本」にもなる、重要なことかもですね。
それを踏まえ、何かを捨てる前には少し「再考」してみてもいいかも?
まあそんな感じで~。