体育+英語+社会の話ー。
「びっくりワンちゃん大集合!」的な話ではありません。
狩りを手伝う犬*1「セッター(setter)」と、
バレーボール*2の役割の1つ「セッター(setter)」などの話を。
前置き。
昨日は猟犬(りょうけん)の「ポインター」*3について書きましたが。
それと似たものに「セッター」という犬種がある、と目に入ったので、
興味が湧いて調べてみました。
※
Wikipediaによれば犬の「セッター(setter)」とは、イギリス原産の長毛(ちょうもう)の中形犬らしいです。
獲物(えもの)を見つけると、構える姿勢をとる(セット/set*4)ところからこの名がある、らしいですね。
昨日の犬「ポインター(pointer)/指し示すもの」もそうですが、役割がそのまま名前になった感じです。
英和辞典を調べてみますと、
「setter(セッター)」にはこの「猟犬」のセッターの意味が載っていました。
また動詞の「set(セット)」には、「猟犬が獲物の位置を鼻で指し示す」という意味が載っていました。
なので、「set」や「setter」と猟犬「セッター」の歴史は、深い感じがしますね。
ところで「セッター」というと、バレーボールで聞く用語でもあります。
Wikipedia等によれば、バレーの「セッター(setter)」は「トスをあげる役目の選手」みたいですね。
(「トス」とはバレーにおいては、アタックへ繋がるパスをあげることですね)
当然、犬の「セッター」とバレーの「セッター」はまた違うのですが。
バレーの「セッター」の方を後から聞いたら、
少し「『犬(セッター)』も『バレー(ボール)』をやるの!?」みたいな気分にもなりそうですね。
…世界のびっくり動物映像とかでは、「バレーをする犬」とかもいそうですが。
※
ところで、今回バレーの「セッター」を軽く調べてみましたが、
「どうして『トスをあげる人』を『セッター』と呼ぶのか」は不明でした。
例えば、「トス(toss)」をあげるなら「トッサー(toss+er)」でも良さそうですし、
空中にいい球を「セット」する意味なら、そもそも「トス」の方を「セット」と呼んでも良さそうですが。
何故「トス」と「セッター」という組み合わせになっているのかは、不思議ですね。
筆者も今までニュース等で、バレー用語は聞いてきましたが、
特に疑問は持ちませんでしたね。反省です。
もちろん、色んなことの意味は全て知らなくても良いかもですが。
たまには猟犬の「セッター(setter)」や、バレーの「セッター」のように、
「知識を『狩って』やるぜ!」とか「後の学びのため、いい『トス』あげるぜ!」
…なんて思いつつ、調べてみるのも面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・セッター(犬):
関連用語:「ゴールデン・レトリバー(Golden Retriever)」*5【犬】
・セッター(バレー):
・setter(セッター)【英語全体】:
・toss(トス):
関連用語:「スパイク」、「volley(ヴァレー)」*6、「ボレー(volley)」
*1:「犬(いぬ)」や「猟犬(りょうけん)」については 12/29 国+理:「犬(いぬ)」も「侍(さむらい)」になりますか? ~「犬侍(いぬざむらい)」と「文化(ぶんか)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「バレーボール」や「スパイク」については 7/30 体+英他:「サッカー」と「バレー」と「忍者(にんじゃ)」の関係!? ~「spike(スパイク)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:犬の「ポインター」については 5/2 情+英他:「犬(いぬ)」は「画面(がめん)」で動きますか? ~「マウスポインタ/ポインター」と犬の「ポインター」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:英語の「set(セット)」については 1/1 英+ゲーム他:正月(しょうがつ)は「セットアップ」の時間ですか? ~「set up」と「立ち上げ」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:水鳥猟で獲物を回収していたらしい犬種「ゴールデン・レトリバー(Golden Retriever)」については 11/2 理+英他:その「犬(いぬ)」は「金色(きんいろ)の回収者(かいしゅうしゃ)」ですか? ~「ゴールデン・レトリバー(Golden Retriever)」と「retriever(レトリーバー)」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「volley(ヴァレー)」、「ボレー(volley)」については 10/12 体+英:「テニス」も「サッカー」も「バレーボール」ですか? ~「バレーボール(volleyball)」と「ボレー(volley)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。