体育+英語の話―。
「つまり、この世の全てはバレーボールなんですよ!」的な話ではありません。
球技(きゅうぎ)の一種「バレーボール(volleyball)」*1と、
テニスやサッカー*2で行われる技の一つ、「ボレー(volley)」の話を。
前置き。
まず「バレーボール(volleyball)」とは、球技(きゅうぎ)の一つですね。
高いネット越しに球(たま)…つまり「ボール(ball)」を打ち合う感じのスポーツです。
先日、日本でも男子バレーボールが話題になっていたので、見ておられた方も多いかもですね。
で、「バレーボール」は名前からして、
他の「テニス」や「サッカー」とは別の球技なのですが。
にも関わらず、「テニス」や「サッカー」もある意味「バレーボール」…
というか、「ボール」を「バレー」することがある、と言えるかもしれません。
というのも、技(わざ)の一つに「ボレー(volley)」というものがあるからですね。
国語辞典によれば、「ボレー(volley)」とは、ボールが地面(じめん)につく前に打ち返すことらしいです。
地面でドリブルが可能なサッカーはもちろん、
テニスでも、ボールが何回か地面についても(バウンドしても)いいのですが。
でも、そこをあえて地面につく前に打つのが、「ボレー」ということのようですね。
で、「ボレー」と「バレー」と書くと、また別物のようですが。
しかし英和辞典等によれば、どちらも「volley(ネットで聞いた感じ、発音は「ヴァレー?」)」で、同じ語のようです。
そもそもWikipediaによれば、「バレーボール(volleyball)」の名前も、テニスの「ボレー(volley)」から来ているようで。
バレーボールでは、基本的に空中で…地面に漬けないようにボールをやりとりするので、
ある意味全部のプレーが「ボレー(ボールが地面につく前に打つ)」ということになるようですね。
つまり、ざっくり言うと「ボレー(volley)」≒「バレー(volley)」という訳ですが。
上記のようにテニスやサッカーも「ボール(ball)」を「ボレー(volley)」することを考えると、
「『テニス』も『サッカー』も『バレーボール(volleyball)』だった…!?」みたいな感じもして面白いです。
※
まあ筆者のジョークはともかく、
今回「バレーボール」の由来に「テニス」が関わっていたりしたのは、なかなか興味深かったです。
でも今まで「ボレー」という語は何度も聞いて来ましたが、
「バレーボール」との関係については、まるで考えませんでしたね。反省。
もちろん名前の意味は知らなくても、スポーツは楽しむことが出来ますが。
でも今は秋(あき)…「運動の秋」で「読書の秋」なので、
また色んなスポーツの名前の由来を、調べてみるのも面白いかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・ボレー【スポーツ】:
関連用語:「シュート(shoot)」*3、「トス(toss)」*4
・volley(ヴァレー、バレー、ボレー)【英語一般】:
*1:スポーツ・球技の一種「バレーボール」については 7/30 体+英他:「サッカー」と「バレー」と「忍者(にんじゃ)」の関係!? ~「spike(スパイク)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「サッカー」や「スポーツ」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「シュート(shoot)」については 8/6 国+英:色んな「ート」で終わる言葉 ~アート、ゲート、ボート~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「トス(toss)」については 5/3 体+英他:「犬(いぬ)」も「バレー」をやりますか? ~犬の「セッター(setter)」とバレーボールの「セッター」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。