5/8 社＋こころ：「ほうれんそう」の「逆（ぎゃく）」は何ですか？　～「報連相（ほうれんそう）／報告・連絡・相談」の「逆」を考えてみる話～

　社会＋こころの話ー。
　「ほうれん草かカボチャ、一方しか選べない…！」的な話ではありません。

　古くからあるビジネス用語、
　「報連相（ほうれんそう）／報告（ほうこく）・連絡（れんらく）・相談（そうだん）*1」と、
　あえてその「逆（ぎゃく）」を考えてみる話です。

　思いつきなので雑かと思います。すみません。

　前置き。
　昨日野菜の「ほうれん草」について書いた流れで、
　ビジネスの「報連相（ほうれんそう）」という語を思い出したので、その話を。

※

　まず「報連相（ほうれんそう）／報告・連絡・相談」とは、ビジネス関係の印象の語ですね。
　ざっくり言うと、「上司（じょうし）等へのこまめな報告（ほうこく）や連絡（れんらく）、相談（そうだん）が大事だよー」って感じかと思います、

　まあ、この語が考え出されたのがだいぶ古いようなので（Wikipediaによれば1982年らしいです）、
　今はもっと別の言葉が色々ありそうですが。
　でも上記「報連相」の内容も、基本的には重要なことかと思います。
　情報（じょうほう）の共有（きょうゆう）って大事ですしね。

　しかし筆者も「あまのじゃく」…逆らって考えがち）な性格でして。
　「これ（報連相）をしなかったらどうなるのか…？」などと思いまして。
　「報連相（ほうれんそう）の逆」というものを考えてみました。

　まず上記の「報連相」が「報告する」、「連絡する」、「相談する」ことだとすると。
　「報連相の逆」はこれらをしないことになるので、
　「報告しない」、「連絡しない」、「相談しない」って感じですかね。

　つまり何か事件（じけん）やトラブルがあっても、
　上司・先生・仲間に報告しないし、誰にも連絡しないし、相談しない…と。
　…知られないまま、問題が悪化していきそうですね。
　自分だけで解決できればまだいいですが、できないとかなりヤバそうです。
　例えば火事とかだと、手が付けられないほど火が激しくなってから、ようやく他の誰かが気づきそうです。

　これに関して、ドラマの誘拐事件で誘拐犯（ゆうかいはん）が言いそうな、
　「警察に相談すれば、人質（ひとじち）の命はないからな…！」というセリフを思い出しました。
　従ってしまいたくなるかもですが、従っても人質の命は保証されてなかったりするんですよね。
　お金だけ奪われて人質は帰ってこない／殺されてしまう、みたいなケースも、ドラマ・マンガとかで見る気がします。

　上記に関連させると、
　「警察へ報連相しないこと」を…「警察に報告しない、連絡しない、相談しない」と考えると、
　「報連相の逆」は、犯人や悪い人にとって、かなり都合がいいことになりそうですね。
　逆に、被害者はどんどん悲惨（ひさん）なことになりそうです。
　…あまり得がなさそうですね、「報連相の逆」。

※

　さて、どうして上のようなことを考えたかというと、
　「アドバイスは、逆から考えた方が分かる時もあるかも？」と思ったからですね。　
　（過去記事でいうと『権利剥奪ディストピア』*2みたいな感じです）

　例えば、「人に優しく」とか「法律は守ろう」といった言葉がありますが。
　これらは重要かもですが、たくさん聞きすぎて、
　「聞き慣れているから流してしまう」ところがあるかもしれません。
　「はいはい、分かった分かった」とか、「表向きはそう言いますよねー」みたいな感じですね。
　そして結果的に、軽く考えてしまうところがあるかもです。

　なので「聞き慣れたアドバイス」については、そのままよりも、
　逆に「そのアドバイスを守らなかったらどうなるのか？」を考えるのもアリかなと。
　そうすると、それを守らなかったときのヤバさ・デメリットや、
　守ったときのメリットが見えやすいかも、と思ったのが今回の「報連相の逆」の話ですね。

　もちろん別に「『報連相』は絶対守らなきゃ！」と言いたい訳ではなく、
　「たまに逆から考えてみるのも面白いかも？」という話ですね。

　なのでもしあなたが、誰かから「聞き慣れたアドバイス」を言われたら。
　「はいはい分かった分かった」と聞き流す前に、
　「…ん、これの『逆』はどんな感じだろ？」って考えてみてもいいかも？
　ちょっと頭の体操（たいそう）にもなって、面白いかもですね。

　まあそんな感じで～。

◆用語集
・報連相（ほうれんそう）／「報・連・相」：
　関連用語：「消息（しょうそく）」*3
　反対っぽい語：「内緒（ないしょ）」*4

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