音楽+イタリア語の話ー。
「俺ならガチョウを楽器のように吹ける…!」という話ではありません。
そもそも動物虐待っぽいですし
名前の由来が「小さなガチョウ」らしい楽器「オカリナ(ocarina)」と、
イタリア語の「oca(オーカ)/ガチョウ(鵞鳥)」等の話です。
前置き。
まず「オカリナ」とは、楽器の一種ですね。
穴が一杯空いていて、指で押さえながら吹き鳴らす感じです。
使い方は楽器の「笛(ふえ)」と似ていますが、他の笛が割と真っ直ぐなのに対して
オカリナは幅が広く、くにゃっとした変わった形をしているのが特徴です。
そんな「オカリナ」、筆者も今まで名前を気にしてきませんでしたが。
手元の国語辞典を調べてみると、
「ocarina=小さなガチョウ」と載っておりました。
ちょっと意外ですね。
そこでWikipediaや外国語辞典も調べてみると。
確かにイタリア語で「ガチョウ(鵞鳥)」は「oca(オーカ)」というらしく、
それに「-ina/ "小さい" を意味する接尾語(せつびご)」をつけたのが「オカリナ(ocarina)」のようです。
造語(ぞうご)…つまり作られた言葉のようですね。
つまり「あなたは『オカリナ(ocarina)』を吹けますか?」という質問は、
名前の意味的には、
「あなたは『小さなガチョウ(ocarina)』を吹けますか?」とも言い換えられそうです。
…いきなりこう聞かれたら、ギョッとしそうですが。
※
ところで、筆者の手元の国語辞典には、
オカリナは「ハト形の楽器」とも書かれていました。
(この場合の「ハト」は鳥の「ハト(鳩)」と思われます。)
同じ鳥類(ちょうるい)ですが、「ガチョウ」とはまた違う例えですね。
確かに改めて「オカリナ」の形を見ると、
ハト形のお菓子、「ハトサブレ」にも似ている気もします。
もっとも「ガチョウよりハトに似ている」とまで言えるかは不明ですが…。
なので、あなたが今度「オカリナ(ocarina)」を見ることがあれば。
その形が「小さなガチョウ(ocarina)」に似ているか、
それとも「ハト(ハト形)」に似ているか。
考えてみるのも面白いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
オカリナはそのユニークな形もあって、独特な雰囲気がある気もします。
だからか、ファンタジー系の作品で見ると印象深いですね。
筆者としては、ジブリアニメの『となりのトトロ』に出ていたり、
ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』などに出ていたりするのを思い出します。