のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

7/22 生+英他:「見えない網(あみ)」ってなーんだ? ~社会の「セーフティネット(safety net)」の話~

 生活+英語+社会の話―。
 「お前は、すでに俺の策略(さくりゃく)の網の中…」的な話ではありません。


 トラブルにあった人を助けるため、網(あみ)*1のように張(は)っておく制度(せいど)、
 セーフティネット(safety net)」の話を。


 前置き。
 昨日「安全(あんぜん)/safety(セーフティ)」*2について書いたことから、
 「セーフティネット」という語を思い出したので、その話を。


 まず「網(あみ)/net(ネット)」とは、糸を編(あ)んで作った道具ですね。
 わかりやすいのは縦(たて)と横(よこ)に糸を張ったもの、という感じです。
 「網」は魚を捕ったりするときにも使いますが、
 今の時期だと、特に「虫取り網(むしとりあみ)」でよく見るかもですね。


 で、「網/net」は、例えその糸が透明(とうめい)*3でも、
 基本的には「目に見える」印象ですが(※でないと使いにくそうですし)。
 しかし一方で「目に『見えない』網(net)」もあると言えるかもしれません。
 というのも、セーフティネット(safety net)」という仕組みもあるからですね。


 このセーフティネット(safety net)」とは、社会の仕組みの一種としてよく使われる語ですね*4
 Wikipediaによれば「網の目のように救済策(きゅうさいさく)を張ることで、全体に対して安全や安心を提供するための仕組み」のことらしく、「社会保障(しゃかいほしょう)」の一種らしいです。
 ざっくり言うと、誰かが困ったときに助けるための制度(の集合)、って感じですかね。
 例えば「生活保護(せいかつほご)」などもここに含まれるようです。


 昔の話ですが、筆者が大学でこの「セーフティネット」について習った時は、
 「誰かに何か悪いことがあった時、それより下へと落ちていかないよう、途中で網のように食い止める制度」…的な話を聞いた印象もありまして。
 だからか筆者は、特に(物理的な)「網」っぽい印象を、セーフティネットに持っていたりします。


 ただ「網」といっても、「セーフティネット」は「物」ではなく「制度」なので、
 物のように目に見える形・姿はありません。


 その意味では、
 「『見えない網(net)』ってなーんだ?」というクイズがあったら、
 「(制度としての)『セーフティネット(safety net)』!」なんて答えられるのかもですね。


 ちなみに筆者は何かをする時に、
 失敗したらどうしよう…と緊張(きんちょう)しがちな性格なのですが。
 でもそこに救済策…「網」があると、少しホッとしたりもします。


 なので上記の、社会の「セーフティネット」…人を助ける仕組みも、
 「そこにある」だけで、誰かをホッとさせている部分があるかもですね。
 その働きは普段「見えなく」ても、結構重要かもです。


 まあ、社会や国のお金にも限りはあるので、
 「無限に『セーフティネット』厚くしようぜ!」とは中々言えないですが。
 でも自分から「見えない」ところで「網(net)」に救われる人がいたり、
 またはすでに自分が「網」に救われてる所があるかも?というのは、結構重要なことかもですね。



 まあそんな感じで~。





追記
 ところで、「困った時に役に立つもの・制度」というのは、
 逆に自分が「困ってない時」は、イマイチ価値(かち)が分かりづらかったりするかもです。

 例えばいつも健康で上手く行っている人には、
 「病気になったり、上手くいかないときの仕組み」の価値は、ピンと来にくいかもですね。
 それこそ、「(自分には価値が)見えない網」って感じかもです。

 ただ残念ながら、健康な人が突然病気やケガをすることもあるので、
 例えば「この病気の支援(しえん)制度要らないよな~」と思ってなくしたものが、
 後で(病気等になった)自分に必要になった…なんてことは起こりそうではありますね。

 まあどれが正しい、悪い、と言いたい訳ではなく。
 ただ「人生何が起こるか分からないから難しいね~」って感じがします。

 何が起きるか分からないから、みんな不安になったりして、
 それこそ「こっちの世代にもっとお金を!保証を!」的なことを言い合ってモメる…的なところもある気がします。
 (ちょっと違うかもですが、「将来が不安だからみんな貯金する→経済が回りづらく→景気が悪く」的な話は、時々聞く気もしますし。もっとも、この説がどれくらい今や昔の状況に合っているかは、筆者には不明ですが)
 

追記2
 ちなみに本文ではテンポ上飛ばしましたが、
 「インターネット(internet)」自体も形はないので、「見えない網」とは言えそうですね。
 検索画面を見たり、ネットを使ったりすることはあっても、「網」自体を目で見ている訳ではないですし。

 同じ理由で「通信網(つうしんもう)」とかも目に見えない…と言えそうなので、
 今度「○○網」といった言葉を見かけたら、
 「これは目に見えるかな?」と考えてみるのも面白いかもですね。



◆用語集
セーフティネット(safety net)/セーフティーネット
 関連用語:「保障(ほしょう)」*5、「保証(ほしょう)」、「保健室(ほけんしつ)」*6、「ライフライン*7
 関連記事:『安全を表す外国語セブン』*8、『平和を表す外国語セブン』*9




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*1:「網(あみ)」や「糸(いと)」については 9/21 英+生:「糸(いと)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「安全(あんぜん)」や「safety(セーフティ)」については 3/21 社+国他:「道路(どうろ)」にも「島(しま)」はありますか? ~「交通島(こうつうじま)」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「透明(とうめい)」については 12/13 理+英他:「透明(とうめい)」で「緑(みどり)」な「家(いえ)」ってなーんだ? ~「温室(おんしつ)/greenhouse(グリーンハウス)」などの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4: ちなみに英和辞典によれば、サーカスで下の方に貼ってある網を「safety net(セーフティネット)」というようです。

*5:「保障(ほしょう)」や「保証(ほしょう)」については 7/17 国+社他:「ほしょう」と「ほしょう」は違いますか? ~①「保証(ほしょう)」と②「保障」と③「補償」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:ある意味学校でセーフティネット…というか居場所(いばしょ)になっていることも多そうな場所「保健室(ほけんしつ)」については 7/20 国+生他:「ほけんしつ」等を漢字で書けますか? ~「ほけん」の漢字クイズの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:ライフライン」については 8/9 生+英他:「ライフライン」は「手(て)」にありますか? ~「ライフライン」と、手の「生命線(せいめいせん)/lifeline」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:記事『安全を表す外国語セブン』については 7/21 生+諸外:「安全(あんぜん)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:記事『平和を表す外国語セブン』については 8/11 社+諸外:「平和(へいわ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。