生活+英語+学習の話―。
「赤ちゃんの振りをすれば、テストが楽に…?」的な話ではありません。
赤ちゃん用のベッド*1「ベビーベッド」(※和製英語らしいです)と、
対応するアメリカ英語「crib(クリブ)」、
そして「crib sheet(クリブ・シート)/カンニングペーパー」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「ベビーベッド」とは赤ちゃん用のベッドのことですね。
周りに柵(さく)が付いていたりして、赤ちゃんが落ちにくくなっていたりします。
まさに「赤ちゃん(baby)用のベッド(bed)」って感じの名前ですね。
ただWikipediaによれば「ベビーベッド」は「和製英語」らしく、
アメリカ英語では「crib(クリブ)」というようです。
で、この「crib(クリブ)」という語周りには、
実はちょっと意外な語もあって面白かったりもします。
というのも、「カンニング」という語が関わっていたりするからですね。
どういうことかというと、英和辞典によれば、
「crib sheet(クリブ・シート)」は「カンニングペーパー」という意味があり、
また「crib(クリブ)」自体も、この「crib sheet」の意味を表したりもするからですね。
(「カンニングペーパー」とは、カンニング…テストで答えをこっそり見るのに使う紙のことですね)
何故「crib sheet」や「crib」に「カンニングペーパー」の意味があるのかは不明ですが。
でも「カンニングペーパー(crib、crib sheet)」をカンニングに使う…というのは、
ちょっと「『ベビーベッド(crib)』を『カンニング』に使うの…!?」って感じもして面白いですね。
※
なので、いつか難しいテストを受けることになり、
「カンニングしてしまいたい…」という気持ちになった時は。
「いや、テスト会場に『crib/ベビーベッド、カンニングペーパー』を持ち込むわけには!」なんて踏み留まってみるのも、
ちょっと面白くて、良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
本文ではテンポ上飛ばしましたが、
Wikipediaによれば「ベビーベッド」は、「infant bed(インファント・ベッド)」、 「cot(コット)」などというようです。
(手元の和英辞典には、残念ながら「ベビーベッド」自体が載っていませんでした)
追記2
ちなみに英和辞典によれば、「crib(クリブ)」には「虎の巻(とらのまき)」という意味もあるようです。
「虎の巻(とらのまき)」は元々、秘伝(ひでん)の奥義書(おうぎしょ)…みたいな意味らしいのですが、
学校系だと、「教科書の解説書」や、「教科書ガイド」などがこう呼ばれることも多いようですね。
また「あんちょこ」という語も、似た意味で使われたりするようです。
(ちなみにこれは「安直(あんちょく)」という語に関係があったりするようです)
「虎の巻」や「あんちょこ」は、間に合わせのテスト用マニュアル…みたいな意味もあれば、
「カンニングペーパー」の意味で使われることもあるようで。
なので「crib」の意味に「虎の巻」があったのは、ちょっと「crib sheet/カンニングペーパー」寄りの意味合いもあるかもですね。
◆用語集
・ベビーベッド:
関連用語:「天蓋(てんがい)」*2
・crib(クリブ)【英語】:
*1:寝具の「ベッド(bed)」については 4/21 生+英他:「海(うみ)」に「ベッド」はありますか? ~「bed(ベッド)」と「海底(かいてい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:ベビーベッドの上についていることもある覆い「天蓋(てんがい)」については 7/24 生+英:「ベッド」に「キャノピー」はついてますか? ~「天蓋(てんがい)/canopy(キャノピー)」との話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。