社会+英語+ゲームの話―。
死んだ人間の霊(れい)である「幽霊(ゆうれい)/ghost(ゴースト)」*1と、
海(うみ)に捨てられた漁具(ぎょぐ)が、海の生物を死なせていまう現象、
「ゴーストフィッシング/幽霊漁業(ゆうれいぎょぎょう)」の話を。
体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
先日「ハロウィン」…お化けや幽霊に関わるCMを見たことなどから、
今回は「ゴーストフィッシング」という語の話を。
※
まず「幽霊(ゆうれい)」とは、亡くなった人…死んだ人間の霊(れい)のことですね。
英語の「ゴースト(ghost)」も有名で、日本でもカタカナ語でよく見る印象です。
特にファンタジー系アニメや、ゲームなどでよく見る語ですね。
で、幽霊はもう死んでいるので、食事を必要としないと思われます。
そのため食べ物を取るための作業…、
例えば魚(さかな)などを捕る「漁業(ぎょぎょう)/フィッシング(fishng)」も必要なさそうですが。
にも関わらず、「ゴースト」と「フィッシング」の語がセットになることがあるようです。
というのも「ゴーストフィッシング/幽霊漁業(ゆうれいぎょぎょう)」という語があるらしいからですね。
Wikipediaによれば「ゴーストフィッシング(ghost fishing)」とは、
「漁業者(ぎょぎょうしゃ)の管理下を離れた漁獲機能を残した漁具(ぎょぐ)等が海中に残留(ざんりゅう)して水産動物の死亡を引き起こし続ける現象」らしいです。
すごいざっくり言うと、
「海に捨てた網(あみ)などの道具が、海の生物を死なせ(続け)てしまうこと」って感じですね。
なので「ゴーストフィッシング/幽霊漁業」という名前の上では
「『幽霊(ゴースト)』も『漁業(フィッシング)』をしてる!?」という感じですが。
でも実際には幽霊…死んだ人間というより、「生きた人間」のゴミ捨てで起こってる事態の気がするので、
幽霊にしたら「俺たちのせいにするなよ!」って感じかもですね。
※
さて、上では「海の生物」の被害について書きましたが、
これは、人間(にんげん)にも関わる話と思われます。
人にも寄りますが、海産物を食べる人は多いですしね。
(日本の場合、魚介系の「ダシ(出汁)」などを含むと、関わる人は多そうです)
ひどい話をすると、「魚が少し減っても、全然大丈夫!」と言える環境なら、
人間にとっては、まだ影響は少ないかもですが。
でも最近、ただでさえ「魚が穫れない」という話も聞きます。
そこに「ゴーストフィッシング」でさらに海の生物が死んだら、もっとヤバそうですね。
なので、色んな海のトラブルを放っておくと、
「ゴースト(死んだ人間)」どころか生きた「人間」の方が、
満足に「漁業(フィッシング)」ができない…という事態になるかも?
そう考えると、「ゴーストフィッシング(幽霊漁業)」をなんとかするのは、
(特に博愛ではない)人間中心の視点でさえ、重要なのかもしれません。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに上記の「海に捨てられた漁具(ぎょぐ)」は、
「ゴーストギア(ghost gear)」などと呼ばれるようです。
◆用語集
・ゴーストフィッシング:
関連記事:『港を表す外国語セブン』*2
*1:「幽霊(ゆうれい)」については 5/25 英+歴:「聖霊(せいれい)」と死者、鬼と人 ~色んなゴースト~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:記事『港を表す外国語セブン』については 9/8 社+諸外他:「港(みなと)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。