生活+国語+社会+ゲームの話ー。
「ひしゃく(柄杓)」*1や「ます(升)」*2など、
容器(ようき)系を表したりもする字、「斗(と)」と。
その「斗」が時に代わりになったりする字、「闘(とう)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
ます「斗(と)」という字については、
昨日までは主に、「体積(たいせき)」*3の単位としての「斗」を紹介してきましたが。
(例えばお米などに関して、「合<升<斗<石」の中の「斗」)
他にも「斗」は字としては、
「容器(ようき)」…入れ物(いれもの)的な物を表すこともあるようです。
例えば国語辞典によれば、
「斗」は「一斗入りのます」(※容器の「升(ます」のことと思われます)を表す、と書かれていました。
また漢和辞典によれば「斗」は「ひしゃく(柄杓)」や、「とます」(一斗をはかるいれもの)などの意味があるようですね。
(「柄杓(ひしゃく)」は、液体(えきたい)その他をすくうときに使う道具、また容器のことですね)
そんな訳で「斗」は、「ひしゃく」や「ます」など、色々な容器(ようき)を表すことがある訳ですね。
そう考えると、生活感(せいかつかん)がある気もするのですが…。
一方で、「斗」という字は、ちょっと非日常(ひにちじょう)っぽい意味も持っているようです。
というのも、国語辞典・漢和辞典やネットによれば、
「斗」は「闘(とう)」の字の代わりに使われたりもするらしいからですね。
なので例えば、「決闘(けっとう)」の代わりに「決斗(けっとう)」、
「戦闘(せんとう)」の代わりに「戦斗(せんとう)」と書いたりもするようです。
…でも「容器」としての「斗」の意味を知った後に、
「戦斗(せんとう)/戦闘」などの字を見ると。
「『容器(斗)』で『闘う』の…!?」みたいな感じもして、ちょっと面白いですね。
ひしゃく(斗)とます(斗)、果たしてどちらの方が闘いやすいのだろう
※
まあ実際の「戦闘」に「斗」…ひしゃく(柄杓)とか、
または「容器」を使うことはあまりなさそうですが。
でもゾンビ映画なでは、油とかを入れた「一斗缶(いっとかん)」が活躍したり、
またゲームなどでは、容器である「鍋(なべ)」等が、ユニークな武器・防具として出てくることもあります。
なので、もしどこかでそういう光景(こうけい)を見たら、
ちょっと「斗」と「闘」の関係を思い出してみても、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
改めて、体積の単位としての「斗(と)」は、
「1斗」は「10升(じゅっしょう)」で、「100合(ひゃくごう)」、
また「10斗」で「1石(いっこく)」になるという感じです。
ちなみに「1斗」はリットルにすると「18リットル」を表すようです。
「容器」の「斗(「ひしゃく」や「ます」「とます」)」で計った量が、
「一斗」である…と考えると、わかりやすい気もしますね。
英語で言う「ワンスプーン」とかと似た感じなのかもしれません。
◆用語集
・斗(と)【体積・単位】:
・斗(と)【漢字・全体】:
関連用語:「北斗七星(ほくとしちせい)」*4
*1:「柄杓(ひしゃく)」については 5/19 英語:「アイス」と「ニュース」を「スクープ」する!? ~「scoop(スクープ)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「升(ます)」については 6/14 ゲーム+国:「マス」は「四角(しかく)」で「丸い」ですか? ~「マス」と「升目(ますめ)」と「升(ます)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「体積(たいせき)」については 6/13 社+英:街づくりに関わる英単語 ~withシムシティ ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「北斗七星(ほくとしちせい)」については 3/13 社会:鉄道/星の名は列車になりました - のっぽさんの勉強メモ を参照。