歴史+国語の話ー。
今日は3月28日、3・28(さ(ん)・には(ち))ということで
古代の役職、「審神者(さにわ)」の話です。
簡単に。
「審神者(さにわ)」というのは、
古代の神道とかで「神託(しんたく)」(つまり神のお告げ)を受ける人のことらしいですね。
あるいは人に憑いた霊や神様の名前を明かしたりするそうです。
最初は日本史の資料集か何かで見た覚えがあります。
まあ神様と名乗る悪霊がついた場合、判定できないとひどいことになりそうですしね。
大事なお仕事ではなかったかと思います。
でも漢字からすると「神を審判する者」「神託を審判する者」って感じでカッコいいですね。
ちなみにこの時代は今からすると結構独特の言葉が多いです
「太占(ふとまに)」とか「盟神探湯(くかたち)」とか。
…過去記事で、語呂合わせの「夜露死苦(よろしく)」とかを書きましたが、ちょっと似てる感じもしますね。
あとは「禊(みそぎ)」*1や「祓(はらえ)」など、一文字でカッコいい言葉もあります。
このブログではよく「中2病」を利用して勉強しちゃう記事とかも書いてますが、
上記の用語たちもそれに使えそうです。
「歴史にあんまり興味がないけど、カッコいい言葉は好き!」という方は、
まず「審神者(さにわ)」とか「盟神探湯(くかたち)」とかから入ってみてもいいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・審神者(さにわ):
筆者の知る限りゲーム『刀剣乱舞』*2や『九龍妖魔學園紀』などに出てきた言葉でもある。
関連用語:「埴輪(はにわ)」*3
・『九龍妖魔學園紀』【ゲーム】:
関連用語:「jade(ジェイド)/ヒスイ(翡翠)」*4、「ヒスイ(翡翠)」、「勾玉(まがたま)」*5
・太占(ふとまに):
獣(けもの)の骨に傷を付け、火で焼いて亀裂(きれつ)の入り方を見る占い。卜占(ぼくせん)の一種。
ざっくり言うと「獣の骨ひび割れ方占い」みたいな感じか。
似た占いの「亀卜(きぼく)」*6が伝わってきた以降、日本では廃れたようだ。
*1:「禊(みそぎ)」については 3/26 歴+国:お湯を「沸かす」のに「涼しい」名前!? ~茶道の「風炉(ふろ)」「涼炉(りょうろ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:ゲーム『刀剣乱舞(とうけんらんぶ)』については 7/7 歴史:聖徳太子 with 最強武器!? ~七星剣&丙子椒林剣~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:名前が似ている「埴輪(はにわ)」については 8/28 歴史:「埴輪(はにわ)」は命を救ってる!? ~「殉死(じゅんし)」と「埴輪」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:宝石の「ヒスイ(翡翠)」を表す英語「jade(ジェイド)」や「ヒスイ(翡翠)」については 5/15 理+歴:「鳥(とり)」は「宝石(ほうせき)」を生みますか? ~「カワセミ(翡翠)」と「ヒスイ(翡翠)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:古代日本の装身具「勾玉(まがたま)」については 5/16 歴+英他:「古代(こだい)」では「ビーズ」が流行りましたか? ~「勾玉(まがたま)/comma-shaped bead(コンマ・シェイプド・ビード)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「亀卜(きぼく)」については 7/28 理+国:「ウミガメ(海亀)」は「妖怪(ようかい)」の一種ですか? ~「大きなウミガメ(海坊主)」と妖怪「海坊主(うみぼうず)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。