のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

5/13 理+歴他:「ズレたクチバシ」は「勲章(くんしょう)」ですか? ~鳥の「イスカ」と「イエス・キリスト」の話~

 理科+歴史+国語の話ー。
 別に「全てのクチバシはズレているほど良い!」という話ではありません。


 ズレ*1たクチバシ(嘴)*2を持つ鳥「イスカ(鶍、交喙)」と、
 それに関係している説もある人物、「イエス・キリスト*3に関する話です。


(※本記事中、人名等敬称略)


 前置き。
 今週は「愛鳥週間(あいちょうしゅうかん)」*4ということで、
 今日はクチバシに特徴のある鳥、「イスカ」についての話を。


 まず「イスカ(鶍、交喙)」とは、鳥の一種ですね、
 Wikipediaによれば「スズメ目アトリ科」に分類される鳥のようです。
 体の色は、オスは赤色ですが暗め、メスは灰色っぽかったりと、
 画像を見ると、どこか地味めの印象も受ける気もしますが。


 が、そんなイスカには1つ大きな特徴がありまして。
 それは上下のクチバシ(嘴)が、左右で「互い違い(たがいちがい)」になっていることですね。
 つまりぴったり合わさるのではなくて、ズレて交差(こうさ)する形になっているわけです。
 (例えば両手の人差し指を交差させて上下に絡めてみると、イメージしやすいかもです)


 何故こうなっているのかは不明ですが、
 一説にはイエス・キリストに関係した話があるようです。


 何でもWikipediaによりますと、
 「イエス・キリスト」が(処刑で)十字架(じゅうじか)に磔(はりつけ)になった時に、
 イスカは(イエス・キリストの体を磔(はりつけ)にしている)釘(くぎ)*5を引き抜こうとしたのだとか。
 そのため、この形のクチバシになった…という伝承(でんしょう)があるようです。
 釘を抜こうとして頑張った結果、クチバシが曲がってズレてしまったということですね。


 なのでイスカはキリスト教圏では「義人(ぎじん)」…、
 つまり「(神*6からの視点で)正しいことをする人」のイメージがあるようです。


 日本にも「名誉(めいよ)の負傷(ふしょう)」とか、
 「(人のための)ケガは勲章(くんしょう)*7」といった言葉もある気もしますが。
 キリスト教圏では「イスカの『ズレたクチバシ』は、(釘を抜こうとした)『勲章』!」ということになるかもですね。
 …まあ現代のイスカ自身がどう思っているかは不明ですが。


 ちなみに国語辞典やWikipediaによれば、
 イスカのクチバシは、松(まつ)*8などの種を食べるのに便利だそうです。
 (説明が難しいのですが、ネット上には図解をしておられるサイト様もありました)
 だとすればクチバシが曲がっているのは、進化(しんか)*9上の理由から…という可能性もあるかもですね。


 「ズレ」という語は、マイナス*10のイメージもある気がしますが。
 上記の話からは、イスカのクチバシは「ズレているからこそ良い」ということになるかもですね。
 ちょっと逆説(ぎゃくせつ)っぽくて面白いです。


 さてイスカは(日本では)冬鳥のようなので、しばらく見る機会はなさそうですが。
 もしあなたが、冬*11にクチバシの交差した鳥を見たら、
 「もしや、あれがイスカか…!?」とか、
 「一説にはイエス・キリストの釘を抜こうとしたという…!?」
 なんて思ってみると、ちょっと楽しいかもしれませんね。




 まあそんな感じで~。




◆用語集(※人名等、敬称略)
・イスカ(鶍、交喙):
 Wikipediaによれば「スズメ目アトリ科」の鳥。
 ちなみに「イエス・キリスト」を磔(はりつけ)にしていたとされる釘は「聖釘(せいてい)」*12として聖遺物(せいいぶつ)とされているようだ。話の流れで考えると、これはイスカが抜こうとしていた釘でもある、と言えそうだ。
 聖遺物やキリストの血に触れて奇跡(きせき)が起こった話などは多いので、釘を抜こうとしたイスカにも何か「聖」系のイベントが起こっていたかもしれない。
 ちなみに格闘ゲームで『GUILTY GEAR ISUKAギルティギア イスカ)』(2003年)という作品もある。
 また筆者としては『アルシャードセイヴァーRPG リプレイ』という読み物に「真儀イスカ」というキャラクターが出ていたのが印象深い(そこで鳥のイスカの話を初めて知ったような気がする)。


・義人(ぎじん):
 国語辞典によれば、利害をかえりみず、自分が正しいと思う事をやりとげる人、らしい。
 Wikipediaによれば、キリスト教ユダヤ教では「神の目から見て正しいことをする人」となるらしい。
 似た言葉に「義士(ぎし)」もあるが、こちらは例えば『忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』*13で有名な「赤穂浪士(あこうろうし)」を「赤穂義士(あこうぎし)」と呼んだりしたらしいので、またイメージや使い方が違うかもしれない。
 関連用語:「正義(せいぎ)」*14、「やる気」、「殉死(じゅんし)」*15、「犠牲(ぎせい)」*16




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*1:「ズレ」については 9/19 理科:生物/「ズレ」ているから逆に便利!? ~目や耳などの、二つある物のズレの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「クチバシ(嘴)」や「鳥(とり)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*3:イエス・キリスト」や「キリスト教」については 12/17 社会:水(みず)と宗教(しゅうきょう)の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「愛鳥週間(あいちょうしゅうかん)」については 5/11 理+国:「枝(えだ)」では「メジロ」が「目白押し(めじろおし)」ですか? ~鳥の「メジロ(目白)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「釘(くぎ)」については 7/30 体+英他:「サッカー」と「バレー」と「忍者(にんじゃ)」の関係!? ~「spike(スパイク)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「神(かみ)」については 3/3 国語:運命(うんめい)、神(かみ)、そして社会(しゃかい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「勲章(くんしょう)」については 10/8 国+生:「勲章(くんしょう)」と「燻製(くんせい)」のあいだ! ~「熏(くん)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「松(まつ)」については 1/25 英+理:「松(まつ)」/パインとコーンとパイナッポー! ~真のパイナップルはどれだ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「進化(しんか)」については 10/5 社会:文明(ぶんめい)の進化と、欲望(よくぼう)の方向 ~物が改良される方向~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「マイナス」については 4/15 数学:プラスマイナス ~西向いて東向いてまた西を向く~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「冬(ふゆ)」については 12/15 学習+中2と受験:冬休み・春休みで何ができるかな~プラン - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「聖釘(せいてい)」や「聖遺物(せいいぶつ)」については 12/6 家+歴:「12月」を楽しくするパン? ~「シュトーレン」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』については 6/17 歴史:「47」、「72」、「56億」!? ~色んな物語、桁のでかい数字~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「正義(せいぎ)」や「やる気」については 2/15 社会:「罰(ばつ)」と「やる気」の話 ~「叱る」ことの難しさの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「殉死(じゅんし)」については 8/28 歴史:「埴輪(はにわ)」は命を救ってる!? ~「殉死(じゅんし)」と「埴輪」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:「犠牲(ぎせい)」については 8/26 歴史:戦争と2つの「V」の話 ~勝利(victory)と犠牲(ぎせい/victim)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。