国語+ゲーム+生活の話―。
「あの冷たい目に見られるだけで、ダメージになるんです…」的な話ではありません。
何かを実際(じっさい)に見ること、「目撃(もくげき)」について、
「何で『撃(げき)』の字が入ってるんだ…?」と調べてみたけれど、よく分からなかったという話です。すみません。
何かにダメージを与えること、「攻撃(こうげき)」を参考にしつつ。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「目撃(もくげき)」とは、何かを実際(じっさい)に目(め)にする…見(み)ることですね。
例えば「事件(じけん)の瞬間(しゅんかん)を目撃する」とか、
「迷子(まいご)を目撃する」といった感じです。
一方「攻撃(こうげき)」とは、誰かにダメージ・損害(そんがい)を与えるようなことですね。
バトル要素のあるマンガやゲーム等では、お馴染(なじ)みの用語です。
で、同じ「撃(げき)」の字が入っているとは言っても、
基本的に見るだけの「目撃」と、
実際にダメージを与える「攻撃」は違(ちが)う、と思われるのですが…。
…しかし調べた感じでは、はっきり「違う」とも言い切れないかもです。
というのも、何故「目撃」に「撃」の字が入っているか、分からなかったからですね。
まず漢和辞典で「撃(げき)」の字を調べてみると。
「たたく」とか「なぐる」、「たたかう」といった、それこそ「攻撃」的な意味は多かったのですが。
一方で「目撃」に使われていそうな意味は、特に見当たりませんでした(※個人的感想)。
では、「撃」の関連語にヒントは…?と思って見てみましたが。
しかしそちらも「砲撃(ほうげき)」とか「雷撃(らいげき)」とか、
むしろ、どれも「攻撃」関係の語が載っている、という感じでしたね(※個人的感想)。
なので、「目撃」に何故「撃」の字が入っているのか、
ある意味、調べてみて余計(よけい)に分からなくなった感じですね…。
まあもしかすると、事件の現場とかは「衝撃(しょうげき)」的な物なので、
その光景(こうけい)が勢(いきお)いよく「目に飛び込んでくる(目に衝撃を与える)」…的な意味で、
「目撃」という語になっているのかもですが。
…でもそれはあくまで筆者の仮説ですし、詳細は不明ですね。
(※国語辞典・漢和辞典共に、由来や細かい説明はありませんでした)
なので、例えば今の筆者が、
「『目撃(もくげき)』は『攻撃(こうげき)』の一種(いっしゅ)ですか?」と聞かれたら。
実際の行動としては「いや、違いますよ」と答えるところですが、
漢字の意味や由来のレベルでは、「すみません、はっきりとは分からないです…」という答えになってしまいそうですね。
※
まあ、「目撃」についてそこまで知らなくても、問題ないかもですが。
でも、普段何となく使っている「目撃」という言葉を、
意外と説明できない…というのも面白いですね。
筆者の不勉強ではありますが、身近なミステリー感もあって興味深いです。
もちろん、これらの話は筆者が知らないだけで、
どこかにきちんとした答えがあるかもしれません。
なので興味がある方は、「目撃」や「攻撃」の違い、「撃」の意味について、
その目で「目撃」しに行ってみる…というのも、いいかも?
まあそんな感じで~。
追記
あと「目撃」についての他の仮説としては、
例えば「事件を起こした犯人(はんにん)」にとって、
事件の「目撃」証言(しょうげん)などは「痛(いた)い」(「不利(ふり)な」)ものかと思うので、
ある意味「攻撃」っぽいという意味で、「撃」の字が使われている可能性もあるかもですね。
ただ、こちらもあくまで筆者の仮説なので、ご注意を。
追記2
ちなみにマンガとかゲームでは、「目を使った攻撃」もあったりします。
例えば、目から呪いやビームを発射(はっしゃ)したりする感じですね。
こちらもある意味「目撃(目による攻撃)」と言えるかもですが、
この意味で普段「目撃」と言う方は、少ないと思われます。
◆用語集
・目撃(もくげき):