のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/20 国+英他:「アリバイ」は「手(て)に持てる」ものですか? ~「アリバイ(alibi)/現場不在証明(げんばふざいしょうめい)」等の話~

 国語(推理小説等)+英語+生活+ゲームの話―。
 「見て下さい、この手に持ったアリバイを!」的な話ではありません。


 事件(じけん)が起きた現場にいなかったことを表す「アリバイ(alibi)」と、
 対応する日本語名、「現場不在証明(げんばふざいしょうめい)」などの話を。
 似た名前の遅延証明書(ちえんしょうめいしょ)」を参考にしつつ。


 前置き。

 まず「アリバイ(alibi)」というと、推理(すいり)ものやミステリでよく聞く単語ですね。
 ざっくり言うと、「事件現場(じけんげんば)にいなかった証明(しょうめい)」みたいなものです。
 その人は事件が起きた時、現場にいなかったので犯行(はんこう)は行えない…、
 つまり「その人は犯人(はんにん)じゃない」と証明するためのものですね。


 なので、推理ものだと「アリバイがあるか、ないか」は重要なのですが。
 ただ、アリバイは本人の証言だけだと怪しい(嘘の可能性もある)ので、
 大体は他の人(事件に無関係だとより信じられそう)の証言や、
 あるいは「犯行時間に、その人が別の場所で監視カメラに映っている」等のことが、参考にされたりします。


 さて、アリバイについては「アリバイを持つ」なんて言い回しもありますが、
 アリバイ自体は「事実(じじつ)」なので、
 特に「手に持てるものではない」と思われます。
 例えば「昨日、公園にいました」ってことは、「物」ではないですしね。


 しかし、その一方で「アリバイ」を日本語にすると、
 ちょっと「手に持てそうな」感じが出てくるかもしれません。


 というのも、和英辞典等やWikipediaによれば、
 「アリバイ」は「現場不在証明(げんばふざいしょうめい)」…、
 あるいは「不在証明(ふざいしょうめい)」などというらしいからですね。
 「事件の『現場』に『不在』だった『証明』」→「現場不在証明(アリバイ)/不在証明」という感じです。


 しかし「現場不在証明」というと、
 なんか交通機関(こうつうきかん)で発行(はっこう)してもらう、遅延証明書(ちえんしょうめいしょ)」みたいですね。
 (遅延証明書(ちえんしょうめいしょ)」は、電車(でんしゃ)などが遅れた証明書のことで、例えば学校に提出すると、(個人の責任の)遅刻(ちこく)扱いにならなかったりします)


 なので、推理もの等の、
 「あなたは(犯行時刻の)『アリバイ(現場不在証明)』を持ってますか?」というセリフは、
 「あなたは『現場不在証明(アリバイ)』を持ってますか?」と言い換えられるかもですが。


 …なんか「あなたは『遅延証明書』を持ってきましたか?」と聞いてるみたいで、
 「『アリバイ』って『手に持てる』もの(書類)だったの…?」的な気分にもなりそうですね。
 「現場不在証明書」、ちゃんともらってきて下さいね


 さて、話は変わりますが、 
 最近「今年の冬(ふゆ)は寒くなりそう」的なニュースをよく聞きます。


 なので、雪(ゆき)や凍結(とうけつ)によるトラブルが多くなり、
 それこそ遅延証明書」が出るような遅れも増えるかもですね。
 特に受験(じゅけん)がある皆さまには、重要な話かもしれません。
 試験(しけん)を受けられるかどうかに関わったりしますし。


 よって必要があれば、「現場不在証明(アリバイ)」…ならぬ、
 逆に「電車が遅れた『現場にいた』んですよ!」という証明のために、
 遅延証明書をもらっておくと、良いかも?




 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみに「アリバイ」(事実)自体は「手には持てない」と思われますが、
 例えば「犯行時間が印刷された、現場から離れた店のレシート」等は、アリバイの参考にされたりもします。
 この場合も「レシート=アリバイ」ではないですが、結構「手に持てる」感じは出てるかもですね。


追記2
 ちなみに「アリバイ」…「現場不在証明」については、
 当然ながら、「普通の人間」がイメージされていると思われます。
 言うなれば「その時間、現場に行かなければ犯行を起こせない」人ですね。
 まあ大体の人間はそうかと思います。

 何故こんなことをわざわざ確認するのか、というと、
 もしマンガ等のような「特殊能力者(とくしゅのうりょくしゃ)」が事件に関わっていた場合、アリバイの重要性は下がると思われるからですね。

 例えば「テレポーテーション/瞬間移動(しゅんかんいどう)」や、
 「時間を止められる能力/時間停止(じかんていし)」、あるいは「ドローンや自分の分身(ぶんしん)を使える能力」があった場合、
 ある時間に、別の場所にいても犯行が行えてしまうからですね。
 (正確には「瞬間移動」や「時間停止」の場合、その瞬間は現場にいる必要があるかもですが、
  でも一瞬で犯行を行って帰れるなら、かなりごまかしやすくなると思われます)

 なので、現場に不在だっただけでは、もはや「犯人ではない」と証明できず、
 「アリバイ(現場不在証明)」の重要性が下がりそう、という訳ですね。




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