のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

11/19 社会:「欲しいもの」と「買えるもの」の間!? ~「有効需要(ゆうこうじゅよう)」と「需要(じゅよう)」の話~

 社会(公民)の話ー。

 現場でやった「有効需要(ゆうこうじゅよう)」などについての話です。


 前置き。
 筆者は時々現場で勉強のお手伝いをしているのですが、
 この前、公民の「有効需要(ゆうこうじゅよう)」という物がわかりづらい、という声がありましたので、
改めて調べてみました。


 この有効需要(ゆうこうじゅよう)」というのは、
 ざっくり言うと「あるものを欲しがっている中で、買える分」みたいな感じです。
 ただ「欲しいなー」って思ってるんじゃなくて、ちゃんと欲しいものを変えるお金もあると。


 例えば、筆者がお金が全然ない時に、
 「あー、自動車買いたいな-」とか言っててもこれは単なる「需要(じゅよう)」*1や「欲望(よくぼう)」*2ということになります。
 「欲しいなら買ったらいいじゃん」と言われても買えません。


 ところが、自動車を買えるお金を持っている人が「自動車が欲しい」と言う場合、
 これはちゃんと「買える」力がありますので、「有効需要」ということになります


 ざっくり言うと「欲しいもの」(需要)と「欲しくて買えるもの」(有効需要って感じですかね。


 で、なんでこの「有効需要」が大事か?と言いますと。
 筆者も詳しくはないですが、多分「あるものを売る時、実際に買ってもらえるかどうか」に関わることでも重要かと思います。


 例えば、筆者が自動車を売る人(ディーラー)だったとしましょう。
 そして、日本全国でアンケートを取って、「最も自動車を欲しがっている地域」に出かけたとします。
 ところが実際には、その地域の人はみんな貧しくて、「自動車を欲しがってはいても誰も買えない」とすると、
 筆者(自動車ディーラー)がそこで商売をするのは難しいですね。
 この地域にあったのは「有効需要」というより、単なる「需要」であったということになります。


 なので「欲しいという思い」である「需要(じゅよう)」や「欲望(よくぼう)」と、 
 その中で「欲しいものを実際に買える」という「有効需要」の違いは結構大事だったりします。
 お金が動くか動かないかが違う、と。


 で、教科書やWikipediaによれば「ケインズ」という方がこれについて理論を唱えたようで、
 国の「有効需要」の大きさが、その国の国民所得(こくみんしょとく)や雇用率(こようりつ)に関わっているのでは、みたいな話が載っていました。

 筆者も理解しきれてはいませんが、
 上の「自動車」の例に絡めて考えると、貧しい国では「需要」はあっても、それだけではどうしても人を雇いにくかったりする、ということなのかもしれません。そもそも政府にお金が無いと、国の仕事してもらってもお金払えませんしね。



 さて、来月は「クリスマス」*3ということで「プレゼント」の季節かとも思います。
 みなさまも「欲しいもの」(需要)はいっぱいあるかと思いますが、
 残念ながらそれと「買えるもの」(有効需要)の間には、違いがあったりします。

 そこら辺はちょっと意識しておくと、
 後で「ああ、正月のお年玉が借金返済に消えた!」なんてことに、なりにくいかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。



追記
 「有効」が最初につく言葉は他にもありますね。
 例えば「有効期限(ゆうこうきげん)」や「有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)」などがあったり。
 「有効」という言葉になじみのない方はそこら辺と合わせて理解しようとしてみてもいいかもしれません。




◆用語集(人名等敬称略)

有効需要(ゆうこうじゅよう):
 買える力もある分の需要(じゅよう)。
 何かを欲しがっているだけでなく、買える力もあるということ。
 英語では「effective demand(エフェクティブ・デマンド)」。
 「effective(エフェクティブ)」というのが「効果を持つ」とか「有効な」、「demand(デマンド)」というのが「要求(ようきゅう)」や「需要(じゅよう)」といった意味。


ケインズ:1883 -1946。
 イギリスの経済学者、官僚、貴族*4
 正確には「ジョン・メイナード・ケインズJohn Maynard Keynes)」。
 Wikipediaによれば「マクロ経済学」を確立させた人物らしい。
 ものすごいざっくり言うと、ケインズ以前は「まあ経済は放っておいたらいい感じにバランスとるのでは?」というのに対し、ケインズの理論は、「いや有効需要の問題とかあるから、政府も政策で介入した方がいいのでは?」というものであったようで。
 まあこの筆者の説明があっているかはともかく、ケインズの理論は「ケインズ経済学」や「マクロ経済学」という言葉を生むほどに革命的であり、「世界恐慌(せかいきょうこう)」*5の後、アメリカの「ルーズベルト」大統領の「ニューディール政策」の後ろ盾ともなったようだ。
 ちなみにWikipediaによればケインズ第一次世界大戦*6終戦の時の「ヴェルサイユ会議」に出席。ドイツの経済に対して賠償金が重すぎる、ということなどを言ったようだ。ケインズは批判されたようだが、その後、ドイツで「ナチス」などが台頭した一因にはその賠償金の重さもあり、ヴェルサイユ体制でそれを止められなかったことを考えると皮肉である。
 ちなみにケインズは経済学者・哲学者「ハイエク」と論争でやりあったり、また哲学者「ウィトゲンシュタイン」と交流があったそうだ。
 ちなみにケインズ主義の人のことを「ケインジアン(Keynesian)」と呼ぶらしい。このように最後に「-ian(イアン)」を付けて「~の主義の人、~ファンの人」とするやり方は、哲学者「デカルト」の主義に従う人の「カルテジアン(Cartesian)」や「シャーロックホームズ」のファンの呼び名「シャーロキアン(Sherlockian)」や「ホームジアン(Holmesian)」などと共通してもいる。


・有効期限(ゆうこうきげん):
 ある物が効力(こうりょく)を持つ期限(きげん)。有効である期限。
 英語では「expiration date(エクスピレーション・デート)」や「term of validity(ターム・オブ・ヴァリディティ)」など。ちなみに前者は「期限が切れる日付」、後者は「有効な期間」をそれぞれ表している。
 「expire(エクスパイア)」が「~の効果が切れる」、「date(デート)」は「日付(ひづけ)」、「term(ターム)」は「期間(きかん)」、「validity(ヴァリディティ)」とは「有効性」といった意味。

 「有効期限」については日常では「ポイントカード」や「チケット」などでよく聞くかもしれない。
 これが切れると何かが使えなくなったりするが、それだけでなく「損(そん)」や「罪(つみ)」や「罰(ばつ)」*7が生じる可能性もあるので注意。
 例えばCDレンタルの返却期限を過ぎると、「延滞料金(えんたいりょうきん)」が発生する。
 また「ある国にいていい資格」(いわゆる「ビザ」など)が切れたのに気づかないと、「不法滞在(ふほうたいざい)」となり逮捕されてしまう可能性もあるので要注意。


・有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ):
 経済的な数値・指標(しひょう)の一つ。
 「求人倍率(きゅうじんばいりつ)」の一種。
 Wikipediaによれば「公共職業安定所で扱った『月間有効求人数』を『月間有効求職者数』で割ったもの」らしい。
 ざっくり言うと、「ハローワークに来た人数に対して、どれくらい仕事があるか」みたいな感じ。




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