美術+体育*1の話ー。
今日は「体育の日」改め「スポーツの日」ということで、
漫画(まんが)*2にもよく使われる「スクリーントーン」と、
スポーツ漫画などの関係についての話です。
前置き。
先日「スクリーン」*3について記事を書きましたが、
連想して「スクリーントーン」という言葉を思い出したので、その話を。
※
まず「スクリーントーン」とは、漫画(まんが)等に使う、柄(がら)の付いたシートですね。
原稿(げんこう)に貼って切り取ることで、楽に柄をつけることができます。
例えば同じ柄を描く時、全部手書きならいちいち書かなくてはなりませんが、「スクリーントーン」があればその必要がなくなるので便利です。
(パソコンで描いておられる方は、あまり使わないかもしれませんが)
漫画では「背景(はいけい)」…キャラの後ろの空間(くうかん)や、服の柄などによく使われている印象ですね。
(ちなみにWikipediaによれば、スクリーントーンは元々は新聞紙や建築図に使われていたようです)
そんなスクリーントーン、「スポーツ」*4には直接使ったりしないでしょうが、
「スポーツ漫画」の演出(えんしゅつ)には使われていたりもします。
というのも、スポーツ漫画では「迫力(はくりょく)のあるシーン」が大事になるからですね。
スポーツ漫画では、ときどき背景がすごいことになっていたり、技を出す時になんか光ったりもしてますが。
これらの一部が「スクリーントーン」によるものだったりするわけです。
例えばネット検索では「雷(かみなり)」*5柄のスクリーントーンがいっぱい見つかったりしました。
これを例えば「サッカーでシュートを蹴る時の背景」に使っておけば、
「おい、あのシュートめちゃくちゃ強そうだぞ!」というのを表現できたりします。
あとはイケメンキャラの後ろに「薔薇(ばら)*6のスクリーントーン」を貼っておいて、「すごいイケメンだ!」と表現する、ということもありますね。まあそうしておいてギャグ展開だったりもするのですが
なので「あの漫画の影響でスポーツ始めました!」とか、
「あのキャラに憧れて部活始めました!」という方にとっては、
実は「スクリーントーン」の影響も大きかったかもしれません。
その意味では「スポーツ」と「スクリーントーン」も実は関係している…と、言えるかもですね。
※
まあ、現実のスポーツでは背景がすごいことになったりはしませんが。
でも逆に「現実でもスクリーントーンがあったら…?」と考えることはできます。
あなたがスポーツをやる時、あるいは日常生活の時でさえ、
漫画にすると背景にすごそうな「スクリーントーン」が貼られるかもしれません。
なので「部活の練習地味だなー」とか「パッとしないなあ」なんて気分の時は。
ちょっと「漫画になった自分」を妄想して、
「うおお、背景にすごいスクリーントーンを感じるぜ…!」
なんて気分でやってみるのも、いいかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに上で「現実ではスクリーントーンはつかない」と書きましたが、
それは厳密に言えば不正確かもしれません。
というのも最近のテレビのスポーツ中継*7には、よくCG等が重ねてあるからですね。
まあ昔からと言えば昔からなのですが、最近は技術が上がっているので、
自然に「なんか選手の周りにサークル(円)が表示されてるな~」と思ったら、CGだったりします。
また今年(2020年)の4月から「5G」通信も始まりましたし、
スポーツにおける「AR(エーアール)/拡張現実」…画面に重ねていろいろ表示されることは、より多くなるかもしれませんね。
使う端末とカスタマイズで表示情報が違う、ということも出てきそうです。
ゲームで言うと、オンラインゲームにおけるHUD(ヘッドアップディスプレイ)のカスタマイズによって画面が大きく変わる、みたいな感じかもしれません。
追記2
ちなみにスポーツ漫画などでは、迫力を出すために「擬音(ぎおん)」*8も工夫されたりします。
例えばサッカーでシュートを蹴る時は「ポコッ」とか「ポン」よりも、
勢いのいい「ドシュゥゥ―!」とか「ズバァン!」とかの音の方が、強そうに思えたりするわけですね。
またスポーツ漫画ではありませんが、個性的な擬音の漫画も色々あったりします。
筆者が思い浮かぶのは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』や『刃牙』、『カイジ』シリーズ、『うしおととら』、などですかね。
ちなみに『刃牙』シリーズではステーキを食べる時に「ナポ・・・」と音がすることもあるようです。謎に満ちていてすごいインパクト。
◆用語集
・スクリーントーン:
関連用語:「デッサン」*9、「スケッチ」
・スポーツの日:
ちなみに調べてみると「スポーツの日」というのは色んな国にあるらしい。
・HUD(ヘッドアップディスプレイ)/HUD:
似てる言葉:「hub(ハブ)」*10
*1:「体育(たいいく)」や「体育の日」については 10/5 英+体:「体育(たいいく)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「漫画(まんが)」については 8/7 歴+英他:「落語家(らくごか)」は「Youtuber」ですか? ~「寄席(よせ)」と「チャンネル」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「スクリーン(screan)」については 7/19 生+英他:「衝立(ついたて)」も「簾(すだれ)」も「スクリーン」ですか? ~「screen(スクリーン)」、「画面(がめん)」、「家具(かぐ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「スポーツ」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「雷(かみなり)」については 7/3 英語:カルタ・ライトニング・イダテーン! ~雷光(らいこう)と速さ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「薔薇(ばら)」については 4/14 理科:バラはバラでも「砂漠(さばく)のバラ」! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「中継(ちゅうけい)」については 4/12 体+英他:「リレー」は「中継(ちゅうけい)」の「競争(きょうそう)」ですか? ~「relay(リレー)」と「中継放送(ちゅうけいほうそう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「擬音(ぎおん)」や「擬音語(ぎおんご)」については 11/24 国+英:ここにもそこにも、「oxymoron(オクシモロン)」!? ~「撞着語法(どうちゃくごほう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「デッサン」や「スケッチ」については 7/26 美+フラ他:「デッサン(dessin)」は「スケッチ(sketch)」で「ドローイング(drawing)」ですか? ~「素描(そびょう)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:「hub(ハブ)」については 10/27 理+社他:それは「蛇(へび)」の「空港(くうこう)」ですか? ~「ハブ(蛇)」と「ハブ空港」と「hub(ハブ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。