のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

2/4 生+英:「推理ドラマ」では「エビデンス」が大事? ~「evidence(エビデンス)」と「証拠(しょうこ)」の話~

 生活+英語の話ー。
 賢そうなタイトルの気もしますが、内容はそうでもありません。


 新型コロナウイルス*1関連でよく聞く言葉「エビデンス(evidence)」と、
 何かを証明*2する物「証拠(しょうこ)/evidence」、
 あと推理*3ドラマなどについての話です。



 前置き。
 この一年、「新型コロナウイルス」に関するニュース*4をよく聞きますが、
 その中でよくエビデンスという言葉を聞いたりもします。
 例えば「エビデンスがある」、「エビデンスを示してください」って感じですね。
 個人的感想ですが、賢そうでちょっと格好いい感じです。


 さて文の流れから、なんとなく意味はわかる気もするのですが、
 この「エビデンス」とは何か?というのを改めて調べてみました。


 まず英和辞典によれば「evidence(エビデンス、エヴィデンス)」は名詞*5であり、
 「証拠(しょうこ)」「根拠(こんきょ)」などの意味らしいです。
 形容詞*6「evident(エビデント、エヴィデント)」が、「明白(めいはく)な」、「明らかな」という意味なので、それを名詞にした感じですね。


 なので上記の「エビデンスがある」は「証拠がある」、
 「エビデンスを示してください」は「証拠を示してください」という感じですね。


 ちなみに「証拠(しょうこ)」とは、ある物・事を証明(しょうめい)する物です。
 例えば推理ドラマとかでは、「Aさんが犯人(はんにん)*7である証拠」とかがよく探されたりします。
 これがないと事件*8が解決しなかったりするので、とても大事な物ですね。


 この「証拠」は、和英辞典では「evidence(エビデンス)」等となっていたので、
 大体「証拠=エビデンス」と考えることもできそうです。
 これを利用すれば「『推理ドラマ』では『エビデンス(証拠)』が大事!」と言えるかもしれません。
 なんか賢そうですし、なんとなく科学的な感じもしますね。


 ちなみに、証拠や根拠、エビデンスについては、
 学校の授業での発表(はっぴょう)や、進路相談でも聞かれそうですね。
 例えば「この主張の根拠は何か」とか「何故この高校を選んだのか」とか。
 聞かれる側にすると「何でそんな面倒なこと…」という気分になりそうですが。
 

 しかし色々な根拠や理由があると、やはり説得力は増すかと思います。
 例えば、発表テーマを選んだ根拠を「何となく」というよりは、
 「今、中学生の中で話題になっているから~」と言う方が、通じやすそうですしね。
 間違っていても、「ちょっと考えてるな」と相手は思ってくれるかもしれません。


 なので、発表や進路相談の準備が面倒になった時は。
 「俺は今、相手を説得するための『エビデンス(証拠)』を集めているんだ…!」
 と思うと、ちょっと格好よくて楽しいかもしれませんね。
 上手くすれば、ゲームのアイテム集めっぽい気分にもなれるかも?



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに推理ドラマでは、追い詰められた容疑者(ようぎしゃ)が、
 「俺が犯人だって言うなら、証拠を示してみろ!」と言ったりもしますが。
 それが「俺が犯人だって言うなら、『エビデンス(証拠)』を示してみろ!」となると、ちょっと面白いですね。
 ちょっと賢そうな感じもします。あと意識が高そう。


追記2
 ちなみにWikipediaによれば「エビデンス」は色んな業界で使うようです。
 例えば医学(いがく)やIT*9経理(けいり)、または「世界遺産(せかいいさん)」関係でも使ったりするようですね。
 基本的には「証拠」的な意味のようですが、指す物はそれぞれ違うと思うので、
 ある業界の「エビデンス」を他に持って行っても、通用しないと思われるのでご注意を。
 (例えばある会社の経理のレシート*10を、関係ない世界遺産の会議の場に持って行ってもダメかと思われます)
 「エビデンス」というある物体や商品などがあるわけでなく、その状況でそれぞれ「エビデンス(証拠)」になるものがある、というわけですね。


追記3
 ちなみに形容詞の「evident(エビデント)」は、
 上記の通り「明白な」「はっきりした」等の意味を持つようなのですが。
 英和辞典によれば、これは「apparent(アパレント)」より確実性が強く、「obvious(オブヴィアス)」よりも弱い、とのことだそうです。
 これらも「明白な」とか「はっきりした」の意味を持つのですが、レベルの違いがあるようですね。
 「明白」というと「全てが明るみに出ている」感じもしますが、
 それに関わる言葉の中で、実はレベルがある(実は「全て」でもない)、というのはちょっと意外で面白い感じもします。




◆用語集
エビデンス
 多分海の「海老(えび)」とは関係が無い。関係が無いが、「海老」もカタカナで書くと「エビ」ではあったりする。
 そう考えると「この生き物が海老である証拠を見せろ!」というセリフは、
 「エビであるエビデンス(証拠)を見せろ!」みたいになるのかもしれない。ややこしい。


・evidence(エビデンス、エヴィデンス):
 発音記号的には「エヴィデンス」の気もするが、日本のカタカナ語では「エビデンス」と書かれることが多い。


・証拠(しょうこ):
 英語では「evidence(エビデンス)」や「proof(プルーフ)」、「testimony(テスティモニー)」など。
 関連用語:「罪(つみ)」*11、「犯罪(はんざい)」、「不正(ふせい)」、「細工(さいく)」*12、「カンニング*13、「悪用(あくよう)」*14、「法律(ほうりつ)」*15、「裁判(さいばん)」*16、「裁判官(さいばんかん)」、「裁判所(さいばんしょ)」、「法廷(ほうてい)」、「トリック」*17、「サスペンス」*18、「動機(どうき)」*19、「ヒント」*20、「領収書(りょうしゅうしょ)」、「詐欺(さぎ)」*21、「決算(けっさん)」*22、「粉飾決算(ふんしょくけっさん)」、「ゲンノショウコ(現の証拠)」*23【植物】、「閻魔帳(えんまちょう)」*24、「内証(ないしょう)」*25、「内緒(ないしょ)」、「臆測(おくそく)」*26、「理由(りゆう)」*27


・根拠(こんきょ):
 行動や主張の理由になるもの。
 英語では「basis(ベーシス)」、「ground(グラウンド)」、「authority(オーソリティ)」など。
 関連用語:「有職故実(ゆうそくこじつ)」*28、「わがまま」*29



benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

*1:新型コロナウイルス」については 2/14 生+英他:「病気(びょうき)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「証明(しょうめい)」については 3/14 数学:逆に証明を作ってみるゲーム!? ~ヒント量と「解けない問題」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「推理(すいり)」や「推理小説(すいりしょうせつ)」、「探偵(たんてい)」については 1/27 数学:方程式2/犯人を追い詰めろ! ~数学迷宮入り未遂事件~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「ニュース」については 6/27 英+生他:ニュースソースとウスターソース! ~二つのソース~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「名詞(めいし)」については 12/18 英語:名詞(めいし)/物語(ものがたり)を始めるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「形容詞(けいようし)」については 12/18 英語:形容詞(けいようし)・副詞(ふくし)/言葉に魔法(まほう)をかけるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「犯人(はんにん)」や「犯罪(はんざい)」、「不正(ふせい)」については 12/19 社会:都市運営ゲーム/「不正(ふせい)」編ですよ、市長! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「事件(じけん)」については 5/16 英+国:「急な出来事(できごと)」についての英語! ~「event(イベント)」、「trouble(トラブル)」、「happening(ハプニング)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「IT(アイティー)/情報技術」については 8/23 英+社:「ニュースで出てくるアルファベット用語」7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「レシート」や「領収書(りょうしゅうしょ)」については 8/16 体+英他:「レシーブ」に「レシート」は必要ですか? ~「receive(レシーブ)」と「receipt(レシート)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「罪(つみ)」については 7/23 国+英:色んな「つみ」の話! ~将棋(しょうぎ)、花摘み(はなつみ)、あと『ツムツム』?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「細工(さいく)」については 3/19 国+美:色んな「細工(さいく)」の話! ~飴細工、ガラス細工、寄木細工~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:カンニング」については 11/21 学+英他:その「カンニング」は「チート(cheat)」ですか? ~「cunning(カンニング)」、「cheating(チーティング)」、「cheat(チート)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「悪用(あくよう)」については 2/14 社会:「悪用(あくよう)」 ~防げ!ワルーイ・ノッポの陰謀~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「法律(ほうりつ)」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:証拠が重要になる「裁判(さいばん)」、「裁判官(さいばんかん)」、「裁判所(さいばんしょ)」、「法廷(ほうてい)」については 9/5 社会:移動する裁判所(さいばんしょ)!? ~アマゾンの「法廷船(ほうていせん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「トリック」については 12/30 国+英:「隠し芸(かくしげい)」もまた「トリック」ですか? ~「trick(トリック)」と「parlor trick(パーラー・トリック)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:「サスペンス」については 12/16 生+英:「サスペンス」といったら「サスペンダー」ですか? ~「suspense(サスペンス)」と「suspender(サスペンダー)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:証拠によって示されたりもする「動機(どうき)」については 3/15 国語:トムに「弱点(じゃくてん)」を追加します ~物語(ものがたり)を動かすもの~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:「ヒント」については 12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:「詐欺(さぎ)」については 7/28 理科:きれいな見た目にご用心!? ~「めっき」と「騙し(だまし)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「決算(けっさん)」や「粉飾決算(ふんしょくけっさん)」については 6/16 社+国:「決算(けっさん)」もたまには「化粧(けしょう)」しますか? ~「粉飾決算(ふんしょくけっさん)」と「粉飾(ふんしょく)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*23:植物の「ゲンノショウコ(現の証拠)」については 11/14 理+国:「植物(しょくぶつ)」は「証拠(しょうこ)」になりますか? ~植物の「ゲンノショウコ(現の証拠)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*24:「閻魔帳(えんまちょう)」については 1/19 社+国他:「先生(せんせい)」は「地獄(じごく)」の「大王(だいおう)」ですか? ~「閻魔帳(えんまちょう)」と「教務手帳(きょうむてちょう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*25:「内証(ないしょう)」や「内緒(ないしょ)」については 2/7 生+国他:「この話」は「証拠(しょうこ)」にできますか? ~「内緒(ないしょ)」と「内証(ないしょう)/内密(ないみつ)の証拠」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*26:「臆測(おくそく)」については 3/11 国+こころ:「おくそく(臆測)」を漢字で書けますか? ~「臆測(おくそく)/憶測/億測」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*27:「理由(りゆう)」については 7/27 生+英:「リーズナブル」には「理由(りゆう)」がありますか? ~「reasonable(リーズナブル)」と「reason(リーズン)/理由」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*28:昔の時代で根拠の一つだったらしい「有職故実(ゆうそくこじつ)」については 3/5 国+歴:「有識者」≠「有識者」!? ~「有識者(ゆうそくしゃ)」と「有識者(ゆうしきしゃ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*29:言っていることに根拠がなさそうな「わがまま」については 2/3 国+ゲーム:「わがまま」を漢字で書けますか? ~「正解がいっぱいあるクイズ」シリーズ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。