理科+社会の話ー。
「あなたは奇跡を目にしましたか!?」的な話ではありません。
クリスマスの飾りなどで見る「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」と、
その「聖なる木」として扱われたエピソードの話を。
また別の植物「ヒイラギ(柊)」の話を添えて。
(※本記事中、人名・神名等敬称略)
前置き。
まず「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」というのは木の一種ですね。
Wikipediaによれば「モチノキ科モチノキ属」に属し、トゲトゲした葉を持つようです。
クリスマスの飾りや、リースなどでよく見るものですね。
でも、何故クリスマスに「セイヨウヒイラギ」を飾りに使うのか?
と気になったので調べてみると。
どうもキリスト教などでは色々逸話がある、「聖なる木」とされるようですね。
というのも、Wikipediaによれば、
「セイヨウヒイラギ」はキリスト教で、キリストの足元から初めて生えた植物とされたり、
また他の理由などで、「聖なる木」とされる、とのことです。
(他にも色々な名前や物語があったりしました。が、ちょっと痛そうな物もあったので略しています)
またキリスト教の前にあった「ドルイド」という人々や「古代ローマ帝国」によって、
聖なる木とされたり、神の木とされたりしたようですね。
(「魔力(まりょく)」があるともされたようです)
今日、クリスマスの飾りで「セイヨウヒイラギ」を見た人は多いと思うので、
本物も偽物(プラスチックなど)も含めるならば、
「あなたは『聖なる木(セイヨウヒイラギ)』を見ましたか?」という問いに、
「はい!」と答えられる人は多そうですね。
何だかちょっとめでたい気もします。
※
ちなみに「セイヨウヒイラギ」に似ている木に「ヒイラギ(柊)」がありますが。
Wikipediaによれば、こちらも邪気を払う、邪鬼の侵入を防ぐ木とされるらしいです。
なので2月の「節分(せつぶん)」にも使われたりするようですね。
こちらもまた「聖なる木」という感じがします。
今日でクリスマスは終わり、セイヨウヒイラギも見なくなるかもですが。
世間ではまた新型コロナウイルスの「オミクロン株」が流行ったりしているようです。
「気分も沈みがちで、なんかありがたいもの欲しいな…」という方は、
「聖なる木」とされる、「セイヨウヒイラギ」や「ヒイラギ」をちょっと調べてみてもいいかもですね。
効くかどうかは分りませんが、名前に「冬」も入ってますし、
もしかしたら少し、冬の間の慰めになってくれるかもしれません。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・セイヨウヒイラギ(西洋柊):
関連用語:「めでたい」*1
・ヒイラギ(柊):
・ドルイド:
関連人名等:「Ceres Fauna(セレス・ファウナ)」*2【バーチャル】
関連記事:『神を表す外国語セブン』*3
*1:「めでたい」については 2/2 国+社他:「めでたい」ことは「かわいい」ことですか? ~「愛でたい(めでたい)」や「愛でる(めでる)/かわいがる」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:ホロライブEN所属のバーチャルYoutuber「Ceres Fauna(セレス・ファウナ)」 さんについては 2/25 英+社:「フローラル(floral)」は「花の女神の香り」ですか? ~フローラルと女神「フローラ(Flora)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『神を表す外国語セブン』については 12/16 社+諸外他:「神(かみ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。