理科+国語+生活の話ー。
踏切(ふみきり)などに置いてある装置「遮断機(しゃだんき)」と、
電流の流れを止めたりする装置「遮断器(しゃだんき)/ブレーカー」の話を。
前置き。
まず①「遮断機(しゃだんき)」とは、装置・機械の一種というイメージですね。
線路(せんろ)の踏切(ふみきり)などによく置いてあり、
電車(でんしゃ)が通る時は道を遮断…、遮(さえぎ)って、人や車を通れなくする印象です。
そうすることで、事故(じこ)などを防ぐ訳ですね。
(ちなみに「遮断(しゃだん)」とは、何かの流れを邪魔して、止めることですね)
で、筆者は「しゃだんき」というと、上記①「遮断機」しか知らなかったのですが。
和英辞典を見ている時に、②「遮断器(しゃだんき)」という語を見つけまして。
調べると、②「遮断器(しゃだんき)」は電気回路(でんきかいろ)関係の用語であり、
いわゆる「ブレーカー(breaker)」と呼ばれるもののようです。
機能は色々あるようですが、例えば大き過ぎる電流(でんりゅう)が流れた時に、
電流の回路を遮断して、事故を防ぐ…ということをしてくれるようです。
そのため、①「遮断機」と②「遮断器」はそれぞれ役割と機能が違うので、
「①『しゃだんき(遮断機)』と②『しゃだんき(遮断器)』は違う!」と言えるかもですが。
…特に日本語を学んでいる海外の方には、かなりややこしそうな話ですね。
※
ところで日本語では「遮断機」と「遮断器」は一文字の違いですが、
和英辞典では「遮断機」は「crossing gate(クロッシング・ゲート)」、
「遮断器」は「breaker(ブレイカー/ブレーカー)」や「circuit breaker(サーキット・ブレイカー)」など、それぞれかなり違う英訳が載っていました。
なので、英語にした方がわかりやすい部分もあるかもですね。
さて、上記①「遮断機」や②「遮断器」のように、
一文字違うと大違いの語は、日本語には結構多い印象です。
なので日本人でも「日本語ってややこしい…」とか、
さらには「難しい単語・国語ってイヤだな~」と思うことはありそうですね。
でもそんな時には、ちょっと英訳や、それぞれの機能を調べてみると、
少しイメージが湧きやすくなって、イヤな感じはマシになるかもしれません。
そうやって調べることで、何かが「ややこしい」→「イヤになる」という流れを、
早めに「遮断して(止めて)」みる…、というのもいいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
本文では主に「遮断機」と「遮断器」の違いについて書きましたが、
でも両方「事故を防ぐために道を一時的に切っている」という意味では、
結構似ていると言えるかもですね。