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理科+国語+生活の話―。
月(つき)が欠けたように見える現象「月食(げっしょく)/月蝕」と、
その呼び名の一つらしい「夜食(やしょく)」、
そして夜に取る食事である「夜食(やしょく)」の話を。
体長がイマイチなので簡単に。
前置き。
まず「月食(げっしょく)/月蝕」とは、月(つき)が欠けたように見える現象ですね。
Wikipediaによれば、「地球が太陽と月の間に入り、地球の影(かげ)が月にかかることによって月が欠けて見える現象」のことらしいです。
もともと月は地球から見て、「満ちたり欠けたり」するようにも見えますが。
(実際は月の形が変わるのでなく、光の当たり方や影が変わっているらしいですが)
普段は、ゆっくりと変わる…それこそ「1ヶ月」で一周するくらいなのに対し、
「月食」の場合は、かなりのスピードで形が変わり、元にもどる感じですね。
で、「月食」の時はニュースになるくらいなので、
普段「なかなか起きない」ことに思えるのですが。
しかし呼び方を変えると、「毎日ある」ようにも聞こえるかもしれません。
というのも漢和辞典によれば、「月食」は。
①「夜食(やしょく)」という言葉で表されることもあるらしいからですね。
(ちなみに「月食」の欄ではなく、「夜食」という言葉の欄に載っていました)
…しかし普段「夜食」というと、
主に②「夜(よる)に食事をとること」、またはその食事を指すので、
人によっては「『夜食』が毎日ある」(夜食を毎日食べる)場合もありそうです。
それを踏まえた上で「月食」=「夜食」という関係を見ると、
ちょっと「『月食(夜食)』は『毎日』あるのか…?」という気分になってしまいますね。
…毎日あると、流石にレア度が下がってしまいそうなのが難ですが。また今日も月食してるよー
※
まあ、現代で「夜食」といえば食事であり、
「月食」はまず「月食」や「月蝕」と呼ばれそうですが。
しかし上記の漢和辞典の内容を考えると、
逆に、昔の人は「月食」のつもりで「夜食」と書いていた、ということはあるかもしれません。
なのでもし、昔の漢字系の書物などで、
「『夜食』が~」と書いてあるのを見たら。
「昔の人も『夜食(夜の食事)』食べてたんだなあ…」と決めつけず、
ちょっと「夜食(月食)」の方も疑ってみると良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに漢和辞典では、月食を「夜食」と呼ぶ理由は不明だったのですが、
ただ、もともとの「月食」が「まるで月が食べられて、形を変えるように見える」ことと考えると、
「夜が月を一時的に食べてしまう」→「夜食(月食)」という風に、昔の人は考えたのかもですね。
(※この辺りはあくまで筆者の仮説なのでご注意を)
◆用語集
・月食(げっしょく):
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