のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

7/28 生+フラ:「ポプリ(pot pourri)」は「料理(りょうり)」で「鍋(なべ)」ですか?

 生活+フランス語*1の話ー。
 でもポプリは多分食用ではないので、ご注意を。


 いい匂いがするものの一種「ポプリ(pot pourri)」と、
 その名前の由来などの話です。


※人によっては「知らない方が良かった」と思うかもしれないものを含みます。
 すみませんがご注意を。


 前置き。
 昨日は木の「ポプラ」について話をしましたが
 今日は響きの似ている「ポプリ」の話を。


 まず「ポプリ(pot pourri)」というと、ざっくり「いい匂いのするもの」という感じですね。
 何となく名前の響きがかわいい感じです。


 筆者も内容をあまり分かっていなかったので調べると、
 Wikipediaによれば「花*2や葉・香草(ハーブ*3)、香辛料*4(スパイス)、木の実、果物の皮(かわ)や苔(こけ)、精油(せいゆ)またはポプリオイルなどの香料(こうりょう)を混ぜあわせて容器(ようき)に入れ熟成(じゅくせい)させて作る室内香(しつないこう)のひとつ」、ということらしいです。
 …なんか「いい匂いがしそうなもの、全部入れてみたぜ!」って感じですね。
 特に制限はなさそうですし、ネットの画像でも色んなものがあったので、色んな中身がありそうです。


 さて、そんな「ポプリ」の名前ですが。
 Wikipediaによれば、語源はフランス語で「ごった煮料理」を意味した「pot pourri(ポプリ)」なのだとか。
 多用な材料を混ぜてつぼ(壺)に入れて作ったことに由来するらしいですね。
 (ちなみにフランス語でも「つぼ」は「pot」でした)
 「ごった煮」と言うとワイルドな感じもするので、「ポプリ」のかわいいイメージからは意外な感じもしますが…。


 …ただそれ以上にアレなネタもあったりします。
 というのもWikipediaによれば、「pot pourri(ポプリ)」は直訳だと「腐(くさ)った鍋(なべ)」であるとも載っておりまして。
 (調べたら「pourri」が「腐った」という意味らしいです)
 まあ熟成させて作るようなので、「腐った」という単語が入るのもわかる気がしますが…。


 でも「この『ポプリ(pot pourri)』、いい匂いがする!」というセリフを、
 「この『腐った鍋(pot pourri)』、いい匂いがする!」と言い換えると、かなりシュールですね。語源的には正しいはずなのですが。
 まだ「この『ごった煮料理(pot pourri)』、いい匂いがする!」の方がマシな気がします。


 まとめて「ポプリ(の意味)はごった煮料理で腐った鍋である」と言えそうですが、
 この文だと若干イメージがアレと言うか、悪口っぽい感じもするので、
 「ポプリは料理で鍋である」くらいにしておいた方がいいかもしれません。


 言葉というのは不思議なもので、
 熟成や発酵(はっこう)が「腐る」ことと近いと分かっていても、
 シンプルに「それ腐ってるね!」みたいな感じで言われると、アレな気分になったりもします。
 今回の「ポプリ」もそんな感じがしますね。


 逆に言うと、ざっくり「腐る」と呼んでいることも、詳しく調べてみると面白いかもしれません。
 単に「腐っている」と見えることでも、
 そこには人に有益な「熟成」や「発酵」も含まれているかもしれませんしね。


 例えばポプリが好きで、「腐った鍋(pot pourri)って名前はイヤだなー」と思った方は、
 もちろん「ふて腐れて」いてもいいのですが。

 そこで「じゃあポプリを熟成させるときに、何が起こっているのか?」とか、
 「そもそもポプリを何故熟成させるのか?」とか。
 そんなことを調べたり考えてみるのもいいかもですね。

 ポプリも自分も、「腐った」ままにしないことができるかも?



 まあそんな感じで~。




追記
 ポプリに似たものでは、日本には「匂い袋(においぶくろ)」、「香袋(こうぶくろ)」といったものもあります。
 京都とかのお土産とかでも売っていたりしますね。


追記2
 本文では「腐った」という言葉を言い換えていますが、全部を言い換えればいいという物ではないかもしれません。
 例えばゲーム『ドラゴンクエスト』では「くさったしたい」(腐った死体)というモンスターがいますが、
 それを「発酵・熟成した死体!」と言い換えるのはなんかシュールな気もします。
 まあこれは極端な例ですが、言葉の言い換えは難しいものです。

 上記の話題とはまた違いますが、
 言葉の言い換えに関しては「ポリティカル・コレクトネス」(政治的妥当性)という用語もあったりします。
 ざっくり言うと、偏見や差別を避けるため、社会的・政治的に公正・中立な言葉を使おうというような考え方ですね。
 先日…2020年7月には、アメリカの「ワシントン・レッドスキンズ」が改名することを発表しましたが、そこにも関係してくる用語ですね。
 「レッドスキン」とは、アメリカ先住民の「赤い肌」を意味するため、これが差別的であると批判を受けたようです。
 ちなみに上記チームは今は「ワシントン・フットボールチーム」という名前を暫定的に用いているようです。

 これに限らず、「差別的」あるいは「偏った」名前を改めることは重要、とされていたりしますが、
 一方で、「名前だけを変えることは、過去を隠してしまうことにならないか?」という指摘もしばしば聞く気がします。
 例えば近頃の反黒人差別運動「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」では、
 ある種の銅像を「差別的であるから撤去すべきだ」というような意見と、
 「過去を覚えておくために残しておくべきだ」という意見があったように思います。
 なかなか難しい問題ですね。

 仮に筆者が悪い感じの支配者であったなら、
 確かに「都合の悪いことは名前を変えて、風化させてしまおう」という戦術も使うかもしれませんし。
 一方で「差別を言葉の中に忍ばせて、ある人々を支配・攻撃しよう」ということもするかもしれません。
 どんなものでも悪用できるし、名目(めいもく)…それっぽい理由にできてしまう、ということかもしれません。



◆用語集
・ポプリ:
 関連用語:「フローラル」*5、「香木(こうぼく)」*6、「お香(おこう)」*7、「アロマテラピー*8、「ハーバリウム*9、「アロマディフューザー*10



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*1:「フランス語」や「フランス」については 10/22 生活:「青いチョコレート」の話! ~フランスの町「アンジェ」のチョコレート紹介~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「花(はな)」については 5/27 国語:花(はな)の王、花の宰相(さいしょう)、花の神(かみ)!(5・7・5っぽい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「ハーブ」については 12/6 理科→英語・社会:専門用語を調べてみると(in英語) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「香辛料(こうしんりょう)」については 12/3 世界史:塩とコショウ、保存と時間 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「フローラル」については 2/25 英+社:「フローラル(floral)」は「花の女神の香り」ですか? ~フローラルと女神「フローラ(Flora)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:いい香りのする木「香木(こうぼく)」については 7/9 国+社:「紫檀(したん)」、「黒檀(こくたん)」、「牛タン」!? ~「~たん」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「お香(おこう」については 9/4 国+英:お香は「バーナー」で燃やすもの!? ~「香炉(こうろ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:アロマテラピー」については 6/11 社会:「左官(さかん)」さんは「調合師(ちょうごうし)」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:ハーバリウム」については 11/28 社+英:「オイル(油)」の中で「花」が咲く!? ~「ハーバリウム」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「アロマディフューザー」については 2/9 国+こころ:「不朽(ふきゅう)」って何ですか? ~「不朽」と「朽(く)ちる」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。