歴史+ゲームの話ー。
「秋分の日」*1の話は前に書いたので、違う話を。
今日は9月22日…2(ふ)2(つ)の日ということで、
日本神話*2に出てくる「ふつ」という言葉のつく神さま*3と剣*4、
「経津主神(ふつぬしのかみ)」と「布都御魂(ふつのみたま)」の話を。
まだ風邪っぽいのと、趣味の話なので簡単に。
※本記事中、人名・神名等敬称略
まず「経津主神(ふつぬしのかみ)」は剣(けん)の神様や軍神(ぐんしん)とされる神様ですね。
働きについては諸説あるのですが、葦原中国(あしはらのなかつくに)…ざっくり言うと「昔の日本」を支配する時に関わっていたとされるようです。
またそもそもの誕生については、
Wikipediaによれば昔、神さまの「伊弉諾尊(いざなぎ)」が火の神「軻遇突智(かぐつち)」を斬ったとき、その血から生まれたとか、
あるいはその血から生まれた神さまから生まれた、みたいな話のようです。
「伊弉諾尊(いざなぎ)」は特に有名な神様なので、聞いたことがある方も多いかもしれません。
で、「布都御魂(ふつのみたま)」は、日本神話の「霊剣(れいけん)」であり、神さまともされる存在です。
(※物であり神でもある、という場合は日本神話ではよくあったりします)
Wikipediaによれば、神話の中で特に「建御雷神(たけみかずちのかみ)」や「神武天皇(じんむてんのう)」*5がこれを使って活躍したようですね。
ちなみにこの剣は現存するようで、この剣や写しらしきものが「石上神宮」や「鹿島神宮」にそれぞれ存在するようです。
ちなみに今回は「経津主神」と「布都御魂」を名前が似ているから、と調べてみましたが、
そもそも同じ存在では?という説もあるようです。
また「ふつ」という言葉は「剣がものを切る音」を示す、という話も資料で見たりするので、
そこら辺に関係しているかもしれません。
※
まあ昔の話なので諸説あって複雑なのですが、
とりあえず「経津主神(ふつぬしのかみ)」と「布都御魂(ふつのみたま)」は、バトル・神話系のゲームとかマンガへの登場率が高かったりします。
古代日本の神様ですし、剣にも関わっているので強そうですしね。
歴史の教科書で直接見る神さまたちではないのですが、
背景には教科書でよく見る名前(「伊弉諾尊(いざなぎ)」とか「神武天皇」)も関わっていたりするので、
興味があったら調べてみるのもいいかもしれません。
まあそんな感じで~。
関連用語:「言霊(ことだま)」*6、「神社(じんじゃ)」*7、「聖剣(せいけん)」*8、「魔剣(まけん)」*9
関連刀剣:「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」*10、「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」
*1:「秋分の日(しゅうぶんのひ)」については 9/23 理+生:「秋分(しゅうぶん)の日」と「やる気」の関係!? ~秋と日光量の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「日本神話(にほんしんわ)」や「神道(しんとう)」については 12/17 社会:水(みず)と宗教(しゅうきょう)の話(ざっくり仮説) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「神(かみ)」については 3/3 国語:運命(うんめい)、神(かみ)、そして社会(しゃかい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:武器の一種「剣(けん)」については 12/19 社会:お姫様(おひめさま)と一狩り行こうぜ! ~姫(ひめ)のイメージと実際~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「神武天皇(じんむてんのう)」については 4/20 歴+体:「カラス」と「サッカー」と「初代天皇」!? ~熊野(くまの)の「八咫烏(やたがらす)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「言霊(ことだま)」については 2/20 国+音+こころ:「言霊(ことだま)」、口ぐせ、音声データ ~「言霊使い」を目指してみる話!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:神様を祭る場所「神社(じんじゃ)」については 5/8 英語:「神輿(みこし)」はポータブルですか?――はい、神輿はポータブルです - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:聖なる剣「聖剣(せいけん)」については 3/14 数学:逆に証明を作ってみるゲーム!? ~ヒント量と「解けない問題」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:魔なる剣「魔剣(まけん)」については 8/11 国+ゲーム:漢字の読みを確かめるゲーム!? ~ゲーム「なんでも魔化魔化(まかまか)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」や「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」については 7/23 歴+国:鬼(おに)は呑みます、蛇(へび)も呑みます ~酒(さけ)と退治と未来の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。