音楽+英語+社会+理科の話ー。
「戦いが激しくなると、この音が流れてくる…!」的な話ではありません。
激しい戦いを表す「激戦(げきせん)」という語と、
それの英訳の一つ「ding-dong battle(ディンドン・バトル)」などの話を。
前置き。
昨日「diner」等を調べている時に見つけた、
「ding-dong(ディンドン)」という語が面白かったので、その話を。
※
まず「激戦(げきせん)」とは、激(はげ)しい戦いのことですね。
戦っている一方が余裕(よゆう)ということはなく、
お互いに、全力(ぜんりょく)を振り絞っている感じの戦いです。
戦いのみならず、スポーツや選挙(せんきょ)でも聞く言葉ですね。
そんな「激戦」ですが、これに関して面白い表現もあるようです。
それが「ding-dong (ディンドン)」という言葉を使うものですね。
何でも英和辞典によれば、
「ding-dong struggle(ディンドン・ストラグル)」や、「ding-dong battle(ディンドン・バトル)」という単語があるようでして。
これらは日本語で言う「激戦」や「接戦(せっせん)」を表すらしいです。
英語の「ding-dong(ディンドン)」が音の「ゴーンゴーン」や「ガランガラン」、「キンコン」など、
そして「struggle(ストラグル)」や「battle(バトル)」などが「戦い」などを表すようです。
基本的に、戦いが激しくなると「音」も大きくなると思われるので、
(例えば武器がぶつかり合ったり、大声を出すようになったり)
「激しい音(ding-dong)がするような戦い(battle)」→「激戦(ding-dong battle)」という感じですかね。
もちろん「激戦」を表す英語は他にもあるのですが、
この「激戦(ding-dong battle)」の表現に慣れた人にとっては、
「『激戦』の音は『ディンドン(ding-dong)』だろ!」なんて感じかもですね。
※
さて、この「激戦」に「ding-dong」を使う表現を見て、
「なかなか変わってるな~」なんて筆者は思っていたのですが。
でも考えてみると、日本語でも似たような表現はありますね。
例えば争いや対立関係に関する表現で、
「バチバチにやりあう」とか「ガツガツぶつかる」、「ドンパチやる」、
「ガチンコ勝負」、「ギスギスする」、「(闘志で)メラメラする」…といったものがある気がします。
これらも独特の擬音(ぎおん)の表現ですね。
英語圏の方から見ると、これらも「変わってるな~」なんて感じかもです。
まあ何が正しい、というのは特にないかと思いますが、
同じような意味でも、人によって好みの表現というものは、あるかもしれません。
もし「『激戦』を表すのにいい英語表現ないかなー」とか、
「面白い擬音の表現ないかなー」なんて時は、
ちょっと「ding-dong」周りなどを調べてみてもいいかも?
まあそんな感じで~。