生活+英語の話ー。
別に紳士だけが整えるわけではないのでご注意を。
特に人前での格好(かっこう)などを指す語「身なり(みなり)」と、
それに対応する英語「dress(ドレス)」などの話を。
「紳士(しんし)」という言葉に絡めつつ。
前置き。
今日は3・17日…3(み)17(いな)の日と言うことで、
「身なり」という言葉を調べてみました。
※
まず「身なり(みなり)/身形」とは、ある人の格好(かっこう)のことですね。
特に、人前に出る時の格好を指すイメージです。
現代でそんなに使う語ではないかもですが、
「身なりを整える」とか「みすぼらしい身なりをしている」などの語は、聞くことがある気がします。
特に大人の世界では場所により「ドレスコード(dress code)」…、
つまり「場所にふさわしい服を着るべき」というルールがあったりするので、
その人がどんな「身なり」かは重要そうですね。
で、そんな「身なり」を和英辞典で調べてみると、
英語では①「dress(ドレス)」や②「one's(personal)apperance/ワンズ・パーソナル・アピアランス」などの語が載っていました。
難しげな②は、ざっくり言うと「その人の(個人としての)見え方」みたいな意味ですが、
それに対して①「dress」のシンプルさが目立つ感じですね。今回は特にこちらの話を。
日本では「ドレス」は女性用のイメージが強い印象ですが、
英和辞典を観ると「dress(ドレス)」は「服を着る/着せる」、
あるいは「衣類(いるい)」や「礼装(れいそう)」…つまりちゃんとした所で着る服、等の意味もありました。
なので「着ている衣服(dress)のしっかりさ」→「身なり(dress)」みたいな感じですかね。
さて、少し話は変わりますが。
礼儀正しく、また格好がきちっとした男性などのことを、
特に「紳士(しんし)」などと呼んだりすることがあります。
それこそマンガ等ではスーツを着て、「身なり」に気を使う印象ですが。
しかし「身なり」を「dress(ドレス)」で表せると考えてみると、
「その『紳士』は『身なり』を整えた!」という文を、
「その『紳士』は『ドレス(身なり)』を整えた!」なんて言い換えられるかもですね。
…着ていたスーツがいきなり「ドレス」になったみたいで面白いです。
※
さて、上ではジョーク的に語ってしまいましたが、
もちろん「紳士」が、(今で言う女性的な)「ドレス」を着てもいいかもしれません。
少し話は違いますが、
聞けば学校の制服で、男子が「スカート」を選べるようになった所もあるようですし、
また世界の民族衣装(みんぞくいしょう)では、男性がスカートを穿く物もあったりします。
今は(筆者は)この記事のように、
「ドレスといっても女性用のドレスではなく…」なんて説明をつけたりしていますが。
将来、男性の「身なり(dress)」のイメージにも、
今は女性用の印象の「ドレス(dress)」が、入っていたりするかも?
まあそんな感じで~。