生活+英語+ラテン語+理科の話ー。
「牛乳が切れたら、レタスを使えばいい!」という話ではありません。
葉っぱが緑で丸い印象の野菜*1「レタス(lettuce)」と、
その和名「チシャ(萵苣)」や、由来の「乳草(ちちくさ)」、
そしてレタスの由来らしいラテン語「Lac(ラク)/牛乳」などの話です。
前置き。
今日は3月21日…3・21(さ・に・い)の日ということで、
「サニーレタス」を思い出し、そこから「レタス」を調べてみました。
※
まず「レタス」とは、野菜の一種ですね。
緑の葉っぱが丸まっている野菜、という印象です。
(でも上に書いた「サニーレタス」など、ちょっと長いものもあります)
緑で丸い野菜というと「キャベツ」も当てはまりますが、
レタスの方が葉が柔らかく、薄い印象ですね。
そのためレタスはハンバーガーやサラダにも、よく生(なま)で使われている印象です。
(キャベツは刻まないと、ちょっと固そうですね)
そんな「レタス」を和英辞典で調べると、「lettuce(レタス)」とあったのですが。
その「lettuce」をさらに英和辞典で調べると、「チシャ」という単語が載っていました。
この「チシャ」とは何か?と国語辞典を調べてみると、
どうやらレタスやサラダ菜の、日本での名前みたいですね。
漢字では「萵苣(ちしゃ)」や「苣(ちしゃ)」、「乳草(ちしゃ)」などと書くようです。
で、この「チシャ」の由来なのですが、
Wikipediaによれば、新鮮なレタスを切ると、切り口から白い液体が出るらしく。
そこから「乳草(ちちくさ)」と呼ばれ、上記の「チシャ」になったようです。
白い液が乳…例えば牛乳(ぎゅうにゅう)的な「ミルク」と見なされた訳ですね。
またそもそも「レタス」の語源も、ラテン語で「牛乳」という意の語「Lac(ラク)」らしいです。
なので、レタス等を「乳草(ちちくさ)」や「Lac」と名付けた当時は、
「『レタス(乳草)』は『ミルク』を出す野菜!」と見なされていたのかもですね。
…知らないで最初に切った人は、かなりビックリしたかもですね。
※
ちなみに手元の辞典などでは、
レタスは神経を落ち着けたり、眠りやすくしてくれる…と書かれていました。
ただWikipediaによれば、今のレタスにその成分はあまり含まれていないようですね。
なので期待ほどではないかも…って感じですが、
ただ最近暑かったり寒かったりでリズムが崩れ、
少し寝づらくなっている方はおられるかもしれません。
そういう方はちょっと試してみてもいいかもですね。
夜に「ホットミルク」を飲むと寝やすくなる…という話はありますし。
合わせてどこかで「レタス(乳草)」も少し食べておくと、
「ダブルのミルク効果!」って感じがして、少し楽しいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに冒頭で書いた「サニーレタス」ですが、
これはWikipediaによれば和製英語らしいです。
英語では「red-tip leaf lettuce(レッド・チップ・リーフ・レタス)」、あるいは「red leaf lettuce(レッド・リーフ・レタス)」というのだとか。
サニーレタス種の葉が、赤みがかっていることが由来のようですね。
追記2
ちなみに本文でラテン語の「Lac/牛乳」について書きましたが。
日本でも名前を聞く成分・物質で「ラクトフェリン(Lactoferrin)」というものもあります。
意味やスペル的に、関係していそうですね。
◆用語集
・ラクトフェリン:
似てる用語:「マタタビラクトン」*2、「ネペタラクトール」
*1:「野菜(やさい)」については 6/17 英+理+家:野菜(やさい)に関する英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「マタタビラクトン」、「ネペタラクトール」については 11/5 理+国:「またたび」と「またたび」は違いますか? ~植物の「マタタビ」と「股旅(またたび)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。